14:00 ヤマハ
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監督
・球際負けないようにしよう
・奪ったボールをしっかり繋ごう
・後半の入り10分間が大事、もう1点取りに行こう
まずは磐田市の小学校の5、6年生の方に来ていただいて、そしてファン・サポーターの皆様がこれだけの良い雰囲気を作ってくださって、勝点3を取って喜び合えたこと、本当に嬉しく思います。
試合内容としては、前半から前に行くというプランを立てながら、それを選手たちはしっかりやってくれたなと思っています。一つカウンターというところが相手の脅威ですが、我々もそれを出していこうというところで、前へ前へというものを前半は出せたかなと思っています。ただ、その中でもゲームをコントロールするというのはもう少しプラスアルファしていかなくてはいけないところかなと思っていますが、今日のゲームに関してはセカンドハーフ(後半)に追い付かれたあと、またオーガナイズを変えながら前への意識と言いますか、負けられない気持ちを選手全員が出してくれたかなと思います。これがJ1で戦っていく上でのベースと言いますか、自分たちのメンタルをしっかり出さないといけないというところが垣間見えたゲームだったのかなと思います。
最後にカヌ(鹿沼 直生)が点を取ってくれましたが、その前までに全員でボールを繋ぎながらというところと、共通認識を持ちながら最後まで攻め切れたことが良かったと思います。ボールを奪ったあとにチームとして守備のところでボールをキープしたり、しっかり弾いたところなど、最後の最後まで戦ってくれた結果が勝点3に繋がったと思います。これを機に、次はルヴァンカップがありますし、その次のリーグ戦に向けてもしっかり調整して、連勝がまだできていないので、そこをしっかり目指しながらやっていきたいと思います。
まずは相手が4−3−3というアンカーのいる布陣で、そのアンカーの脇のところで我々がプロテクトできる選手をと思っていました。色々な選手を考えましたが、(杉本)健勇を入れることでラッソ(ファビアン ゴンザレス)が前線で起点を作るのと、アンカー脇で起点を作るというこの2つの起点というところで、今回プランを立てました。守備で前から行けていたので、ラッソがしっかり形成しながら全体的に良い状態だったと思いますし、そこは良かったかなと感じています。
良かったと思います。プラン的には、2トップに変えたり、という変化もできる選手たちだったので、そういう意味では我々のプランを遂行するためにも、健勇が及第点と言いますか、しっかりプレーをしてくれたことが勝利の確率を上げてくれたなと思います。
まずこの二人はオーガナイズを守りながらプレーできる選手ということ、プラスアルファ守備のセカンドボールの回収をするところでは、鹿沼は本当にルヴァンカップから凄く良かったと思うので、このタイミングで彼をボランチに入れました。
セカンドボールの戦いのところでしっかりやってくれましたし、そこがもう一人のボランチのヤット(遠藤 保仁)の負担でしたり、後ろの負担を少し軽減できたかなと。そこが狙いの一つにあったので、今日は90分間通して素晴らしい活躍をしてくれたなと思います。
前線の選手はそこを意識してやってくれました。もう一つは、ディフェンスラインの(伊藤)槙人を中心に、(リカルド)グラッサ、ノリ(山本 義道)、ウイングバックの(鈴木)雄斗と(松本)昌也がラインをしっかり上げてくれたこと、相手の前線の3人を背中に置きながら、自分たちの中では怖さやリスキーなところもあったとは思うのですが、それをやることによって前線がプレッシャーをかけやすくなったところがありました。前回からの課題としてラインを上げること、あとは2列目やボランチがあと3メートル、5メートル前に行ってプレッシャーをかけられるようにというトレーニングを今回してきたので、そこは良かったかなと思います。
選手
まずはチームが勝てたことが一番ですし、たくさんの小学生が見に来た中でゴールを決められたので嬉しかったです。
僕も高校生のときにヤマハスタジアムで見たジュビロの勝利というのは覚えていますし、思い出に残る出来事だったので、そういった姿を小学生に見せられたことは良かったと思います。
チームの共通意識として、守備でも攻撃でも勢いを持ってやっていくことをみんなで話していましたし、前半のうちに先制できたのは今後に繋がると思います。
