ジュビロは現在リーグ戦6連勝中と勢いは加速し続けている。さらに6戦連続無失点での連勝はクラブ新記録。前節のジェフユナイテッド千葉戦で今季6得点目となるゴールを決めた山田大記は、「負けるのが怖くなってきているので、それは良いことじゃないかなと思います。良い原動力にしていきたい」と話しており、チームはいま、勝利への確かな手応えと自信をベースに戦いながら、そこで出た課題をしっかりと改善して試合に臨むことができている。また、「まだまだ2位ですし、全く楽観できる状況ではない」(山田)と、選手たちが危機感を持ちながらプレーしていること、目の前の一戦一戦に集中して挑んでいることも、連勝が続いている要因の一つだ。

今日は現在5位のV・ファーレン長崎のホームに乗り込み、勝点3獲得を目指す。相手も5連勝中と勢いに乗っているが、好調のチームから勝利を手にすることで、さらに自信を深めていきたい。

スターティングイレブンは、前節と変わらず。GKに三浦龍輝。最終ラインは大井健太郎、伊藤洋輝、森岡陸。中盤は山本康裕と遠藤保仁。ワイドは松本昌也と、今日の試合でJ2リーグ通算200試合出場となる鈴木雄斗。シャドウに大津祐樹と山田大記。1トップはルキアンが務める。

伊藤は次節のアルビレックス新潟戦を最後に、ドイツ・ブンデスリーガ1部のVfBシュトゥットガルトへ期限付き移籍することが発表された。「小さい頃からヨーロッパでプレーすることを目指してきました。このタイミングでチームを離れることを承諾してくれたクラブに感謝し、その責任を自分自身の大きなモチベーションにして、必ず結果を残したい」と決意を語る育成組織出身の22歳が、今日も攻守両面で持ち味を存分に示してジュビロの勝利に貢献してくれるはずだ。

対する長崎には、ジュビロで共にプレーした山崎亮平と新里亮が在籍している。また、カイオ セザールやエジガル ジュニオ、都倉賢といった得点力のある選手が揃っており、強敵であることは間違いない。ジュビロとしては、今日も集中力を切らすことなく戦い抜くことで、最後までゴールを守りたい。

キックオフはこのあと14:00。トランスコスモススタジアム周辺の天候は曇り。目指すはリーグ戦7連勝。勝点を必ず磐田に持ち帰りたい。