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  • 札幌

2015年10月18日 vs コンサドーレ札幌

13:00 ヤマハスタジアム

インタビュー他
ジェイ

ジェイ

選手

前半はどちらに転ぶかという展開でしたが、自分たちは何とかチャンスを作ろうとしていました。後半に入って、ほとんどの時間帯で自分たちがゲームを支配できたと思います。

──1点目について

ヨシ(太田吉彰)が普段から素晴らしいクロスを上げることはわかっていたので、ボールを持った時はクロスが来ると思い、動き出しました。動くことでスペースを作り、いい形でヘディングすることを意識しました。予想通りいいクロスが来て、GKの反対側のファーサイドへヘディングしたわけですが、しっかりミートできました。

──2点目について

アダ(アダイウトン)が上手くサイドを駆け上がってくれ、ユウキ(小林祐希)にパスしてくれました。そして、自分のところにボールが来ました。あの場面、自分は左利きですし、左足でシュートに持ち込むことを考えましたが、相手のDFが左足のコースを切ってきたので、右足の方に切り返し、上手く相手のGKの股下を抜くシュートを打てました。自分はああいった場面でも常に冷静ですし、もしチャンスを外しても、気にせずに次を狙うと決めています。今日、決定機が3度あり、そのうち2つを決めることができたということで非常にハッピーな結果だと思います。

森島 康仁

森島 康仁

選手

──ゴールについて

ここ2試合引き分けでしたし、自分の力を発揮して、貢献したいと改めて思っていました。チームで盛り上げたり、今日もアップで盛り上げたりとか、そういうことぐらいしかできていない自分がいたので、何とかピッチの上で自分の存在を出せたことは自信になります。終わりよければ全てよし、というわけではありませんが、残り5試合、全試合に絡めるようにしっかり準備していきたいです。

自分自身としては、ここ2試合は出れていなくて、もどかしさもありましたが、かなりリラックスしてプレーできたので、いつもこういう感じでやった方がいいのかなと思います。残りの試合に全部勝てば、優勝の可能性もありますし、上を狙っていきたいです。そのためにもチームを盛り上げていきたいです。

太田 吉彰

太田 吉彰

選手

チーム全体としても、落ちずに行けていましたし、よかったです。あれだけパスをつないで、サイドをフリーにしてくれたので、クロスを自由に上げることができました。今日、クロスの部分で“のって”いたので、スパイク選びもよかったかなと。いつもと種類が違うのですが。この感じでどんどん上げていければと思います。ほぼ全てのクロスで合わせられていましたし、自信を持ってやっていきたいと思います。腰も回っていて、コンディションもよかったです。欲を言えば、ゴールを取りたかったのですが、チームが勝つことが一番です。

──1点目のアシストについて

自分のところでフリーでしたし、あれだけ自信を持って蹴れれば、いいボールが飛んでいきます。ジェイも決めれると思ってボールを呼んでいましたし、いいボールを上げられれば絶対にゴールにつながると思っています。どんどん上げていきたいです。

──後半、チームとして上手くいっていた部分は?

引かないことと、1点を取っても2点目を取りに行き、3点目も取りに行ったことです。リードして追いつかれることが多いことはチーム全員がわかっていましたし、引かないことを意識して、それが上手くいったと思います。

アダイウトン

アダイウトン

選手

──2点目につながったドリブル突破について

自分の持ち味である果敢な攻撃参加は疲れていようがいまいが、出さなければいけないと思っていますし、それを出すことによってチームの流れを引き寄せることにつながったと思います。これからも続けていきたいと思います。

残り5試合、さらに厳しい試合が待っていると思いますし、しっかり準備していきたいです。

上田 康太

上田 康太

選手

前半、どちらに転んでもおかしくない試合でしたが、自分たちで粘り強く戦い、流れを引き寄せることができたと思います。

──それをできた要因は?