後ろに重くならないように意識的にスイッチを入れたり、多少(後ろに)ついてきてくれといったようなアプローチはやっていたので、前半は何度かそれが良いスイッチになったときもありますし、後半ちょっと後ろに重くなったことはまたチームとして修正してきたいと思います。
90分の中で常に良い守備を続けられるわけではないですし、後ろに重くなってしまうというよりは、自分達がしっかりブロックを作って回させているという意識をみんな持てていたと思うので、そこは今までの試合での課題だったので、少しは改善できたのではないかと思います。
FC東京さんは前に人数をかけてきたり、サイドバックも高い位置を取ったりすることも分かっていたので、少し攻め残りとまではいかないですけど、守から攻への切り替えの部分は自分の中で意識的にやっていました。
まだしっかりと映像を見たわけではないですが、前の2試合と比べたらコンパクトになったというか、最終ラインもラインを上げようとしていましたし、前線の選手もプレスバックだったり、前にスイッチを入れたりというのができていました。後ろと前の距離が非常にコンパクトだったのではないかなと思います。
今までの課題でしたし、改善しようとみんなで試みてやってきたので、その結果が非常に良く出たと思います。
立ち上がりからみんなで集中して点を取りに行くという姿勢を見せながら、前半しっかりゴールを取ることができたのですが、後半少し押し込まれる時間帯もあった中で、ゴールを許してしまいました。ただ、そこからもう一回ギアを上げて点を取りに行けたことは、チームとしてまた一つ成長できたところなのかなと思っています。
まずはラインコントロールのところで、ボールを下げたらラインアップして、オフサイドを取りにいくじゃないですが、相手にプレーさせないようにということを後ろの選手はみんな気にしながらやっていて、そこは上手くラインコントロールできていたのではないかと思います。
みんなの勝ちたいという気持ちと言いますか、みんなで取りに行った結果ゴールが生まれたので、そういう気持ちを持ってこれからもプレーし続けたいですし、先に取って追い付かれる試合はこれからもあると思うのですが、その中でも今日のような意識を持ってプレーすることが大事だと思っています。
そうですね。今日は一斉観戦の日で子どもたちの応援に凄く後押ししてもらったので、何とか勝って、勝利を届けることができて本当に良かったです。
本当に勝てて良かったなと、そんな気持ちです。個人的には、今日は長いスプリントが多かったので、凄く出し切った感じがしています。
少しボールが長いなと思ったので、良いボールを入れるために集中しようと思っていました。ただ、(上原)力也も空いていた中で、できるだけそこを見ないようにしてボールをあげたという感じです。
サイドの深いところを取りに行くというのは、前半が終わってチームでやっていこうと話していたことだったので、形としては良かったのですが、自分のクロスの質はもう少し改善しないといけないなと思っています。
そうですね。ゴール前はガチャガチャとなりましたが、ああいうところでマイボールにすれば、最後にゴールに繋がると思うので、良かったです。
バックスタンドからずっと応援してくれて可愛いなと思いましたし、凄く力になりました。
同点に追い付かれたあとにどうにかチャンスが来ないかと思っていた中で、前回のFC東京戦と同じように3列目からどんどんペナルティエリアに入る回数を増やしていって、最後は落ち着いて打てたかなと思います。
あのコースに打とうかなというのは一瞬の判断でしたが、今回は狙い通りです(笑)。
緊張していないつもりだったのですが、もしかしたら緊張していたのかもしれなくて、結構息が上がっていました。走るという部分ではピッチの誰よりも走ろうと思っていましたし、そういう部分で一つ貢献できたのかなと思います。
J1だからというわけではなく一年ぶりくらいのリーグ戦のスタメンだったので、自分の中で緊張しているつもりはなかったのですけど、入ってみたら結構息が上がったみたいな感じでした。
前半の立ち上がりはそんなに良くはなかったのですが、前半の全体でみたら結構良い方だったのかなと思います。ただ、後半のゲームの進め方はまだまだ改善しなければいけないと思います。
1-0で勝っている展開で、チーム全体がこのまま通そうかなという雰囲気が出ていたと思うので、追い付かれたあとに今日はホームで小学生一斉観戦があったりと、勝たなければいけない試合だったので、その中でもう一度チーム全体でパワーを出せたのは良かったと思います。
