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2021年9月25日 vs FC琉球

19:00 ヤマハ

インタビュー他

鈴木 政一

監督

──ハーフタイムコメント

・前半同様、守備は集中してやろう

・攻撃はボールを動かして、組み立てること

・フィニッシュの精度を意識すること

──試合の総括

今週やってきた守備のテーマ、攻撃のテーマ、これに関して本当に今日はスタートから選手たちが意識高くプレーしてくれたことが、この結果に繋がったのではないかなと思います。

──守備面で一番良かった部分は?

出どころに対してのチェックですね。やはり琉球さんはテクニシャンが多いので、あそこで前を向かれると厳しい状況になってしまいます。そこにしっかりアプローチをかけられたことが良かったと思っています。

──その中でも、山本義道選手のプレーは素晴らしかったのでは?

そうですね。練習でも本人と話をして、積極的にプレスに行こうと。今日は本当に意識を高く持ってやってくれたと感じています。

──後半途中から金子選手を投入した意図は?

(様々な試合状況の中で)大森を使うのか金子を使うのかによって、だいぶ違ってくると思っています。今日に関してはもう1点取るということを考えたときに、先に金子を使いました。2点目を取りに行きたかったと。彼は運動量もあるので、前がかりに行くというよりはルキアンのサポートの面が大きいです。あの時間帯はルキアンへのサポートは誰もいないという状況が少し多かったものですから、金子を先に入れてそれで様子を見てという感じでした。

──鈴木雄斗選手に久しぶりの得点が生まれました

少し練習のところでも悩んでいるというか、そういった部分が見えたこともあったのですが、今日は本当にゲームに集中してプレーしてくれたと思います。彼は攻撃もできる選手なだけに、点を取りたいという強い気持ちを持っているだろうなと。そう感じています。

鈴木 雄斗

鈴木 雄斗

選手

──まずは今日の勝点3の意味を教えてください

最近ホームで勝てていなかったので、ミーティングで監督も「ホームでたくさんお客さんが来てくれているので絶対勝とうや」という話をしてくれました。そして、琉球との開幕戦は記憶に新しいというかみんなしっかり覚えていますし、同じ相手に2度は負けられないという強い気持ちで入ったので、今日の勝利は大きなものだと思います。

──先制点の場面を振り返って

セットプレーのセカンドボールだったのですが、練習からセカンドボールに対してしっかり反応しようということは守備でも攻撃でもチームとして狙いを持っていました。あの場面も味方を信じていましたし、良いボールを落としてくれました。あとは気持ちで押し込んだという感じでした。

──ゴール後はもの凄く喜びを爆発させていましたね

凄い顔をしていたみたいですね(笑)。色々な人にまた色々なことを言われました。特に新加入の伊藤君が凄い言ってきましたね。でもリプレイを見たら伊藤君が凄い抱きつきにきてくれていたので。そういうのは、凄い嬉しいなと思います。

──本当に気持ちが入っていたのですね

もちろん毎試合同じ気持ちで入るのですが、どの試合にもそれぞれ色々な背景がありますし、今回の琉球に関しては開幕戦で悔しい思いをしたこともあったので、とにかくしっかり今日は勝てて良かったなと思います。

──ご自身にとってはホームでの初ゴールでした

そうなんです。ホームでどうしても点を取りたいと思っていたので、本当に皆さんの前でゴールを決めることができて嬉しく思います。

──その気持ちがあの喜びに繋がったのでしょうか?

そうですね。ちょうどホームのサポーターのゴール裏の前で点が取れたのは凄く嬉しかったです。本当に喜びを爆発させました。

──先制点に繋がったFKの前に、プレッシャーをかけてボールを突いたのも鈴木雄選手でした。後半の入りは守備のギアを一段上げたように感じたのですが、どういう意識で後半に入りましたか?

後半も前半もそうですが、特に入りは集中と常に言っていますし、あの場面は大津選手が良い感じで限定してくれたので、そこはうまくコミュニケーションが取れて守備ができたという感じでした。シャドーの選手とコミュニケーションを取ってボールを奪うことをチームとしてやっていたので、前節の1点目もそういう形からの攻撃でしたし、非常に良いシーンだったなと思います。

──監督は練習で少し悩んでいるように見えたと言っていました

どうですかねぇ(笑)。そんな感じでもなかったと思うのですが、そう映っていたのかな。でも、心配してくれてたんですね。有難いです。

──今日は相手にボールを持たせるというか、奪ったら縦に速くということは意識していたのでしょうか?

そうですね。琉球は両サイドバックが高くポジションを取るというのがありました。そこにスペースが空いているというスカウティングもありましたし、前節もそうですが、自分たちが間を通されるシーンが多かったので、今日はそこをうまく閉めて、奪ったらすぐカウンターというのは意識していたところではあります。

──ご自身が攻め上がったとき、周りの選手のサポートも素晴らしいと思うのですが、どう感じていますか?