相手の運動量が少し落ちたということもあるかもしれませんが、自分たちが速い攻撃をする時は速い攻撃をする、時間を作る時はボールをつなぐということを上手く使い分けることができていたからだと思います。そのあたり、自分たちのやりたいこと、こうやろうということを声をかけ合ってできていた部分もありますし、流れ的にはっきりしたという部分もあったので、何も問題なくプレーできたと思います。

──守備面について

相手がボールを持った時に、なるべくプレスに行くという今までやってきたことをスムーズに出せたと思います。前半、もっと相手のボランチにプレッシャーをかけなければいけなかったのですが、ハーフタイムに修正ポイントとしてチームで確認して、一人のボランチはもっと相手のボランチまで寄せると。そこから流れが、よりよくなったと思います。

鈴木 秀人ヘッドコーチ

──感想

前半、ちょっと向こうのペースで、少し攻め込まれる時間もあったのですが、そこを上手く我慢できました。最近なら失点してしまっていた部分を、チーム全体で我慢できて、得点するチャンスを狙っていました。それに応えるように、ジェイがしっかり決めてくれたことが非常に大きな勝因だったと思います。

──中盤のところで流動的にプレーできていたと思いますが、そのあたりの評価は?

向こうが、少し5バック気味に守ってくる中で、両サイドの脇が結構空くので、そこを上手く使いたいという意図はあったのですが、ただ、使っているだけではなかなか上手くいかないので、前線の選手が上手く流動的になることを意識していました。それと、サイドバックの攻撃参加が最近少なかったので、より積極的に参加していこうと。それらが途中から上手くいき始めて、こういう結果になったというのはあると思います。

──昨日、奥 大介さんの1周忌ということで、その意味でも大きな勝利になったのでは?

そうですね。昨年、(奥)大介がこういうことになってから一度も勝てずに昨シーズンが終わってしまいましたし、逆に言えば、この試合、昨日、(奥)大介の命日で、その直後の試合でしっかりと勝てれば、さらに勢いがつくという思いが僕自身も、選手自身もありました。その中でいい形で勝てたことはさらなる勢いになると思います。

──ハーフタイムの指示で、一番強調した部分は?

(前半に)少し攻め込まれる時間帯があったのですが、そこをチーム全体でまずは我慢するということを強調しました。それプラス、もう少し球際のところのファイトだったり、ボールへ行くという部分を徹底することです。攻撃面では相手が前がかりになったカウンターのところで、チャンスになる部分があると。こちらの言った指示通りにチーム全体が上手く機能してくれたと思います。

──完封した守備陣への評価は?

相手の2トップは怖かったのですが、そこを伊野波と(森下)俊で厳しくマークしてくれました。それプラス、余っている人間がしっかりカバーするという意識もありました。今日はゴール前での粘り強さというところが、非常に評価できると思っています。

──ベンチで指揮を取った感想は?

僕だけではなくて、他のスタッフ陣もいる中、みんなでしっかり話し合ってできました。そして、選手に伝えたことを選手が上手く表現してくれたことが、こちらとしては非常にありがたかったですし、それも上手くいった要因だったと思います。

──ゴールを決めた森島選手の評価をお願いします。

まず、ジェイが少し気になる部分があったことに加え、点差としてもどうなるかわからないという中、デカ(森島康仁)を入れて、もう一度前線からプレッシャーをかけたいということもあり、あの時間帯から入れました。それプラス、攻撃をシュートで終われば、守備になった時に前向きで守備ができますし、そういった部分でシュートを積極的に打ってほしいと話もした中で、しっかりとした守備から、ああやってデカが飛び出して、シュートで終わるということを意識してくれたので、ああいう結果につながったのかなと。非常によくやってくれたと思います。

コンサドーレ札幌  四方田 修平監督

──感想

まず、負けてしまったことについて、本当に大事な試合だと思っていましたし、ものにできず、残念な気持ちです。

試合としては、前半は攻守共に思い通りの展開にすることができました。ある程度、ジェイ選手、アダイウトン選手という強力な選手を抑えながら、攻撃でも2トップを生かした攻撃や、中盤でもボールを動かしながらサイドから崩すという形が出ていました。あとは最後のフィニッシュにつなげられるように、というところを確認しながら後半に臨みました。

後半も気持ちが切れていたわけではありませんが、ワンチャンスと言うか、個のところで、一つのクロスからのジェイ選手のヘディングシュートだったり、アダイウトン選手の突破のところから失点したということは、非常にチームとして痛いものでした。ただ、選手は最後まで諦めずに戦ってくれたことは評価したいですし、プレーオフ進出の可能性がなくなったわけではないので、切り替えて、サポーターのためにも最後まで戦いたいと思います。