今までチャンスをもらえていなかったので、チャンスが来た中で一つ結果を出してやろうという気持ちは持っていました。また自分が結果を出すことによって、いまルヴァンに出ている選手たちがリーグで戦えることを示せると思っていたので、それを示せたことは良かったと思います。
ボールの扱いという部分では他の中盤の選手よりはまだまだ劣っていると思いますが、走るという部分や戦うという部分、チーム全体を前に押し出すパワーを出せると自分自身は思っていましたし、それを今日上手く出せたのかなと思います。
連敗している中で一つ勝ちをもぎ取れたのは良かったと思いますし、次のルヴァンも含め、リーグ戦の連勝をチームとして狙っていきたいと思います。
初めて試合でやった中で、多少の問題点も振り返ればあると思いますが、一週間しっかり準備してきた中では良くできたとは思います。3人の関係だけではなくて後ろの関係もあって、その中でもう少し攻撃のところで自分たちが支配しながらできたらと思いますが、全体的には良かったかなと感じています。
今シーズンはホームで引き分けが多かったので、子どもたちが一緒に戦ってくれた試合で勝つことができて嬉しく思いますし、何よりサポーターも含めて皆さんに勝利を届けられたので良かったです。
ボランチの選手があの時間帯にあそこにいることは素晴らしいことだと思いますし、落ち着いて、相手のGKの位置とかも見えていたと思うので、素晴らしいカヌのゴールだったなと思います。
・ボールを奪われた後の切り替えを早くしよう
・もっとゴールを目指す意識をもってプレーしよう
まずはジュビロさんの勝利を讃えたいと思います。プロの世界ではゴールが何よりも重要です。我々が試合を支配していた時間帯が長かったと思いますが、攻撃している際のリスク管理が上手くできておらずミスを犯してしまいました。
前半は、そこから相手の危険なカウンターアタックが2回生まれてしまいました。そしてそこから彼らの先制点が生まれました。その後、我々はより相手を押し込み、時間の経過とともに自信を深め、複数のチャンスを作れていたと思います。ただ決定力のところで足りない部分もありました。いまチームは成長段階にいるわけですけども、失ってはいけないボールを失っていたこともあります。そして引き分けで時間が進んでいる中、我々の守備のミスからジュビロさんの2得点目が生まれ、勝点1を取れそうな展開でしたが、その勝点1を取りこぼしてしまいました。
今日の試合においては、相手チームよりも我々の方がより多くの決定機を作れていたと思います。ただサッカーというスポーツは決定的なチャンスの数を競うものではありません、ゴールの数を競うスポーツです。各チーム、自分達のプレースタイルを貫いて戦っています。我々には我々のプレースタイルが、ジュビロさんにはジュビロさんのプレースタイルがあります。カウンターアタックを中心とした攻撃を彼らは活かして、今日の試合の勝利を目指していました。ただ我々のプレースタイルというのは、長い期間において多くの成功をもたらすプレースタイルだと私は信じて疑いません。ここ3試合リーグ戦において勝てていませんが、プレースタイルよりも勝利を目指し、よりダイレクトなプレーで勝点を取りに行こうとしてしまうと、我々の成長は望めません。我々はこのプレースタイルを信じているので、成長のためにもこのプレースタイルを貫いています。私はこのプレースタイルを信じて疑っていません。
もちろん今日の敗戦も辛いです。私を含め、選手たちも怒りを感じています。我々のサポーターは素晴らしいサポーターです。たとえ試合に負けたとしても、我々を支え続けてくれている、素晴らしいサポーターの皆さんです。なかなか勝てていない中、結果を最重要視するような形でチームを批判するサポーターもいることでしょう。それでも我々のサポーターはチームの成長を温かく見守ってくださり、たとえ負けたとしても支えてくださる素晴らしいサポーターです。この場を借りて感謝の気持ちを伝えたいと思います。ここ最近勝てていないことにより、サポーターの皆さんも苦しんでいると思います。そういう意味ではサポーターの皆さんに勝利を届けることができないことを辛く感じています。
ただ我々はまだ順位表の上位に食い込んでいます。それは忘れてはいけないと思います。FC東京は常に上位に食い込むことを目指さなければいけないクラブだと思います。それをなるべく近い将来成し遂げることができることを期待しています。
