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2021年6月26日 vs V・ファーレン長崎

14:00 トラスタ

インタビュー他

鈴木 政一

監督

──ハーフタイムコメント

・相手を見てボールを動かすこと

・サイドで時間ができたときの突破の回数を増やすこと

・常にシュートの意識を持つこと

──試合の総括

しっかりボールを支配をしながらゲームをコントロールし、局面の打開、突破のプレー、シュートに持っていこうということをミーティングなどで話して試合に臨みましたが、サイドでの起点を作ることはできた中で、ゴール前での関係でシュートまで持っていくというイメージが前半は非常に少なかったかなと思います。後半はそういった話をした中で、何本かあったのですが、相手ディフェンスラインも4バックということで間のスペースがあるので2トップにしました。(小川)航基は練習の中でも積極的に突破のプレーをしてくれているので、それが効果を生んで得点に結びついたということは、非常に良かったなと思っています。

──今日も無失点で勝利を手にし、これで7戦連続完封勝利です

ミーティングなどで言ったことを選手たちが本当に一生懸命やってくれたことが、この結果に出ているかなと思います。ミドルのところでオフのマーキングのボールへ行くこと、前回もあったのですが、シュートブロックで防いだところ、相手のミスやGKのセーブで助けられたこともあるので、これに関してはまた継続しながら改善をしていかなければいけません。またここから夏に向かっていくので、いかにゲームをコントロールして相手のポジショニングを見ながら、局面打開、突破のプレー、ラストパスとフィニッシュ、ゴール前の動き、こういったところの質をもっともっと高めていくことが大事です。今日はシュートを2桁打ったと思いますが、もっともっとシュート数を増やした中で得点が増えていけば良いなと。本当に選手が意識を持ってくれた結果としてこの成績が付いてきています。一つひとつ課題を明確にして共有をして、個人あるいはグループ、チームとしてレベルアップしてきている結果が、この結果じゃないかなと感じています。

──どのような意図で小川航基選手をピッチに送り出しましたか?

2トップにした中で、先ほども言ったように積極的に突破のプレーをしてくれているので、ゴール前の動きというところではいつも通りのプレーをしてくれたのかなと思います。相手のDFのところにスペースがあったので、効果的な動きをしてくれたと思います。今はルキアンが非常に頑張ってくれていますし、守備のところを踏まえると1トップ2シャドウがベースになってくると思うのですが、今日のようにああいう時間帯であのような結果を出してくれるというのは、非常に大きいことだと私は思っています。これからもぜひチームの勝利のために頑張ってくれたらと思います。

──鈴木雄斗選手が得点に絡む仕事をしていると思います

ポジションの部分、あるいは周りとの関係、あるいはジュビロのサッカーというものを理解した中で、自分の特徴をうまく活かしてサッカーができているかなというのは凄く感じています。オールマイティな要素を持っていて、ドリブルでも行けるしオフの動きでも貢献してくれています。今日も1本(山本)康裕との関係で背後への突破というプレーをしましたが、ああいうこともできるので、非常に能力が高い選手、なおかつ人に強い選手ですよね。今後に期待したいと思います。

小川 航基

小川 航基

選手

──みんなが待っていたゴールだったと思いますが、あのシーンを振り返って

心境としては、ようやく決められたなというところで、なかなか出場機会も掴めずゴールを奪えずにいたので、悔しい気持ち、歯痒い気持ちがありました。ゴールシーンについては、相手から離れる動きからスペースを作って動き出したら、(鈴木)雄斗君が素晴らしいボールをくれたので、あとは決めるだけでした。

──改めてサポーターの皆さんとチームメイトに向けて

僕がゴールを決めることを期待してくれているサポーターだったりチームメイトというのは多かったと思いますし、それは僕自身凄く感じていたところなので、こういう上位対決という大事な試合で決めることができたというのは、少しでも良い形になったので、サポーターの皆さんに届けられて良かったなと思います。

