試合速報

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2018年5月2日 vs 横浜 F・マリノス

19:00 日産ス

インタビュー他

名波 浩

監督

──試合の総括

まずスポーツ選手にあるまじき行為を試合中にしたという厳然たる事実、これはチームを預かる身として、マリノスの選手たち、サポーター、関係各位の皆様、それからジュビロに関わる全ての皆様にお詫びをしたいと思います。本当に申し訳ありませんでした。

彼は時に感情をコントロールするのが難しい選手で、それも分かっていて獲得をして、そして彼に寄り添ってきました。家族が2,3週間ほど前に日本に来たのですが、それまではメンタルコントロールが難しい状況でした。家族が来たことによってだいぶ充実した生活を送れていると思いましたので、我々もそこに関してはもう大丈夫かなと、たかをくくっている部分があったので、そこは反省しなくてはいけないと思っていますし、喜田選手であったり、マリノスの通訳さんであったり、危害を加えた方々に本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。

ゲームとしては、恐らく皆さんは『分析がはまりましたね』という質問をしたいと思いますが、実際には1日しかトレーニング出来ませんでしたし、我々がいかに、何を積み上げてきたかを見せられたゲームだったのではないかと思います。日本のチーム、特にタレントの揃っているチームは、前後の出し入れからゲームを組み立てて、相手の嫌がる所にボールを刺していく、それからオープンなスペースにボールを運んでいく、最後は個の突破であったりワンツーコンビネーションで崩していく。そしてクロスやマイナスのボールからアイデアを出していくという、そういった常が今のJリーグにはある訳で、それをケアしていくための守備を、4シーズン以上やり続けた結果が今日のゲームになったと思うので、決して分析云々だけではなくて、選手たちが普段からやってきたことを90分間やり通した成果だと思っています。1失点はPKだったのでもったいなかったのですが、マリノスは5戦勝ちなしの頃もずっと点を取り続けていて、非常に攻撃的なチームだなという印象はあったので、致し方ないなと。過密日程の中で、両チームともそうですが、必死に戦っている姿を見るだけでも感動的なゲームだったのではないかと。あの出来事さえなければ、気分良く磐田に帰れたと思っています。

田口 泰士

田口 泰士

選手

──1点目は田口選手のボール奪取から生まれました

僕自身の2得点も嬉しいのですが、チームとして取った1得点目というのは、しっかり守備の意識があった中で、あそこでボールを奪えたことがひとつ大きかったですし、自分たちの狙い通りというか、イメージの共有の中で生まれた得点だったので、すごく嬉しかったです。

──チームとしての積み重ねが出た試合だと

そうですね。チームとしてやってきていることが、今日はピッチの上ですごく良い形で表現できたと思いますし、相手を対策する時間というのもない中で、自分たちでしっかりやってきたことが実った勝利だったと思います。

──守備面について

ああいう形で相手に得点を献上してしまいましたが、しっかり全員で最後まで集中を切らさず、前節と前々節と悔しい想いをしていた中だったので、高い集中力を持ちながら、最後まで戦い抜けたかなと思います。

──チャンスで確実に2得点を決めました

今日はたまたま2点決めることができましたが、そういったゴールに直結するプレーや、前線に顔を出していくプレーというのは、これからも継続してやっていきたいなと思います。

──3点目があったからこそ、こういう展開でも戦い抜けたのでは?

自分で言うのも嫌なのですが…本当に3点目があって良かったなと思っています。もし2対0からの2対1だったら、もっと違う雰囲気だったり相手の勢いももうひとつ、もうふたつくらい強まって、どうなっていたか分からなかったなと。本当にチームとして90分、アディショナルタイム7分を、集中して戦い抜けて良かったと思います。

松浦 拓弥

松浦 拓弥

選手

──試合を振り返って

相手の分析がどうというよりも、チームとしてやるべきこと、中締めやスライド、縦ズレというのはどの相手でもやってきたことです。中を締めることと、前から行くこと、アグレッシブにいくことというのは、どこが相手でもジュビロとしてやろうとしていることで、マリノスだから特別ということはありません。なので、今日はチームとしてそれができたということが良かったんじゃないかなと思います。

