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2022年7月2日 vs サンフレッチェ広島

18:30 Eスタ

インタビュー他

伊藤 彰

監督

──ハーフタイムコメント

・奪ったあと、パワーを持って前に出る準備をしよう

・攻めているときのカウンターに注意すること

・フィニッシュはもっと大胆にいこう

──試合の総括

まずは本当に、ファン・サポーターの皆様方に広島まで来ていただいて勝てなかったこと、勝点を取れなかったことを凄く残念に思っていますし、申し訳なく思っています。

前半の入りからしっかりとボールを握りながら、中盤での数的優位をしっかり作りながら、そこでワイドで相手が出てきたところで勝負するということは、ある程度やりながらできていたとは思うのですが、セットプレー1本で相手にイニシアチブを持って行かれたこと、我々としてはしっかりそこは反省をしなければいけないと思っています。

後半に入っても、セットプレーで自分たちのニアからやられてしまったこと、この2本のセットプレーでやられたことは、絶対に改善できるところだと思いますので、しっかりと次のゲームに向けてもう一度やっていきたいなと思います。最後のところは、我々としては攻撃に出なければいけないところの裏を取られてしまいました。広島さんは最後のところでしっかり決め切る決定力があって、今の我々としては力の差を感じた部分かなと思っています。

ただ、選手たちは僕が用意したプランをしっかり遂行してくれました。結果が伴わなかったことは僕自身がしっかり反省をしながら、もう1回選手たちとしっかり話しながら次のゲームに向けて、コンディションも整えながら準備していきたいと思っています。

──前線のメンバーを大森選手、鈴木選手、上原選手で構成した意図を教えてください

まず相手は3−4−3の中盤、ダブルボランチとシャドーのところで前線からプレッシャーがかかってくることと、後ろの3バックがマンツーマン気味にプレッシャーをかけてくると。それをまず無くすということが、前半からの我々のプランでした。(大森)晃太郎、ヤット(遠藤)を中心に、凄くボールは動かせていました。最後の最後で広島さんの強固な3バックを崩せませんでしたが、その手前までは行けたかなと思っています。これが一つのプランでしたので、晃太郎の立ち位置を変えました。

──この布陣を選んだ1番の決め手は?

中盤で数的優位を作るということ、あとはセンターバックの真ん中の選手が晃太郎にどこまでプレッシャーをかけてくるのか、これを見ながらサッカーをしようというところがありました。来ないのであれば中盤でボールを握れますし、押し込む時間ができると思うので、そういう意味では前半、それから後半の途中まで、晃太郎がいるまではプラン通り進んでいたのかなと思っています。残念ですが、前半のセットプレーをしっかり抑えることができていれば、また違った展開が出てきたのかなと。そこをしっかり抑えられなかった我々の力の無さかなと思っています。

上原 力也

上原 力也

選手

──試合を振り返って

セットプレー2本でやられてしまったのですが、僕個人の感想としては0-3の試合ではなかったと思います。点を取れるチャンスもありましたし、一つひとつのプレーに集中するところなどをチームとして改善していきたいと思います。

──2点目を取られるまでは主導権を握って戦えていました

自分たちが用意してきたことが上手くいっていた部分もありましたが、サッカーは一つのセットプレーで流れが変わってしまいます。先に失点しないことはもちろん、そこから挽回する力、ゴール前でのパワーや迫力を出していきたいと思います。

──水曜日の福岡戦に向けて意気込みを

勝点3をもぎ取れるように、良い準備をしていきたいと思います。

鈴木 雄斗

鈴木 雄斗

選手

──今日はいつもより前のポジションでスタートしました

前半自分は左の前にいましたが、そこで相手のセンターバックの状況を見て、背後のところを取りに行くというのが狙いの一つでした。ただ、なかなか前半はその形が取れませんでした。後半の頭からは3バックの右に入ったので、そこからどんどん追い越して点を取りに行こうと。最後は4バックの右サイドバックでプレーしました。

──ピッチの中での手応えは?

もちろん準備してきたことを出せたところもありました。ただ、結果的に負けてしまったので、なかなかうまくいかなかったかなとなりがちですが、良かったところもあるので、そういうところを見つめ直してさらに積み上げていけるかが大事だと思っています。

──自身のコンディションはいかがですか?

夏場の戦いはコンディションが良くてもきついのは間違いありません。ただそれは全員が同じです。きつい状況でどれだけ相手を上回ることができるかが、夏場試合に勝つためには大切です。個人としても、チームとしても、もっともっとそこの強度を上げていかなくてはいけないと思っています。

──スタートは0トップのような形でしたか?

まさに0トップのような感じでした。(大森)晃太郎君が1番前に入っていて、降りてくるシーンが多かったので、そこで相手のセンターバックがどう来るか、中盤がどういう対応をしてくるかを見ていこうと。前半、失点を先にしてしまったことは良くなかったのですが、ボールは動かすことができていたと思います。ただ、最後のところが足りないと。どこで背後を取りに行くのかもそうですし、監督からは綺麗にやり過ぎたという話もありました。もっと強引に行くべきだったという反省もあるのですが、相手の守備も凄く質が高くてなかなか難しかったというところもあります。

──次の福岡戦に向けて

必ず勝ちます。本当にそれだけです。福岡は守備が本当に堅いという印象です。よく試合も見ていますが、真ん中が凄く堅くて全員がハードワークをする、それが徹底されているチームという印象です。対戦を楽しみにしています。

リカルド グラッサ

リカルド グラッサ

選手

──試合を振り返って

ハーフタイムに前半の悪いところを修正して良い形で後半に入れたのですが、大森選手が交代してから立て続けに失点してしまいました。最後まで諦めること無く攻めに出ようとしたのですが、残念ながら良い結果を得ることはできませんでした。

──失点してからも集中を切らすこと無く、身体を張った守備を見せていました

リーグ戦なので、この1試合の結果が全てではなく一つの得点が大きな意味を持ってきます。これ以上失点しないことはもちろん、点を取りに行くことが大切だと思っていたのですが、残念ながら前節の川崎戦のように点を取ることができませんでした。時間は短いですが、切り替えて次の試合に向かっていきたいと思います。

──セットプレーでの失点を防ぐために必要なことは?

自分たちからボールにアタックしなければいけないと感じました。2点とも相手に先に動き出されて、ボールにアタックされて点を取られてしまいました。自分たちがボールに触れなくても、身体を寄せてフリーにさせないという気持ちも大切だと思います。

──水曜日にはすぐに福岡戦が控えています

非常に重要な試合ですし、勝点6が懸かる試合だと思って臨む必要があります。時間がほとんど無いこともあり、フィジカルよりもメンタルが重要になってくると思いますので、まずはしっかり頭を休めて、勝点3を取れるようにしていきたいと思います。

サンフレッチェ広島 ミヒャエル スキッベ監督

──ハーフタイムコメント

・守備時にはコミュニケーションをしっかりとること

・奪ったあとのボールを大事にすること

・早く、正確にボールを動かしていこう

──試合の総括

チームのパフォーマンスに凄く満足しています。3日前のガンバ大阪戦では良いプレーができませんでしたが、今日は自分たちがやれるということを証明できたと思います。ガンバ大阪戦では自分たちがやりたいことを自分たちで見失っていることもあり、点を決めることができませんでした。そこを今日のホームゲームでしっかり修正できたことが勝利に繋がったと思います。