試合速報

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  • 京都

2020年10月4日 vs 京都サンガF.C.

16:00 エコパ

インタビュー他

鈴木 政一

監督

──ハーフタイムコメント

・守備でのお互いの距離感は良いので、継続しよう

・攻撃時の展開から突破のところをテンポよく

・残り45分もペースを落とさずに、このゲームをものにしよう

──試合の総括

やろうとすることを選手たちは本当に意識して、前半は良い形、リズムでサッカーがやれたかなとは思っているのですが、やはり個人の対応に関して、どうしてもスペースが空いてしまって、相手にスペースを与えたことで相手の個を活かしてしまったということがあるのかなと。最後のところ、疲れたときにボールに対してもう少し規制がかけられるように、また選手と話をしながら改善できればと思っています。

──2日間の練習で特に重視したことは?

基本的には守備の部分です。どうしてもボールに対して甘くプレスのかからない、オフのマーキングが厳しい状況というのがあったので、そこの改善をしてきました。前半は本当に選手が集中してやってくれたかなと思うのですが、疲れたときに甘くなってしまって、お互いの距離感も非常に悪くなってしまいました。1失点目の場面は、個人の突破から同点にされてしまいました。2失点目はボールに対してもう少し行けるといいますか、規制をかけられなかったということ。ゴール前のマーキングも含めて、マークという意識も含めて、ゴールの近くに人はいるのですが、シュートを打たれてしまうと。そこはまた改善しなければいけないと思います。

──今野選手と小川航選手の評価を

点を取れたということは、ここのところ小川航は点が取れてない状況があったので、大きいかなとは思いますが、2点目3点目というのが、ある面では課題かなと。その精度を高めていかないといけないかなと思います。今野は非常にカバーリングも判断も良く、予測もポジショニングもずば抜けています。彼らしいプレーでチームを助けてくれたと思います。

──現有戦力で今後も戦う予定ですか?

今の戦力をどう成長させて、理想に近いサッカーに持って行くかが自分の仕事だと思っています。選手としっかりコミュニケーションを取りながら成長できるように、トレーニングも含めてやっていきたいと思います。

──今野選手を大井選手に変えた意図は?

今野に関しては今季ゲームに出ている回数が少なかったので、コンディションも考慮して、という部分です。そして当然今野プラス大井、という彼にも今のサッカーの部分でゲームの経験をさせたいと。もう一つは、最後のところでやはり空中戦も来るだろうと予測した中で変えました。

──後半の攻撃面について

ハーフタイムにも話をしたのですが、テンポが良くないと。やはりアタッキングゾーン、攻撃ゾーンではダイレクトプレーが絶対に必要です。パスを出す、受けるという判断を共有してアクションを起こすようにと。どうしても疲れてくると止めてパス、止めてパスが多くなってしまうので、またそこも改善項目の一つかなと思っています。

──今野選手起用の意図について

2日間練習を見ている中で、非常に守備面のオフの判断というのが非常に高いです。そうした部分があり、今日は今野を使いました。

──前半はベンチからじっと戦況を見つめられていました。後半は指示を出すことも多かったと思うのですが、1試合を振り返って心境の変化はありましたか?

やはりサッカーというのは、ピッチで戦うのは選手です。そこで選手たちが判断良く、自分の判断でプレーができるような、良い状況を作りたいと思っています。監督業は7割が準備、3割がピッチの中で例えば選手が困ったときのアドバイスや選手交代も含めてが、仕事かなと思っているので、自分自身は「こうしろああしろ」というのをずっとするタイプではないです。

今野 泰幸

今野 泰幸

選手

──今季初スタメンでした。どんなことを意識しましたか?

そこまで練習していなかったセンターバックでの出場でしたが、出るにあたって絶対に失点したくない、なるべく0でゲームを進めながら勝ちたいと思ってプレーしました。1対0で勝っていたのですが、1本のウタカ選手の楔からのシュートを決められてしまいました。その1本でゲームというのは決まってくるので、すごく残念な結果になってしまいました。

──相手2トップに対してどういう守り方を心掛けていましたか?