──先制ゴールを決めました。好調をキープしていますね

点が取れたので良かったです。まず山田がいいところを見てくれていたので、何よりそれが良かったし、それに応えることができて、あいつの期待を裏切らなくて良かったです。

──今日の勝利の大きさについて

悔しかったので、前節の勝点1というのは。なので、今回勝点3を取れてすごく良かったです。

山田 大記

山田 大記

選手

──今日の試合を振り返って

試合前からナナさん(名波監督)に、「マリノスは確かに特徴的なチームだけど、自分たちがやり続けてきたことをやるだけで、やることはいつもと変わらない」と言われていました。守備の部分はセレッソ戦でもすごく手ごたえがあったので、それを継続してやろうということで、集中力高くできたと思います。

──先制点をアシストした場面を振り返って

ちょっと短くなってしまいました。マツ(松浦)はダイレクトで打とうとしていて、難しいボールになってしまいましたが、決めてくれたので良かったです。

──チームとして3得点を奪ったことについて

ほぼ全部、良い守備からの速いカウンターから、守備と攻撃が連動して点が取れたので、それがすごく良かったと思います。セレッソ戦はすごく悔しいゲームだったので、その悔しさをぶつけるという意味でも、上手く結果につなげられたので良かったです。

山本 康裕

山本 康裕

選手

──試合を振り返って

ゼロに抑えて終わりたかったですし、後味が良いような悪いような感じになってしまいましたが、勝てて良かったなと思います。マリノスは特殊な戦い方をしてくるチームなので、スカウティングを含めてそういうものは頭に入っていました。もちろん、その通りに行くとは限らないですが、ある程度情報を頭に入れて、みんなで落ち着いてプレーできたと思いますし、奪ってから1本通せばすごくチャンスになることは分かっていて。みんなの反応が良かったからこそ、こういうゲームになったかなと思います。

──山本選手の冷静なプレーも目立ちました

僕もやっぱり点を取りたいですし、このままのプレースタイルというか、そういうのだけでは終わりたくないなと。やっぱりゴール前まで行きたいので、チャンスを見ながら(田口)泰士と上手く連動できているかなと思います。泰士が点を取ることで、僕もアシストじゃないですけど、すごく関われた感じもするので、みんなが勝ちたい気持ちを全面に出した、そして前節の悔しさをしっかり晴らそうとした結果かなと感じています。

──自身のプレーについて

僕自身昨年はほとんど試合に出ていなくて、今年に入ってボランチのポジションが二人新しくなったことで、責任感も感じますし、また違う色を出していくことでチームは強くなっていくと思っているので、僕は僕のプレーをやり続けてジュビロがまた強くなっていけるように頑張ります。

小川 大貴

小川 大貴

選手

──思い切りの良いプレーが貴重な2点目を生んだのでは?

そうですね。シュートはあまり良いところに飛ばなかったですが、自分の推進力と思い切ったプレーを全面に出せた結果があのゴールに結びついてくれたと思います。

──試合を通して感じたこと

今日の試合は、相手がどうこうではなく自分たちがやりたいことを、積み上げてきたものをしっかり出せた良いゲームだったと思いますし、それが結果につながることで、自分たちの自信にもなっていくなと感じています。もちろん10人になってからの守備は厳しい部分もありましたが、そういう状況でもみんなが一丸となって戦えたのが良かったなと。みんなで勝ち取った勝利だと思います。

横浜F・マリノス アンジェ ポステコグル―監督

──試合の総括

まずはジュビロを讃えたいと思います。勝つ気持ちが随所で見えました。今日の我々に関しては、サポーターを始め皆さんをがっかりさせるようなパフォーマンスでしたので、こういうことが二度と無いよう、自分が責任を持ってやっていきたいと思っています。