今日もそうですが、自分が攻め上がって空けてしまったスペースを山田選手がカバーしてくれるシーンが何回もありました。そこはチームのみんなに感謝しないといけないと思っています。守備でも攻撃でもカバーし合うということは、常に監督が言っていることなので、うまくチームとして機能しているのかなと思います。

金子 翔太

金子 翔太

選手

──まずは追加点をアシストした場面を振り返って

(松本)昌也君から良いところでボールを受けることができて、自分で仕掛けに行くか、クロスを狙うかというところだったと思うのですが、まずファーストチョイスは自分で仕掛けに行く選択肢でした。目の前の相手をどうかわすか、相手がどう守っているかを確認して、あまりボールに来なかったので、ノールック気味で良いところに出せたかなと思います。ルキ(ルキアン)も良い動きをしてくれましたし、決めてくれて良かったです。

──途中出場の難しさは感じていますか?

スコアの状況によって、プレーの選択は変わると思うのですが、今日は1-0でリードしていて流れの悪い時間が続いていたので、攻撃で時間を作って欲しい、守備でもチーム全体として疲れているので、2人分くらいはして欲しいと言われました。うまく試合に入れたと思います。

──常にルキアン選手の動きを見ていると以前もおっしゃっていました

常に彼の動きは見ていますし、J2リーグの中で一番点を取っている選手なので、アシストを付けさせてくれるという信頼もありますし、初めて彼にアシストできたことも光栄です。このまま得点王を取って欲しいですし、その手助けができるように頑張ります。

──ルキアン選手から金子選手への惜しいシーンもありました

試合後、「出したかった」と本人も言っていたので、次お返しを待っています。

──琉球に完封勝利できたことについて

ホームで2試合連続ドローという結果が続いていて、必ず勝点3を取りたかったですし、取らなければいけない試合でした。自分としても途中出場が続いていますが、何かチームのために目に見える形として何か残したかったので、1-0でリードしている中で追加点をアシストできたことは、自分の今後に向けて一つきっかけになるかなと思います。

──交代のときに山田選手が言葉をかけていましたが、どんな会話を?

いつもは5−4−1という2シャドーの形なのですが、今回は5−3−2という感じの形でルキアンの近くでサポートする前めの位置に入りました。運動量を多くしてプレーエリアを広くするという、自分の運動量を活かしてくれたというか、ゲームの中で選手たちと話し合ってその形にしていたので、そういった部分の話でした。

──以前、オンザボールのプレーは納得がいっていないという話をされていましたが、今日は素晴らしいアシストだったのでは?

練習の中でも点を取る、取らせるという部分が出てきているので、そういった感覚というのは試合を積むごとに出てきてはいるのですが、まだまだ足りないと思っているので、今後の試合で限られた時間の中でもチームを助けられるプレーをしたいと思っています。

──今日は試合を決定付ける追加点をアシストしました

夏場に移籍して入ってきて、自分の中で色々と結果に固執し過ぎていた、こだわり過ぎていたなと感じています。それはゴールであったり、アシストであったりというのはあるのですが、今まで途中出場で出てきた7試合、少しゴールばかり見過ぎていたかなと思います。もう少しリラックスして楽しく自分らしくというのがもっとできれば良かったのですが、これは必然だと思うのですが途中加入で皆さんに期待していただいてとなると、目に見えるゴールに固執してしまっていたなと。今日はチームが勝つためのプレーのところだったり、そういったメンタリティがアシストに繋がったのかなと思います。

──ベンチで試合状況を見つつ、どんなことを意識してピッチに入りましたか?

今日に関しては1-0でリードしていることもあって、システム上どうしても後ろに人数がかかってしまうフォーメーションなので、あの時間帯は少し相手に持たれてしまう状況でした。押し込まれて失点するリスクが多少ある時間帯だったので、どうにか2点目を、追加点をというところを意識して入りました。

FC琉球 樋口 靖洋監督

──ハーフタイムコメント

・我慢する時間しっかり共有

・ゴールへ向かう回数を増やす

──試合の総括

残念ながら4連敗ということで、結果から言えば我々の状況は非常に厳しいものになったと受け止めなければいけません。ただ、4連敗の試合の内容を1試合1試合見ていくと、負けた試合でいうことではないのですが、非常に選手たちは戦えたと思っています。残り11試合、もう一度我々が浮上するための手応えのようなものが、本当は勝って言いたかったのですが、このままでは終わらないぞ、次に向かって行くぞということを感じることができています。それを次の結果に結び付けなければいけないと強く思っています。