19:00 ヤマハスタジアム
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監督
ゲーム内容として非常にプレッシングも良く、特に前線の選手、アダイウトン、川辺のプレスバックの時に大体ボールが取れていたり、遅らせることが出来た、それがゲームの主導権を握ることが出来た大きな要因だと思います。相手のプレースピードが遅かったので、相手が考えている間に守備陣形を整えたり、ボールアプローチのエリアを決めたりと、ボールが無い時の頭のアクションと体のアクションが非常にリンクしていて、未然に色々なところで危険なことをさせないように出来たのではないかなと。前半ポドルスキが真ん中にいてワンタッチではたかれたシーンが何回かあって、そこだけちょっとポドルスキに密集しすぎて、外を疎かというか、中を締めるがゆえに外を空け過ぎたシーンが何回かありましたけど、それ以外は、ハーフナー マイクのバー以外は、ほとんど危ないシーンも無かったんじゃないかなと思います。こういうゲームも、(中村)俊輔がいない中で、フリーキックが決勝点。これほど痛快なことは無いですし、国際マッチの2週間、気持ちよく過ごせますし、個人的には「日本代表頑張れ」ということで締めたいと思います。
まずは相手のボランチの締めが甘いのと、センターバックが時間と共にラインを押し上げられなかったり、間が空いてくる、個のディフェンスしか出来なくなる、というのは何試合か見て明らかだったので。時間と共に下がった守備、それから個で守ろうとする回数が増えてくると。そこで松浦のギャップで受けて前を向くというのが必ず生きるだろうと。それから、(上田)康太を先にプレーさせたのは、(川辺)駿に立ち上がりからそれをやらせて、相手に意識させれば外も空いて来るんじゃないかなと。康太のところでサイドを変えたりパスで相手のリズムを崩したりと、そういうイメージがありました。サイドを変えるのはムサエフが少し多かったのですが。康太は前回の広島戦の反省を生かして、非常に締めもアプローチも良く、ボールに絡む回数も多くて出来としては良かったのではないかなと。ただ(試合が)ビハインドの状況だったので、どこかを変えるというチョイスの中で康太を替えました。また次節以降、11人の中、18人の中でリーダーシップを発揮してくれるのではないかと思います。
川辺がいることで初めから2トップにしていたので、前2人が並んでいる状況だったのですが、これも90分間全てでは無いですけど、70パーセントくらいはお互いが2、3メートルのアングルを作って、必ず角度を作ってお互いが見える位置にいてくれたこと、それがドリブルで運ぶカウンターが多く実った要因だなと。それから川辺の位置も、自由にボールサイドに顔を出していい、落ちてもいいという中で、彼を経由して展開するというよりも、間あいだを意識して、相手の守備を下げさせることを意識させたので、合格点までじゃないですが、まあまあ出来ていたと思います。
こんな展開になってくると「絶対に負けたくない」という気持ちを、ベンチ、上で見ている選手たち、もちろん体調不良の俊輔も感じてくれたと思いますし、フロント、サポーターが一体になってこの夏休みのラストゲーム、それから昨年から1回も勝っていない真夏のシリーズでの勝利を、どうしてもサポーターに届けなくてはいけなかったですし、個人的には今シーズン一番サポーターに後押しされたゲームだったなと思います。
選手
もちろん、自分たちはいつもチームとして戦っています。個人の力というのは日本代表を見てみれば分かるように、誰も入っていませんし、もちろん(中村)俊さんが突出している力を持っているのはみんなが知っていることだと思いますが、チームとして良いところも悪いところも、みんなで隠しつつ、出しつつ、やっていけるチームだと思います。今日も相手は個の力ではすごく良い選手が揃っていたかもしれないけれど、点差を見れば2対1で接戦でしたけど、「負けないだろうな」と試合中思いながらプレー出来たことが良かったと思いますし、自信がついてきているかなと。1点取られたあとに、少しクロスを連発したところだけ、早く点を欲しがっちゃったかなと思いましたが、そのあとみんなに「大丈夫だから」、「バリエーションを増やして攻めよう」ということを伝えて、スルーパスから、そしてFKキックから良いゴールが入ったので良かったです。
相手との兼ね合いですが、裏に抜ける動きが小川選手くらいだったので、たとえ縦パスが入ってもその後は何とか抑えられるかなと思っていました。裏への怖さは無かったですし、一人を潰せばオッケーだったので、そこはあまり難しいことではなかったかなと思います。それだけに、1失点はもったいなかったなと。取られ方からですし、しっかりと反省することを忘れないようにしたいと思います。
失点したくなかったですが、失点しても下を向く選手は誰一人いないですし、1点取れる、2点取れるという自信もあるので、そういった中で、前半から前向きなプレーが多かったので相手を押し込めたかなと思います。