特徴のある選手、攻撃に変化を与えられる選手なので、コミュニケーションを取って上手くマークの受け渡しをしながら、誰か一人はプレスをかけに行こうと声をかけながらやっていました。チャレンジ&カバーはすごく意識して、声をかけ合いながらできたと思います。ただ、それを90分間ずっと続けないといけませんでした。1失点してしまったときには、やはりフリーにしてしまったので、それを無くさないと失点は減らないのかなと思います。

──ビルドアップの部分について

センターバックなので、極力リスクはかけないようにしながら、相手のプレスにはまらないようにビルドアップしたつもりです。後半も3人目の動きもあったと思うし、シュートチャンスまでは行けていたと思っているので、そこまで攻撃は悪くなかったと思います。あとは最後決め切れるかだったと思います。

──守備で前から行くところと行かないところのメリハリについて

基本的なことをまたもう一度やろうという話しだったので、行けるときは行くし、行けないときはセットしながら、コースを限定しながら、プレッシャーをかけに行こうというのは監督の指示でもあったので、そこは意識してやりました。

──良かった点について

監督が変わってまだ2日しか練習できていないですし、そこまで大きくは変わっていないですが、これからだと思います。変わっていくのは。でも良い攻撃も何回もできていたと思うし、良い崩しもあったので、それは続けていきたいなと思っています。

──リーグ後半戦を戦う中で特に必要なことは?

J2も甘くないので、自分たちのスタイルというか、そういうのを作っていかないといけないと思います。強みとか、そういうのを作らないとなかなか勝つことは難しいと思っているので、しっかりトレーニングをして自分たちの強みを作りながら、まずは自分たちのことだけを考えて、チームとして強くなっていきたいなと思っています。

小川 航基

小川 航基

選手

──試合を振り返って

監督が変わってまだ2日しか練習はできていなかったのですが、選手としては特に前半はそうですが、やりやすかったですし、自分たちが自由にピッチ内で考えながらボールを動かせていたので、やっているサッカーはすごく個人としては楽しくできました。ただ、プロの世界なので結果がすべての中で、このように逆転負けしてしまう、アディショナルタイムに決められてしまうというのは、今の自分たちの悪いところです。でもポジティブなところがあるので、切り替えてやっていくしかないと思っています。

──縦パスが増えた印象ですが、パスのルートに変化は?

フベロ前監督のサッカーと、今の鈴木政一さんのサッカーはもちろん違うと思います。フベロさんのときになかなか縦パスを入れられなかったのは感じていました。攻撃のスイッチは縦パスで入るので、そこは絶対大事だと思っていたので、今日に関してはどんどん縦パスをつけて攻撃が活性化できたのではないかと思っています。そこはポジティブなところかなと思います。

──選手のポジショニングについて

相手があまり楔をつぶしに来ないということもあったので、3バックの前で受ける、そういうシーンが増えたので、相手ありきのポゼッションだったと思いますが、これを次でも良い形でポジショニングを取って、ボール回しができればと思います。

──前半最後の方に連動してGKのミスを誘ったシーンがあったと思います。前線のプレスについて

やみくもに行っても仕方がないということで、行けるところは行く、行けないのならブロックを作って守備の陣形を整えると。やみくもに行かない、というところが一番大きく変わったところかなと思います。

──鈴木政一監督の印象について

もちろん3日間では分からなくて、どんなサッカーをやりたいかというのは僕自身もこれからだと思っているので、この1週間でまたどんなサッカーをやりたいのか分かると思うので、そこでちゃんと監督がどんな志向を持っているのかを考えながら、しっかり体現していきたいと思います。

京都サンガF.C. 實好 礼忠監督

──ハーフタイムコメント

・守備の時、焦らずにいこう

・全体的にコンパクトにしよう

──試合の総括

ゲームの入りからしっかり行こうという中で、良い感じではあったのですが、やはり失点のされ方、タイミングとしてなかなかエンジンがかかりにくい時間帯、プレーという感じではあったので、すごく苦しみました。2試合前のあの試合もあって、しっかりメンタルのところを整理して、しっかりみんなで戦うことを後半に向けてできたので、そうした気持ちの部分、冷静に戦うというところが出て、ウタカの2点に繋がったと思います。