膝の痛みを抱えながら良いパフォーマンスをしてくれていた岡崎に、感謝の気持ちをこの場を借りて伝えたいと思います。なるべく早く、怪我中のセンターバックたちが回復してくれることを願っています。秘訣というのは存在しません。負けたあとでもしっかりと反省し、気持ちを切り替え次の試合に向けてしっかりと準備をしていきたいと思います。それしか方法は無いと思います。
伊藤 彰
監督
──ハーフタイムコメント
・球際負けないようにしよう
・奪ったボールをしっかり繋ごう
・後半の入り10分間が大事、もう1点取りに行こう
──試合の総括
まずは磐田市の小学校の5、6年生の方に来ていただいて、そしてファン・サポーターの皆様がこれだけの良い雰囲気を作ってくださって、勝点3を取って喜び合えたこと、本当に嬉しく思います。
試合内容としては、前半から前に行くというプランを立てながら、それを選手たちはしっかりやってくれたなと思っています。一つカウンターというところが相手の脅威ですが、我々もそれを出していこうというところで、前へ前へというものを前半は出せたかなと思っています。ただ、その中でもゲームをコントロールするというのはもう少しプラスアルファしていかなくてはいけないところかなと思っていますが、今日のゲームに関してはセカンドハーフ(後半)に追い付かれたあと、またオーガナイズを変えながら前への意識と言いますか、負けられない気持ちを選手全員が出してくれたかなと思います。これがJ1で戦っていく上でのベースと言いますか、自分たちのメンタルをしっかり出さないといけないというところが垣間見えたゲームだったのかなと思います。
最後にカヌ(鹿沼 直生)が点を取ってくれましたが、その前までに全員でボールを繋ぎながらというところと、共通認識を持ちながら最後まで攻め切れたことが良かったと思います。ボールを奪ったあとにチームとして守備のところでボールをキープしたり、しっかり弾いたところなど、最後の最後まで戦ってくれた結果が勝点3に繋がったと思います。これを機に、次はルヴァンカップがありますし、その次のリーグ戦に向けてもしっかり調整して、連勝がまだできていないので、そこをしっかり目指しながらやっていきたいと思います。
──杉本選手を2列目で起用した狙いを教えてください
まずは相手が4−3−3というアンカーのいる布陣で、そのアンカーの脇のところで我々がプロテクトできる選手をと思っていました。色々な選手を考えましたが、(杉本)健勇を入れることでラッソ(ファビアン ゴンザレス)が前線で起点を作るのと、アンカー脇で起点を作るというこの2つの起点というところで、今回プランを立てました。守備で前から行けていたので、ラッソがしっかり形成しながら全体的に良い状態だったと思いますし、そこは良かったかなと感じています。
──杉本選手の評価
良かったと思います。プラン的には、2トップに変えたり、という変化もできる選手たちだったので、そういう意味では我々のプランを遂行するためにも、健勇が及第点と言いますか、しっかりプレーをしてくれたことが勝利の確率を上げてくれたなと思います。
──ボランチの鹿沼選手を先発起用し、上原選手を1列上げた采配の意図について
まずこの二人はオーガナイズを守りながらプレーできる選手ということ、プラスアルファ守備のセカンドボールの回収をするところでは、鹿沼は本当にルヴァンカップから凄く良かったと思うので、このタイミングで彼をボランチに入れました。
セカンドボールの戦いのところでしっかりやってくれましたし、そこがもう一人のボランチのヤット(遠藤 保仁)の負担でしたり、後ろの負担を少し軽減できたかなと。そこが狙いの一つにあったので、今日は90分間通して素晴らしい活躍をしてくれたなと思います。
──相手のボールの出どころに対してプレッシャーがかからないという課題に対して、今日は90分間持続できていたように感じました。監督の評価を教えてください
前線の選手はそこを意識してやってくれました。もう一つは、ディフェンスラインの(伊藤)槙人を中心に、(リカルド)グラッサ、ノリ(山本 義道)、ウイングバックの(鈴木)雄斗と(松本)昌也がラインをしっかり上げてくれたこと、相手の前線の3人を背中に置きながら、自分たちの中では怖さやリスキーなところもあったとは思うのですが、それをやることによって前線がプレッシャーをかけやすくなったところがありました。前回からの課題としてラインを上げること、あとは2列目やボランチがあと3メートル、5メートル前に行ってプレッシャーをかけられるようにというトレーニングを今回してきたので、そこは良かったかなと思います。
上原 力也
選手
──素晴らしいゴールでしたが、上原選手にとってどんな意味を持つゴールでしたか?