セカンドボールもしっかり拾えていましたし、ボールをしっかり動かせていたので、最後のフィニッシュの精度、自分もそうですがもっと上げることが出来れば、得点にもっと近づくと思います。その中でやっぱり失点してしまったことは自分たちの課題なので、ゼロに抑えながら最後に仕留めるというのが理想的だなと。そういう勝ち方もしっかり覚えていきたいなと思います。
とにかく、勝つことが出来て良かったなというのが素直な気持ちです。プロになって初めて直接狙うFKを蹴って、それがゴールという形になったのはすごく嬉しいです。蹴った瞬間にサポーターの人たちやみんなが喜んだので、入ったんだなと、それで分かりました。途中出場したときは1対1だったので、1点を取りにいくつもりで前がかりになっていたし、そこでどれだけボールを受けて前に運べるかを考えていたので、そういう意味では前向きにプレーできたと思います。
前半ベンチから見ていた感じだと、チームとして自分たちが前に前に行けていたなと。後半失点してしまいましたが、すぐに追いついて、いつ行くかなという準備はみんなしていました。ベンチも含めて温度を高く保てたと思います。
チームとして、今は上位に食らいついていく、離されないというのがモチベーションになっています。前節の10人での勝点1を無駄にしないようにしようとミーティングでも言っていましたし、そういう意味では今日の勝点3は次に繋がる3ポイントだと思います。次に向けてまたしっかりと準備していきたいです。
個人としてはスタートから出られるように前線3人のポジションのところに割って入っていけるようにアピールしないといけないなと。でも、まずは第一にチームが勝つことが大切です。チーム内の役割は色々あると思うので、チームが勝つために貢献できるような選手になっていきたいと思います。これからもっと勝点を積み重ねられるように頑張ります。
本当に前半の最初からみんなで集中して、ゴールに向かって行くプレーが多かったと思いますし、1点取られてから逆転勝利したということで、チームはちょっとずつ成長しているなという実感が湧いています。次に繋がる勝利だったと思います。また、こういうゲームでFK一本で勝敗が決まる、(中村)俊さんがいない中でまっちゃん(松浦)が決めたので、本当にチーム全員で取った勝利かなと思います。ただ、不甲斐ないゴールを決められてしまってもったいなかったなと。あの1点を取られることなく、もっと3点4点と自分たちが決められるシーンがあったので、そういう戦いになってしまったことは少し悔しいです。もっと決められる場面がありました。
上位進出を狙う中で、それよりもまずは目の前の試合に勝たないと上に行けないギリギリのラインで戦っていると思うので、本当に集中して毎日の練習やコミュニケ―ションであったり、後輩への声かけなど、もっともっとチーム全体でジュビロというチームを向上させられるようにしたいです。そういったことが勝利に近づくと思うので、色々なところの視点でみんなを見ながらプレーしていきたいと思います。
最後まで諦めないで戦うことが出来たと思いますし、自分たちのチーム力を見せられたかなと思います。勝利という結果が出て良かったです。自分自身久しぶりの先発で、出たくても出られないもどかしい気持ちが続いていたので、それをプレーで表現することが出来たかなと思います。相手は強い選手が多かったですが、自分は1対1で負けないというのが強みなので、それをノルマとして最低限のことは出来たかなと。1対1に持ち込むことが出来れば負ける気はしないというか、そういったシーンは少なかったですが、そんなにやられてしまう場面は無かったと思います。攻撃面では、自分自身点が取りたかったですし、推進力という意味でも、苦しいときに20メートル、30メートル前に運んでCKを得るだけでもだいぶ楽になると思うので、ああいったプレーをもっと増やしていければと思います。
自分自身、1対1が好きなので、あえて相手に持たせて時間を作ることが多くて、もちろんそこで取れる自信もあるのですが、1対1を仕掛けさせなければ抜かれたりすることもないので、そこを最近は意識していて、前を向かれる前にプレッシャーをかけたり、隙があればインターセプト出来るくらいプレッシャーをかけられるように心がけていました。久しぶりにリーグ戦に出ることが出来たので、プレーしていて楽しかったです。
まずはチームが勝つことが第一なので、今日は良かったと思いますが、自分自身はもっともっと高みを目指してやっていかないといけないので、今日に満足することなくまたしっかりやっていきたいと思います。
