試合速報

  • 東京V
  • 0 終了 2

2021年5月23日 vs 東京ヴェルディ

15:00 味スタ

インタビュー他

鈴木 政一

監督

──ハーフタイムコメント

・連動した守備ができているので、後半も続けよう

・ビルドアップでは前を向く意識を持つこと

・シュートを打ち続けていこう

──試合の総括

選手が一つになって、守備も含めて我慢強く粘り強くプレーしてくれたことが今日の結果に繋がったと思います。

──前半の序盤は少し後ろに重たい印象でしたが、飲水タイムを経て修正したように感じます

前線の中央というと、やはり数的不利な状況が多いので、サイドに出たときはボールに行きましょうと。状況を見据えながらチェックに行きましょうという中で選手たちが判断してくれたことが、相手のミスを誘ったりという部分にも出たかなと思います。

──後半は粘り強さが光りました

疲れも少しあった中で、本当は後半も同じようなことができれば良かったのですが、リスクを負わずにマーキングも含めてもう少しサイドのところでボールに行く場面があっても良かったのかなとは思います。ただ、全体を通せば良い形でセットプレーからの得点と、良い守備からカウンターで得点を奪うことができたことは非常に良かったと思っています。

──足が止まりかけたタイミングで山本康選手が激しくプレスをかけに行ったりと、キャプテンらしいプレーを背中で示していたように感じました

そうですね。最初は康裕が疲れているかなと感じていたのですが、おっしゃる通り結構動いてくれていたので、どちらかというと遠藤の方がこういう守備中心のゲームよりも攻撃的なところで彼の良いものを出してもらえるような状況を作りたいなという思いもあり、今日は遠藤に代えて今野を投入しました。

──こういった試合展開で、後半交代のタイミングが難しかったと思います

そうですね。ここで動くことが良いのかというのを後半の途中くらいから感じていました。ある程度もう少し見極めようという中で、あのタイミングでの選手交代になりました。

──久々に出場した小川航基選手のキープ力もあって、山本康選手のゴールに繋がりました

彼もなかなかゲームの出場機会が無いですが、私自身は今、選手たちの姿から一体感をすごく感じています。一人ひとりがチームの勝利に向かって頑張ろうという思いが、ああいったプレーに出ているのかなと思います。

──上位チームとの差も詰まってきました

我々は目の前の敵を倒して勝点3を取っていくしかないので、その結果としてJ1に届けば一番良いと。そういう意味でも今日のゲームはとても大事なゲームでした。選手たちは本当によく頑張ってくれたと思います。

鈴木 雄斗

鈴木 雄斗

選手

──素晴らしい先制ゴールでした。すごく難しいシュートだったと思います

折り返しに対しての準備はしていたので、すごく難しかったのですが、意外と言いますか力が抜けて上手くミートできたと思います。

──練習でもああいう形は練習していたのでしょうか?

同じようなシチュエーションは無かったですが、折り返した後に反応するというのは攻撃でも守備でもチームとして言われていたことだったので、そこに対する準備をみんなができていたのかなと思います。

──ジュビロ加入後初ゴールの感想を

今までもチャンスが無い訳ではなかったので、自分自身最後のクロスやシュートの質をもっと上げていかないといけないと感じていました。ここ数試合、ウイングバックをやるようになってからはより一層練習で意識してやっていたことだったので、そういったことが結果に繋がって良かったなと思います。

──前半の序盤は守備も後ろに重たくなっていた印象がありましたが、どうやってアジャストさせていったのでしょうか?

まずヴェルディさんの方は、ゴールキックから繋いでくる感じでしたし、前節の映像を見ていても外すのがすごく上手かったので、チームとしてスペースをあげないように、コンパクトに守備をすることを言っていました。重たいシーンもあったとは思うのですが、だんだん時間が経つに連れて上手くプレスに行けていたので、良かった点ではないかなと思います。

──ピッチ内での連係やイメージは合ってきましたか?

実感はかなりありますね。前節もそうですが、ニアゾーンで取りに行く意識というのはかなり持っていますし、出して終わらないというのが良い形に繋がってきたのかなと思います。

──ここ3試合連続ウイングバックでの出場ですが、持ち味を存分に発揮できているのでは?