まずはチームが勝てたことが一番ですし、たくさんの小学生が見に来た中でゴールを決められたので嬉しかったです。
──ゴールのあと、スタンドの小学生に向かってガッツポーズをされていました
僕も高校生のときにヤマハスタジアムで見たジュビロの勝利というのは覚えていますし、思い出に残る出来事だったので、そういった姿を小学生に見せられたことは良かったと思います。
──チームとしてアグレッシブに行くという言葉通り、選手たちが表現していたと思います
チームの共通意識として、守備でも攻撃でも勢いを持ってやっていくことをみんなで話していましたし、前半のうちに先制できたのは今後に繋がると思います。
──守備の部分で試合の中で意識したことは?
後ろに重くならないように意識的にスイッチを入れたり、多少(後ろに)ついてきてくれといったようなアプローチはやっていたので、前半は何度かそれが良いスイッチになったときもありますし、後半ちょっと後ろに重くなったことはまたチームとして修正してきたいと思います。
──後ろに重くなった時間帯はどう改善していきたいですか?
90分の中で常に良い守備を続けられるわけではないですし、後ろに重くなってしまうというよりは、自分達がしっかりブロックを作って回させているという意識をみんな持てていたと思うので、そこは今までの試合での課題だったので、少しは改善できたのではないかと思います。
──上原選手がカウンターの起点になっていたシーンも多かったと思いますが、カウンターで意識していたことは?
FC東京さんは前に人数をかけてきたり、サイドバックも高い位置を取ったりすることも分かっていたので、少し攻め残りとまではいかないですけど、守から攻への切り替えの部分は自分の中で意識的にやっていました。
──連敗した2試合と比べて改善できたポイントは?
まだしっかりと映像を見たわけではないですが、前の2試合と比べたらコンパクトになったというか、最終ラインもラインを上げようとしていましたし、前線の選手もプレスバックだったり、前にスイッチを入れたりというのができていました。後ろと前の距離が非常にコンパクトだったのではないかなと思います。
──それは練習してきた成果でしょうか?
今までの課題でしたし、改善しようとみんなで試みてやってきたので、その結果が非常に良く出たと思います。
松本 昌也
選手
──試合を振り返って
立ち上がりからみんなで集中して点を取りに行くという姿勢を見せながら、前半しっかりゴールを取ることができたのですが、後半少し押し込まれる時間帯もあった中で、ゴールを許してしまいました。ただ、そこからもう一回ギアを上げて点を取りに行けたことは、チームとしてまた一つ成長できたところなのかなと思っています。
──後半に守備面で意識したことは?