自分たちがボールを持つ時間が多くて、相手もプレッシャーにあまり来なかったので、いつも通りにやっていこうと言っていました。ポドルスキ選手やハーフナー選手は足元に自信があるので、多分裏には抜けてこないなと感じていました。そこが相手の良いところで、ボールが収まれば脅威になりますが、自分たちもプロとして、前で潰していくのがディフェンダーの役割だなと。そういう意味ではチームとして戦っていたのは、自分たちだったなと思います。チームワークはより一層良くなっていますし、本当にチームで勝てた試合でした。また次の試合に向けて良い2週間にしたいですし、一日一日札幌戦に向けて良い準備をして勝ちにこだわってやっていきたいです。
みんな切り替えが速かったです。ボールを相手に取られても前を向いた守備が出来ていたと思いますし、取られてもまたすぐにプレスをかけて行こうとか、後ろは余らずにやっていこうとか、そういう場面が多かったと思うので、自分たちが球際に強く行っていた部分も含めて、勝ちに繋がったかなと。個の能力は相手の方が上だったとしても、自分たちはチームワークも含めて、球際に厳しく行くこと、さぼらないこと、そういうことをしっかりやっていたからこその結果だと思います。
前半の立ち上がりですけど、自分たちが思い描いていた形が出来てチャンスが見られました。ただ、途中からばたばたして、自分たちのつまらないミスからリズムを作られたなと思っています。もう少し割り切ってロングボールを使って全体を押し上げるという賢さが足りなかったなと。その辺りを後半修正して、良い時間に点が入ったのですけど、その後失点するのがあまりにも早かったし、そこからスタジアムの雰囲気などが、がらっと変わったと感じました。
名波 浩
監督
──試合の総括
ゲーム内容として非常にプレッシングも良く、特に前線の選手、アダイウトン、川辺のプレスバックの時に大体ボールが取れていたり、遅らせることが出来た、それがゲームの主導権を握ることが出来た大きな要因だと思います。相手のプレースピードが遅かったので、相手が考えている間に守備陣形を整えたり、ボールアプローチのエリアを決めたりと、ボールが無い時の頭のアクションと体のアクションが非常にリンクしていて、未然に色々なところで危険なことをさせないように出来たのではないかなと。前半ポドルスキが真ん中にいてワンタッチではたかれたシーンが何回かあって、そこだけちょっとポドルスキに密集しすぎて、外を疎かというか、中を締めるがゆえに外を空け過ぎたシーンが何回かありましたけど、それ以外は、ハーフナー マイクのバー以外は、ほとんど危ないシーンも無かったんじゃないかなと思います。こういうゲームも、(中村)俊輔がいない中で、フリーキックが決勝点。これほど痛快なことは無いですし、国際マッチの2週間、気持ちよく過ごせますし、個人的には「日本代表頑張れ」ということで締めたいと思います。
──松浦選手、上田選手の起用について
まずは相手のボランチの締めが甘いのと、センターバックが時間と共にラインを押し上げられなかったり、間が空いてくる、個のディフェンスしか出来なくなる、というのは何試合か見て明らかだったので。時間と共に下がった守備、それから個で守ろうとする回数が増えてくると。そこで松浦のギャップで受けて前を向くというのが必ず生きるだろうと。それから、(上田)康太を先にプレーさせたのは、(川辺)駿に立ち上がりからそれをやらせて、相手に意識させれば外も空いて来るんじゃないかなと。康太のところでサイドを変えたりパスで相手のリズムを崩したりと、そういうイメージがありました。サイドを変えるのはムサエフが少し多かったのですが。康太は前回の広島戦の反省を生かして、非常に締めもアプローチも良く、ボールに絡む回数も多くて出来としては良かったのではないかなと。ただ(試合が)ビハインドの状況だったので、どこかを変えるというチョイスの中で康太を替えました。また次節以降、11人の中、18人の中でリーダーシップを発揮してくれるのではないかと思います。
──川辺選手が真ん中でアダイウトン選手と川又選手が2トップになることが多かったのでは
川辺がいることで初めから2トップにしていたので、前2人が並んでいる状況だったのですが、これも90分間全てでは無いですけど、70パーセントくらいはお互いが2、3メートルのアングルを作って、必ず角度を作ってお互いが見える位置にいてくれたこと、それがドリブルで運ぶカウンターが多く実った要因だなと。それから川辺の位置も、自由にボールサイドに顔を出していい、落ちてもいいという中で、彼を経由して展開するというよりも、間あいだを意識して、相手の守備を下げさせることを意識させたので、合格点までじゃないですが、まあまあ出来ていたと思います。
──昨年から連敗していた神戸に勝ちました
こんな展開になってくると「絶対に負けたくない」という気持ちを、ベンチ、上で見ている選手たち、もちろん体調不良の俊輔も感じてくれたと思いますし、フロント、サポーターが一体になってこの夏休みのラストゲーム、それから昨年から1回も勝っていない真夏のシリーズでの勝利を、どうしてもサポーターに届けなくてはいけなかったですし、個人的には今シーズン一番サポーターに後押しされたゲームだったなと思います。
大井 健太郎
選手
──今日の勝利で感じている手ごたえは?