ウイングバックと3バックでは動きの質がガラリと変わるところがあったので、正直最初は苦労したのですが、だんだん自分がどこで良さを出せるのか、周りとどうやったら上手くコミュニケーションを取って試合で崩して行けるのかというのがわかってきたところがありました。そういうところが大きいのかなと感じています。ウイングバックは上下動がかなり求められますし、ジュビロの場合は中に入っていくことも求められるので、今日はとにかく集中して死ぬまで走るというような気持ちで、集中してやり切るということを意識していました。

──最後まで走り抜きました

相手のウイングの選手は、背後を取ってくるという狙いをかなり持っていたと思うので、そこに対して絶対裏を取らせない、カウンターで使わせないことは本当に意識していました。前半1本戻れなかったことは自分の中でかなり悔やまれるのですが、それ以外は良かったかなと思います。

──スーパーゴールでしたが、改めてチームメイトの反応は?

点が入ってみんな喜んでくれているときにも、「たまたま過ぎるだろ」という声が聞こえてきました(笑)。あえて名前は言わないですが・・・(問:ぜひ教えてください)大井キャプテンと山田君に言われました。嬉しいですね、そういういじりは(笑)。まぁでもとにかく勝ちたいので、自分は誰が点を取ってもいいと思っています。

──2試合連続で完封勝利です。確実に上が見えてきたのでは?

そうですね。今日も試合前に監督もそのことに対しては話がありました。いつも大事なゲームなのは間違いないのですが、今日は上との差を縮めるチャンスだというのは分かっていて。こういう試合に完封で勝てたというのは今後に繋がってくると思います。本当に自分たちは負けていられないので、毎日の練習から良いトレーニングを積み上げて、一戦一戦試合で勝てるようにやっていきたいなと思います。

山本 康裕

山本 康裕

選手

──後半の苦しい時間帯、どのようなことを意識していましたか?

ある程度相手に持たせても良いというところだったので、うまく自分たちの前で回させて、最後取り切ることができればなと。相手はシュートをあまり打ってこないというところもあって、そんなに怖いシーンは無かったかなと思います。

──2試合連続で完封など守備面が良くなっているように感じます

後ろが最後のところで踏ん張ってくれているので、そこに尽きるかなと思います。一度無失点に抑えることで、チーム全体としても自信が生まれるので、引き続きまた0に抑えていきたいです。

──とどめを刺したゴールについて

時間を使うのかシュートまで行くのかというのが明確だったというか、上手く時間を使いながら、行けたらゴール前まで行くというところも上手くできていたと思います。シュートで終わることができれば全く問題無いと思うので、チーム全体を通して意図が明確だったなと思います。

──今日の試合の重要性について

ヴェルディさんには昨年1回も勝てていないですし、手強い相手というのは分かっていました。なんとか踏ん張って最後決め切れたらなと。前半良い時間帯に先制できましたし、90分を通してみんなが粘り強くやれていたので良かったと思います。

──暑さもあったと思いますが、その中でキャプテンとして引っ張っていく姿勢も見せてくれました

特別意識はしてないですし、自分にできることは限られています。11人の中の1人としてチームが勝てるようにということ、そのために自分のプレーをすることをいつも意識しています。

──改めてゴールシーンについて

誰が決めても良いと思いますし、1-0じゃなく2-0で終われたことが良かったかなと思います。

──終盤足が止まり始めたとき、山本康選手が筆頭になってプレスをかけに行くシーンもありました

一番に僕が足にきて、止まってしまったのが原因だと思っていて。給水タイムを挟んで体を休めることができて、そこでもう1回ギアを上げることができたかなと。多分みんなも行きたい気持ちは90分通してあったのですが、行ったら後ろを使われてしまうというところで、我慢してるところもすごくあって、ちょっと焦れったかったと思うのですが、ラスト1/4のところでみんながああやって守備に前体重で行けるというのは強みかなと思います。

東京ヴェルディ 永井 秀樹監督

──ハーフタイムコメント

・最後の崩しでもっとアクションを起こすこと

・ビルドアップのテンポを上げよう

・もう一つ攻守両面で強度を上げよう

──試合の総括

ホームゲームでジュビロさんが相手ということでモチベーション高く入ることができました。前半に関しては、我々がやりたいことがある程度はできたかなと思いますが、5枚で引かれたところの最後の崩しというのを今週かなり準備してきましたが、やはりパターン通り、そこを超えていく自分たちで崩し切るんだというところの強気な姿勢、気持ちの部分と最後の崩し切る質というものを、また更に上げていきたいなと思います。後半に関しては、我々は点を取りに行く、そして勝ちに行くというものを常に持ちながら考えながら選手交代を含めてトライしていきましたが、非常に悔しい結果となりました。