──東京五輪代表が発表されました。悔しい想いは強いと思いますが、心境を聞かせてください

正直、もの凄く悔しい思いをしていますし、こういった状況になってしまったというのは間違いなく僕自身の責任だったと思っています。自分に目を向けてこれからもやっていきたいと思いますが、正直このオリンピックに関係する試合というのは見てはいるのですが、凄く悔しい気持ちで見ています。僕がそこに立っていたいとは思っていましたが、僕自身がこういうふうに結果が出せない状況にいたので、仕方のないことです。出場することはできないですが、その先が僕にはあるので、W杯もありますし、そこに向かって新たな目標設定をして頑張りたいなという気持ちです。

鈴木 雄斗

鈴木 雄斗

選手

──J2リーグ通算200試合出場の節目となる試合でヒリヒリとしたゲームに勝ち、ゴールをアシストしましたが、今の心境を

200試合ということで、プロ生活を10年やっていて長かったなという思いもあるのですが、J1でもっと出場を重ねたいなと思っていて。改めて今年絶対に上がりたいなと思いました。また、僕1人の力ではこんなに出場することはできなかったので、家族もそうですが、関わってくれた方みんなに感謝しないといけないなと思いました。今日の長崎戦は、相手も5連勝中でしかも無失点を継続していて、うちも6試合連続無失点で勝っている状況でした。こんなに楽しいというか、ヒリヒリしたカードってなかなか無いなと試合前に思っていましたし、試合に入ったら凄く緊張感の高い試合でした。勝てたことは本当に良かったですし、良い試合ができたなと思います。アシストは、本当に(小川)航基が良い動きをしてくれましたし、練習の中でも航基が一瞬で敵のマークを外して動くというプレーを数多く見せていたので、逃しちゃいけないなという思いで自分自身練習していました。それをゲームで出すことができた良い形のゴールになったなと思います。

──連勝中にジュビロが決めた9得点のうち、6得点に絡んでいます。ジュビロのサッカーにどうアジャストしていこうと思っていましたか?

そうですね。それはもうキャンプのときからなのですが、去年からチームがある程度出来上がっている中で、本当に細かいところを近くの人と話したり、コミュニケーションをかなり取っていました。やはりそのコミュニケーションが自分の中では一番大きいのかなと思います。攻撃でも守備でも「このシーンはこうだった」と近くの選手と反省を繰り返して、それを改善していく中で、やっぱり試合では同じようなシーンが出てくるので、そういうところで「今の活きたな」というのは自信になりましたし、そういうものが積み重なって今に至るのかなと思います。

──次も新潟戦という大一番が待っています

今日の試合に向けたミーティングが始まる前、「自分たちは6連勝しているけど、この6試合勝たなきゃいけない試合しかなかったな」と振り返って考えていました。J1に上がることって本当に大変だなと改めて思いました。無失点で6連勝していても、誰1人として慢心はしていません。毎試合苦しみながら勝っていて、この前も森岡陸と話していたのですが、6試合連続で完封して勝った後でも、(森岡)陸は凹んでたんですよね。自分のプレーに満足できなかったと。5連勝して完封勝利しているDFであんなに凹んでいるとは誰も思わないだろうなと思っていて。そういう姿勢というか、こういうものが勝ちが続いて良いゲームを続けられている要因なのかなと思っています。今日は勝ちましたが、楽観視は全くないですし、次に向けてまた良い準備をして良い試合をして勝ちたいなという思いを強く持っています。

V・ファーレン長崎 松田 浩監督

──ハーフタイムコメント

・我慢強く、賢く戦い続けること

・勝ちたい気持ちを相手より表現しよう!!

──試合の総括

一言でいうと残念な試合になりました。終わってみれば相手の方が力が上だったのかなという印象です。我々はそこから学んで、まだリーグ戦は半分残っていますので、どんどんチーム力を増して後半戦に臨みたいなと思います。