もちろん、自分たちはいつもチームとして戦っています。個人の力というのは日本代表を見てみれば分かるように、誰も入っていませんし、もちろん(中村)俊さんが突出している力を持っているのはみんなが知っていることだと思いますが、チームとして良いところも悪いところも、みんなで隠しつつ、出しつつ、やっていけるチームだと思います。今日も相手は個の力ではすごく良い選手が揃っていたかもしれないけれど、点差を見れば2対1で接戦でしたけど、「負けないだろうな」と試合中思いながらプレー出来たことが良かったと思いますし、自信がついてきているかなと。1点取られたあとに、少しクロスを連発したところだけ、早く点を欲しがっちゃったかなと思いましたが、そのあとみんなに「大丈夫だから」、「バリエーションを増やして攻めよう」ということを伝えて、スルーパスから、そしてFKキックから良いゴールが入ったので良かったです。
──守備面も連動していて、相手に前を向かせない場面が多かったかと
相手との兼ね合いですが、裏に抜ける動きが小川選手くらいだったので、たとえ縦パスが入ってもその後は何とか抑えられるかなと思っていました。裏への怖さは無かったですし、一人を潰せばオッケーだったので、そこはあまり難しいことではなかったかなと思います。それだけに、1失点はもったいなかったなと。取られ方からですし、しっかりと反省することを忘れないようにしたいと思います。
櫻内 渚
選手
──今日の試合を振り返って
失点したくなかったですが、失点しても下を向く選手は誰一人いないですし、1点取れる、2点取れるという自信もあるので、そういった中で、前半から前向きなプレーが多かったので相手を押し込めたかなと思います。
──内容でも相手を上回った試合だったのでは?
セカンドボールもしっかり拾えていましたし、ボールをしっかり動かせていたので、最後のフィニッシュの精度、自分もそうですがもっと上げることが出来れば、得点にもっと近づくと思います。その中でやっぱり失点してしまったことは自分たちの課題なので、ゼロに抑えながら最後に仕留めるというのが理想的だなと。そういう勝ち方もしっかり覚えていきたいなと思います。
松浦 拓弥
選手
──チームを勝利に導く素晴らしいFKが決まりました
とにかく、勝つことが出来て良かったなというのが素直な気持ちです。プロになって初めて直接狙うFKを蹴って、それがゴールという形になったのはすごく嬉しいです。蹴った瞬間にサポーターの人たちやみんなが喜んだので、入ったんだなと、それで分かりました。途中出場したときは1対1だったので、1点を取りにいくつもりで前がかりになっていたし、そこでどれだけボールを受けて前に運べるかを考えていたので、そういう意味では前向きにプレーできたと思います。
──試合を通して感じたことは?
前半ベンチから見ていた感じだと、チームとして自分たちが前に前に行けていたなと。後半失点してしまいましたが、すぐに追いついて、いつ行くかなという準備はみんなしていました。ベンチも含めて温度を高く保てたと思います。
──次に繋がる勝利になったのでは?
