試合速報

  • 2 終了 1
  • 福岡

2020年11月1日 vs アビスパ福岡

15:00 ヤマハ

インタビュー他

鈴木 政一

監督

──試合の総括

2-0というところでも、非常に難しい部分があったのですが、選手が本当に粘り強く守備の部分も含めてGKのハチ(八田)を中心に最後まで守ってくれて、この結果になったのではないかと思います。

──15戦負け無しの福岡に勝利したことについて

内容的にはどうか、というとあれなのですが、結果が出たということは選手にとっても非常に良い方向に来ているのかなと思います。

──失点する少し前から失点した後の戦い方について

ノーマルポジションの中で、サイドに対してもボールに行くことという部分と、ポジショニング、マーキング、カバーリング、ボールサイドのカバーも含めて、良いポジションが取れているから、ヘディングにもそこまで負けていない状況を作れたのではないかと思います。こういうゲームは予想していた部分はあるのですが、粘り強く選手たちが集中してプレーしてくれたと思います。

──2-0で難しい部分とおっしゃってましたが、その難しさについて

当然中2日で次のゲームがあるということも踏まえた中で、選手交代も含めて、という部分もあるのですが、サッカーの2-0の恐ろしさは重々僕も分かっていて。最初の大武の怪我で交代カードを1枚使ったということも含めて難しかったのですが、今までの戦い方、選手たちの守備の集中も含めて、かなり良くなっていると思って代えたのですが、失点した後もやることをやった中で守り切ったかなという状況です。

──中野誠也選手と小川航基選手の2トップを起用した意図は?

基本的には中野誠也にも良い特徴があるという中で、三木も連続で行くということのリスクもありました。そこを考えて今日は小川航と中野、彼らに託しました。

──遠藤選手が加入してから6試合負け無しですが、チームにもたらしている影響について

学ぶものはたくさんありますからね。ゲームを予測する、読む力、あるいは味方を活かすとか、色々な部分での経験の中で、ピッチの中でも彼は選手たちにコーチングしてくれたりしていると思いますし、ドタバタせずにプレーできるというのが一つ大きなものではないかなと思います。どうしても急いでしまう、あるいはここはタメが必要、時間をつくることが必要、そういう状況の中でゲームを上手くコントロールしてくれていると思っているので、他の選手たちにとっても良い見本がいることで、プラスになっていると思います。

──センターバックの怪我が続く中での試合でした

思った以上に中川も本当に集中して、今トレーニングをやっている中で、楔へのチェック、ゴール前のマーキングなど、色々な部分で、得点まで彼が取ってくれたので、苦しい戦いの中でヒーロー的な存在が出てくるとういうのは、チームにとっても大きなプラスじゃないかと思います。

小川 航基

小川 航基

選手

──首位の福岡に勝ちきれたことについて

上は絶対叩かなきゃいけないと思っていましたし、力がある、勢いがあるというのは分かっていました。先制点がカギになると思っていて、そこを取れた時点で「今日は勝てる」という空気が流れたと思います。

──ゴールシーンを振り返って

あまりシュートを打てていない中で、チャンスが来たら五分五分でも振っていこうと決めていました。自分の得意な形でもありますし、振ることで相手に当たりましたけど、そういうシュートはよくある光景だと思うので、良いシーンだったかなと思います。

──昨年水戸でお世話になった長谷部監督について

試合前に挨拶に行ったら、「この次の試合から頑張ってくれ」と言われました。福岡は本当に守りが堅くて失点が少ないチームなので、そこを僕がこじ開けられたらなという想いでした。良いものを見せることができたんじゃないかなと思います。

──堅い守備をどう攻略していこうと考えていましたか?

2センターバックに背丈があって、肉弾戦だと跳ね返されると思っていました。2トップのコミュニケーションやコンビネーションだったり、ビルドアップのコンビネーションがカギになると思っていたので、その中で今日は良い形が何本か出たのではないかと思っています。

──立ち上がり押し込まれる時間もありましたが、試合の入り方について

立ち上がりに関しては前回、福岡と対戦したときも相手に押し込まれてロングボールを蹴られてという中で、立ち上がりに関しては相手に分があるかなと思っていました。今日は引かずにいこうと思っていましたが、ああなってしまったことは仕方が無いなと。すぐに立ち直ることが大事ですし、そういう意味では良かったかなと思います。相手のボランチがジュビロのボランチに食いつくという印象があったので、そのボランチの裏のスペースが空くなという印象がありました。そこで相手のセンターバックが下がって、そこのギャップに(伊藤)洋輝とかからチップ気味にもらったりというシーンがいくつかあったので、そこで相手を裏返して、リズムが多少出たのではないかなと思います。

中川 創

中川 創

選手

──素晴らしいジュビロ初ゴールを振り返って

遠藤選手から本当に完璧なボールが来たので、練習の中から良いボールを蹴っていることはもちろん知っていたので、自分は信じて跳ぶだけでした。それがゴールに繋がって良かったです。

──仲間の祝福を受けて

普段からみんな優しい先輩たちなので、ゴールで恩返しできたというか、みんなも喜んでくれたと思うので良かったです。

──アクシデントがあって急遽ピッチに入りました

本当に急遽出ることになりましたが、普段の練習から僕が取り組んできたことをそのまま出そうということで、特別何かをするわけではなく、普段通りの自分でプレーできたことが、一番スムーズにゲームに入れた理由なのかなと思います。

──今後の戦いに向けて

まず2日後にゲームがありますが、僕自身なかなか試合に出られない時間が多くありました。まだまだチームの力になり切れていないことを自分自身凄く感じているので、気を緩めること無く、明日明後日の練習をしっかりやって、次の試合に向かいたいと思います。

──ジュビロでの初出場まで時間もかかったと思いますが、その間どんな想いで過ごしていましたか?

本当に長い間チームの力に直接的に関われていない自分がいた中で、でも絶対チャンスが来ると思っていましたし、そのチャンスをものにしようと毎日練習に取り組んでいました。試合に出るにあたって、自分の中での課題、球際の強さや空中戦への強さというのが課題として残っていて。自分の能力をもっと上げないと試合に出られないと感じていましたし、それは誰が監督でも求められているものだと思うので、そこの強さを凄く意識して練習の中から取り組んでいました。

アビスパ福岡 長谷部 茂利監督

──試合の総括

予想していた通り、プレッシャーのかけられないFK、遠藤選手の良い配球から失点してしまいました。また失点してはいけない時間帯でした。それは2失点目もそうです。そういう意味では、まだまだ足りないところがたくさんあるなと思いました。磐田さんの巧みなゲームコントロールに負けましたが、最後は色々な策を打ちながら1点取れた、もう1点取れたかもしれない、というところまでいけたので、今日は選手たちの頑張りを称えてまた次に向かいたいと思います。