まずはラインコントロールのところで、ボールを下げたらラインアップして、オフサイドを取りにいくじゃないですが、相手にプレーさせないようにということを後ろの選手はみんな気にしながらやっていて、そこは上手くラインコントロールできていたのではないかと思います。
──追い付かれてもまた突き放すという展開でした
みんなの勝ちたいという気持ちと言いますか、みんなで取りに行った結果ゴールが生まれたので、そういう気持ちを持ってこれからもプレーし続けたいですし、先に取って追い付かれる試合はこれからもあると思うのですが、その中でも今日のような意識を持ってプレーすることが大事だと思っています。
──試合後は子どもたちに選手を代表して挨拶されていましたね
そうですね。今日は一斉観戦の日で子どもたちの応援に凄く後押ししてもらったので、何とか勝って、勝利を届けることができて本当に良かったです。
鈴木 雄斗
選手
──ホームで勝利を手にしました
本当に勝てて良かったなと、そんな気持ちです。個人的には、今日は長いスプリントが多かったので、凄く出し切った感じがしています。
──1点目の場面を振り返って
少しボールが長いなと思ったので、良いボールを入れるために集中しようと思っていました。ただ、(上原)力也も空いていた中で、できるだけそこを見ないようにしてボールをあげたという感じです。
──勝ち越しゴールに繋がったクロスについて
サイドの深いところを取りに行くというのは、前半が終わってチームでやっていこうと話していたことだったので、形としては良かったのですが、自分のクロスの質はもう少し改善しないといけないなと思っています。
──全員で決めたゴールでしたね
そうですね。ゴール前はガチャガチャとなりましたが、ああいうところでマイボールにすれば、最後にゴールに繋がると思うので、良かったです。
──小学生の応援を受けて
バックスタンドからずっと応援してくれて可愛いなと思いましたし、凄く力になりました。
鹿沼 直生
選手
──ルヴァンカップに続き素晴らしいゴールでした
同点に追い付かれたあとにどうにかチャンスが来ないかと思っていた中で、前回のFC東京戦と同じように3列目からどんどんペナルティエリアに入る回数を増やしていって、最後は落ち着いて打てたかなと思います。
──迷いなくシュートを打ったように見えました
あのコースに打とうかなというのは一瞬の判断でしたが、今回は狙い通りです(笑)。
──前半から走行距離も長く、ハードワークでチームに貢献していました
緊張していないつもりだったのですが、もしかしたら緊張していたのかもしれなくて、結構息が上がっていました。走るという部分ではピッチの誰よりも走ろうと思っていましたし、そういう部分で一つ貢献できたのかなと思います。
──その緊張はJ1リーグ初スタメンによるものでしょうか?
J1だからというわけではなく一年ぶりくらいのリーグ戦のスタメンだったので、自分の中で緊張しているつもりはなかったのですけど、入ってみたら結構息が上がったみたいな感じでした。
──試合前からアグレッシブにいくという監督の指示がありましたが、まさにそれを体現されていたと思います
前半の立ち上がりはそんなに良くはなかったのですが、前半の全体でみたら結構良い方だったのかなと思います。ただ、後半のゲームの進め方はまだまだ改善しなければいけないと思います。
──疲労もある中で、前に出ていく姿勢を90分間出し続けられた要因は?
1-0で勝っている展開で、チーム全体がこのまま通そうかなという雰囲気が出ていたと思うので、追い付かれたあとに今日はホームで小学生一斉観戦があったりと、勝たなければいけない試合だったので、その中でもう一度チーム全体でパワーを出せたのは良かったと思います。
──今日の試合で一番意識していたことは?
今までチャンスをもらえていなかったので、チャンスが来た中で一つ結果を出してやろうという気持ちは持っていました。また自分が結果を出すことによって、いまルヴァンに出ている選手たちがリーグで戦えることを示せると思っていたので、それを示せたことは良かったと思います。
──最近のリーグ戦ではメンバーから外れていましたが、どんなことをアピールしながら練習されていましたか?
ボールの扱いという部分では他の中盤の選手よりはまだまだ劣っていると思いますが、走るという部分や戦うという部分、チーム全体を前に押し出すパワーを出せると自分自身は思っていましたし、それを今日上手く出せたのかなと思います。
──この勝利は非常に大きな勝利ではないでしょうか?
連敗している中で一つ勝ちをもぎ取れたのは良かったと思いますし、次のルヴァンも含め、リーグ戦の連勝をチームとして狙っていきたいと思います。
遠藤 保仁
選手
──今日は中盤の構成が少し変わりましたが、関係性はいかがでしたか?