チームとして、今は上位に食らいついていく、離されないというのがモチベーションになっています。前節の10人での勝点1を無駄にしないようにしようとミーティングでも言っていましたし、そういう意味では今日の勝点3は次に繋がる3ポイントだと思います。次に向けてまたしっかりと準備していきたいです。
──シーズン終盤の戦いに向けて
個人としてはスタートから出られるように前線3人のポジションのところに割って入っていけるようにアピールしないといけないなと。でも、まずは第一にチームが勝つことが大切です。チーム内の役割は色々あると思うので、チームが勝つために貢献できるような選手になっていきたいと思います。これからもっと勝点を積み重ねられるように頑張ります。
川又 堅碁
選手
──今シーズン自身二桁となるゴールが決まりました
本当に前半の最初からみんなで集中して、ゴールに向かって行くプレーが多かったと思いますし、1点取られてから逆転勝利したということで、チームはちょっとずつ成長しているなという実感が湧いています。次に繋がる勝利だったと思います。また、こういうゲームでFK一本で勝敗が決まる、(中村)俊さんがいない中でまっちゃん(松浦)が決めたので、本当にチーム全員で取った勝利かなと思います。ただ、不甲斐ないゴールを決められてしまってもったいなかったなと。あの1点を取られることなく、もっと3点4点と自分たちが決められるシーンがあったので、そういう戦いになってしまったことは少し悔しいです。もっと決められる場面がありました。
──シーズン終盤戦に向けて
上位進出を狙う中で、それよりもまずは目の前の試合に勝たないと上に行けないギリギリのラインで戦っていると思うので、本当に集中して毎日の練習やコミュニケ―ションであったり、後輩への声かけなど、もっともっとチーム全体でジュビロというチームを向上させられるようにしたいです。そういったことが勝利に近づくと思うので、色々なところの視点でみんなを見ながらプレーしていきたいと思います。
小川 大貴
選手
──今日の試合を振り返って
最後まで諦めないで戦うことが出来たと思いますし、自分たちのチーム力を見せられたかなと思います。勝利という結果が出て良かったです。自分自身久しぶりの先発で、出たくても出られないもどかしい気持ちが続いていたので、それをプレーで表現することが出来たかなと思います。相手は強い選手が多かったですが、自分は1対1で負けないというのが強みなので、それをノルマとして最低限のことは出来たかなと。1対1に持ち込むことが出来れば負ける気はしないというか、そういったシーンは少なかったですが、そんなにやられてしまう場面は無かったと思います。攻撃面では、自分自身点が取りたかったですし、推進力という意味でも、苦しいときに20メートル、30メートル前に運んでCKを得るだけでもだいぶ楽になると思うので、ああいったプレーをもっと増やしていければと思います。
──相手に前を向かせない粘り強い守備が目立っていました
自分自身、1対1が好きなので、あえて相手に持たせて時間を作ることが多くて、もちろんそこで取れる自信もあるのですが、1対1を仕掛けさせなければ抜かれたりすることもないので、そこを最近は意識していて、前を向かれる前にプレッシャーをかけたり、隙があればインターセプト出来るくらいプレッシャーをかけられるように心がけていました。久しぶりにリーグ戦に出ることが出来たので、プレーしていて楽しかったです。
──シーズン終盤の戦いに向けて
まずはチームが勝つことが第一なので、今日は良かったと思いますが、自分自身はもっともっと高みを目指してやっていかないといけないので、今日に満足することなくまたしっかりやっていきたいと思います。
高橋 祥平
選手
──今日の試合を振り返って
自分たちがボールを持つ時間が多くて、相手もプレッシャーにあまり来なかったので、いつも通りにやっていこうと言っていました。ポドルスキ選手やハーフナー選手は足元に自信があるので、多分裏には抜けてこないなと感じていました。そこが相手の良いところで、ボールが収まれば脅威になりますが、自分たちもプロとして、前で潰していくのがディフェンダーの役割だなと。そういう意味ではチームとして戦っていたのは、自分たちだったなと思います。チームワークはより一層良くなっていますし、本当にチームで勝てた試合でした。また次の試合に向けて良い2週間にしたいですし、一日一日札幌戦に向けて良い準備をして勝ちにこだわってやっていきたいです。
──守備面で感じた手ごたえは?
みんな切り替えが速かったです。ボールを相手に取られても前を向いた守備が出来ていたと思いますし、取られてもまたすぐにプレスをかけて行こうとか、後ろは余らずにやっていこうとか、そういう場面が多かったと思うので、自分たちが球際に強く行っていた部分も含めて、勝ちに繋がったかなと。個の能力は相手の方が上だったとしても、自分たちはチームワークも含めて、球際に厳しく行くこと、さぼらないこと、そういうことをしっかりやっていたからこその結果だと思います。
ヴィッセル神戸 吉田孝行監督
──試合の総括
前半の立ち上がりですけど、自分たちが思い描いていた形が出来てチャンスが見られました。ただ、途中からばたばたして、自分たちのつまらないミスからリズムを作られたなと思っています。もう少し割り切ってロングボールを使って全体を押し上げるという賢さが足りなかったなと。その辺りを後半修正して、良い時間に点が入ったのですけど、その後失点するのがあまりにも早かったし、そこからスタジアムの雰囲気などが、がらっと変わったと感じました。