2016磐田U-12国際サッカー大会開催にあたり、謹んでご挨拶を申し上げます。大会に参加を戴きます12チームの皆様に、ジュビロ磐田のホームタウンであります磐田市にお越しいただき、心から感謝と歓迎を申し上げます。
この大会は、国内・海外からU-12世代の少年たちに、試合や人的交流を通して、幅広い人格形成に寄与する事や、競技を通じて、選手個人とチーム力の向上を目指して開催を致したいと考えています。そして、大会を開催する事により、この地域に生活する人達の協働の場を創造し、地域の活力を高め、行政や関連団体の更なる発展を願って開催をしてまいります。大会を開催する磐田市は、日本のほぼ中央に位置し、交通の利便性が良く江戸時代には東海道の宿場町として栄えてまいりました。気候も温暖である事からメロンやお茶を始め多くの農産物が栽培されています。又、ヤマハ発動機の本社を始め多くの企業が立地いたしております。このように田園工業都市として発展してまいりました。
ジュビロ磐田がJリーグに昇格し活躍する一方、磐田市はホームタウンとしての事業推進を行い、ゆめりあサッカー場をはじめとする天然芝のサッカー場の整備がされました。そして、教育現場に於いて校庭の芝生化事業も併せて進められてまいりました。このように官民一体となってサッカー振興を実施するなかで、2002年の日韓共催ワールドカップ開催におきまして、日本代表のベースキャンプ地としても記憶に新しいところであります。又、高校女子サッカー選手権大会が2004年から10年間開催をされ、現在の日本女子代表チームにもこの磐田の地から育った選手が名前を連ねております。
こうした背景の中、この大会が開催をされますことは、大会関係者の一人として嬉しく思います。この大会を通じまして参加して頂きますチームの選手・関係者の皆様が、事故もなく所期の目的を果たせますように、そして、心に残る大会になりますように、大会関係者の総意を持って運営させて頂きますことをお約束し、挨拶といたします。