初めて試合でやった中で、多少の問題点も振り返ればあると思いますが、一週間しっかり準備してきた中では良くできたとは思います。3人の関係だけではなくて後ろの関係もあって、その中でもう少し攻撃のところで自分たちが支配しながらできたらと思いますが、全体的には良かったかなと感じています。
──今日は小学生の力強い応援もありました
今シーズンはホームで引き分けが多かったので、子どもたちが一緒に戦ってくれた試合で勝つことができて嬉しく思いますし、何よりサポーターも含めて皆さんに勝利を届けられたので良かったです。
──鹿沼選手のゴールについて
ボランチの選手があの時間帯にあそこにいることは素晴らしいことだと思いますし、落ち着いて、相手のGKの位置とかも見えていたと思うので、素晴らしいカヌのゴールだったなと思います。
FC東京 アルベル監督
──ハーフタイムコメント
・ボールを奪われた後の切り替えを早くしよう
・もっとゴールを目指す意識をもってプレーしよう
──試合の総括
まずはジュビロさんの勝利を讃えたいと思います。プロの世界ではゴールが何よりも重要です。我々が試合を支配していた時間帯が長かったと思いますが、攻撃している際のリスク管理が上手くできておらずミスを犯してしまいました。
前半は、そこから相手の危険なカウンターアタックが2回生まれてしまいました。そしてそこから彼らの先制点が生まれました。その後、我々はより相手を押し込み、時間の経過とともに自信を深め、複数のチャンスを作れていたと思います。ただ決定力のところで足りない部分もありました。いまチームは成長段階にいるわけですけども、失ってはいけないボールを失っていたこともあります。そして引き分けで時間が進んでいる中、我々の守備のミスからジュビロさんの2得点目が生まれ、勝点1を取れそうな展開でしたが、その勝点1を取りこぼしてしまいました。
今日の試合においては、相手チームよりも我々の方がより多くの決定機を作れていたと思います。ただサッカーというスポーツは決定的なチャンスの数を競うものではありません、ゴールの数を競うスポーツです。各チーム、自分達のプレースタイルを貫いて戦っています。我々には我々のプレースタイルが、ジュビロさんにはジュビロさんのプレースタイルがあります。カウンターアタックを中心とした攻撃を彼らは活かして、今日の試合の勝利を目指していました。ただ我々のプレースタイルというのは、長い期間において多くの成功をもたらすプレースタイルだと私は信じて疑いません。ここ3試合リーグ戦において勝てていませんが、プレースタイルよりも勝利を目指し、よりダイレクトなプレーで勝点を取りに行こうとしてしまうと、我々の成長は望めません。我々はこのプレースタイルを信じているので、成長のためにもこのプレースタイルを貫いています。私はこのプレースタイルを信じて疑っていません。
もちろん今日の敗戦も辛いです。私を含め、選手たちも怒りを感じています。我々のサポーターは素晴らしいサポーターです。たとえ試合に負けたとしても、我々を支え続けてくれている、素晴らしいサポーターの皆さんです。なかなか勝てていない中、結果を最重要視するような形でチームを批判するサポーターもいることでしょう。それでも我々のサポーターはチームの成長を温かく見守ってくださり、たとえ負けたとしても支えてくださる素晴らしいサポーターです。この場を借りて感謝の気持ちを伝えたいと思います。ここ最近勝てていないことにより、サポーターの皆さんも苦しんでいると思います。そういう意味ではサポーターの皆さんに勝利を届けることができないことを辛く感じています。
ただ我々はまだ順位表の上位に食い込んでいます。それは忘れてはいけないと思います。FC東京は常に上位に食い込むことを目指さなければいけないクラブだと思います。それをなるべく近い将来成し遂げることができることを期待しています。
膝の痛みを抱えながら良いパフォーマンスをしてくれていた岡崎に、感謝の気持ちをこの場を借りて伝えたいと思います。なるべく早く、怪我中のセンターバックたちが回復してくれることを願っています。秘訣というのは存在しません。負けたあとでもしっかりと反省し、気持ちを切り替え次の試合に向けてしっかりと準備をしていきたいと思います。それしか方法は無いと思います。