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2019年5月22日 vs 清水エスパルス

19:00 ヤマハ

インタビュー他

名波 浩

監督

──試合の総括

まず1点取られてからちょっと頭が下がってしまったのが、2点目の失点、またその後の(相手の)小気味よいカウンターに繋がってしまった原因ではないかなと。最初の1点のショックで、もしくは気持ちの疲労感もあって、相手のゴールに向かうという姿勢がちょっと薄れてしまったのではないかなと。それは今選手たちにもしっかりと伝えました。後は、リーグ戦でエスパルスとやる時まで、この悔しさをずっと持ち続けることが大切です。

現実的なことを言えば我々が勝ち上がって、相手はグループステージ敗退。もっと言えば我々がリーグ戦メンバーをほとんど使わずに自力で勝ち上がったということは、僕自身は凄く評価していますし、昨シーズンもそうでしたが、プラス2試合出来るということをクラブとしては大きく捉えています。

──交代カードを切った時間帯について

1枚目は、試合がちょっと拮抗していて、様子を見ているわけでは無いのですが五分五分の展開だったので、そこを打破するために刺激というか、そうしたものを与えるためには、荒木の投入、最初のヘディングシュートという流れは非常に良かったと思います。一つ敗因として大きなことを言うと、エウシーニョの交代が、逆に我々にとったら(ゲームを)難しくさせたのかなという、あそこがポイントだったと思います。

──スタメンの選手について

プロとしてしっかり準備をしている人間を、この大事なダービーのゲームで使うことによって、それからこれでほとんどの選手が静岡ダービーを経験したので、その重みを選手たちが継承してくれるのではないかなと。もちろん負ける気はさらさらないですし、「勝って1位通過」が選手たちの合言葉だったので、そこを望んで目がけていきました。結果は出なかったですが、このグループステージで色々な選手がプレー出来たのは良かったと思います。

──小川航基選手について

公式カウントでシュートを7本打っていたので、ゴールに向かっていく回数は多かったと思いますし、ボックス内、航基に意図的に合わせるボールも何回も入っていたので、1本入れば彼も気が楽になると思いますし、こういったダービーマッチであれくらいのチャンスを得て、決められなかったというその反省、責任というものを、今後チームに還元してくれるのではないかと。その気持ちを強く持ちながら、オリンピック代表選手にしっかり選ばれるように、この1年間がもの凄く重要だと思うので、トゥーロン国際大会にも行きますけど、そういうところでもリーグ戦でも、結果を求めて常にやってほしいと思います。

宮崎 智彦

宮崎 智彦

選手

──今日は残念な結果となってしまいましたが、グループステージを振り返って

なんとかグループリーグを突破出来はしましたが、今日のゲームに関しては反省点が多いですし、負けてはいけない相手に負けてしまったことは、残念で悔しいです。もっと改善していかなくてはいけません。

──今後の課題として

全体的にミスが多かったということと、ひと声かければ修正出来ると感じていたところで、今日は声がなかなか届かなかったり、共有出来ていない部分がありました。そこは選手間ですり合わせていかなくてはと感じていますし、少し立ち位置を変えるだけでボールを受けられるし、サポート出来るという場面がありました。もっともっとチームとしてやるべきことをしっかりやっていかなくてはと思いますし、サボらないことの大事さを改めて感じました。

──後半途中からアンカーのポジションに移りました

点を取りに行くんだというメッセージを受け取った中で、ポジションについていました。チームのバランスとして、攻めに行くけどカウンターを食らわないようにということは考えていたのですが、取りに行かなくてはいけなくなった中で、カウンターを受けてしまった場面もあったので、そこは注意していただけに反省しなければいけません。

──ここからのシーズンに向けて

自分自身、なかなか試合に出場出来ていないので、今は練習からアピールするだけだと思っています。リーグ戦はもちろん、カップ戦も含めて少しでもチームの力になれるように頑張っていきたいです。

小川 航基

小川 航基

選手

──今日の試合を振り返って

結果が全てです。内容がどれだけ押していたり、惜しいシュートがあったとしても負けてしまったことに変わりはないので、すごく悔しいです。

──トゥーロン国際大会に臨むU-22日本代表メンバーにも選出されました

トゥーロン前の大事な大事な公式戦ということで、しかもダービーマッチということでチームとしてもそうですが、個人としてアピールの場だと思って戦っていました。ただ、そうしたサポーターの期待に応えられなかったということがすごく申し訳ないです。

──7本のシュートを打ちましたが、印象的な場面は?

ポストに当たったヘディングシュートがあったのですが、それが一番悔しいです。入り方だったりシュートシーンに行くところまでは良かったのですが、それが入らないというのは練習が足りないのかなと。入らなければ意味がないですし、惜しいでは意味がないということを課題にしてやっていかなくてはいけません。

──ここからの戦いに向けて

監督からも話がありましたが、下を向く必要はありません。次のステージに進むことが出来ますし、リーグ戦も含めてどんどん公式戦はやってくるので、そういう時に下を向かないことが大事です。負けたことはしっかり反省して課題と向き合っていきたいです。まだ前半戦ですし、ここからどんどん巻き返していくためにも下を向いている暇はありません。

──改めて悔しさの残るダービーだったのでは?

これで悔しさが出ない選手はいないと思いますし、今日は自分のせいで負けたと言ってもいいくらいです。次はしっかりゴールの中に沈められるように、自分のゴールで勝ちに結び付けたいと思います。「悔しい、あとちょっとだった」で終わっていては、良いFWにはなれません。

──多くのチャンスを作りました

シュート数をと言っている中ではすごく良い数字だと思いますが、逆に捉えればその中で1本も入らないというのは良くないことでもあると思うので、シュート数とそれを中に入れる決定力、決定率をもっと上げていかなくてはいけないと思います。

──これまでの試合に比べてシュートまで行く過程は手ごたえがあったのでは?

味方とのコミュニケーションだったり、そういったものは良い方向に進んでゴール前の形まで行ったと思うので、これからも続けていきたいです。また、収まりだったり、そういった感覚は今日はすごく良かったですし、駆け引きやボールタッチのフィーリングも良い感触でした。

──後ろからのボールも絶妙なファーストタッチで良いところに置いていたかと

そういったトラップだったり、ロングパスを収める形は自分の特徴だと思っているので、そこはもっともっと見せていきたいと思います。

清水エスパルス 篠田善之監督

──試合の総括

選手たちが非常にまとまってゲームに臨んでくれて、結果を出せたことは良かったと思います。もちろん後半立ち上がりに相手のシュートが外れたり、ああいうシーンを決められていたら逆の展開になっていたかもしれないし、まだまだ反省しなくてはいけない点、プレーがたくさん見られました。その中でより自分たちが出そうとしているプレーはいくつかは見せられたのではないかと感じています。