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2025年10月4日 vs ヴァンフォーレ甲府
16:00 JITス
泣いても笑ってもリーグ戦はラスト7試合だ。
2点リードを逃げ切れず、逆転負けを喫した前節・大宮戦の結果と内容を踏まえ、藤田俊哉SDはこのタイミングでリスクを承知の上で、苦渋の末に監督交代を決断。ジョン・ハッチンソン監督が退任したチームを率いるのは、磐田U-18を率いていた安間貴義氏。浜松市出身で、経験豊富な指導歴のある新指揮官とシーズン途中まで山口を率いていた志垣良氏をコーチとして迎えた新体制にサックスブルーの命運が託された。そして安間貴義監督は、理路整然とこうチーム再建への思いを口にする。
「やらなければいけなかったことでやれていなかったことをもう一度しっかりとやって、しっかりと0の時間を嫌がらず、勝負に徹することで一つずつ順位を上げていきたい。自動昇格を諦める必要は無い。そう自信を持って言えなくなる状況だが、あえてしっかりと昇格というのを言いながらやっていくことが必要だと思っている」
「昇格」-。リーグ戦31試合を終えて、14勝6分11敗で8位。自動昇格圏まで勝ち点「8」差で、プレーオフ圏内までは勝ち点「2」差。厳しい状況であることは間違いないが、一つずつ勝ち点を積み上げていければ逆転可能な範囲だ。その希望を見せる意味でも新体制での初陣となる今節は、とにかく勝ち点3が問われる一戦となる。
甲府は11勝9分11敗で11位。2試合負け無しと調子を取り戻しており、前節はラスト15分まで2点ビハインドという苦しい状況から逆転勝ちを収めている。チームとして勢い付く勝ち方をしており、後半にかけて得点も多く、最後に巻き返してこられる地力がある相手なのは間違いない。
守備の立て直しを最優先の改善ポイントとしている中、最後まで粘り強く、勝負に徹し、最後に勝ち点3をもぎ取れるか-。その執念で上回らなければいけない一戦となる。