試合速報

  • 2 終了 1
  • 清水

2025年4月9日 vs 清水エスパルス

19:00 ヤマハ

インタビュー他

ジョン ハッチンソン

監督

今日はいくつか非常に良かったところがありました。

1つ目はクラブに対してです。(静岡ダービーでの)6年ぶりの勝利を飾れたことが良かったと思います。水曜日に、素晴らしいスタジアム、素晴らしいファンの前で勝利を届けられて良かったと思っています。2つ目はファンの方々です。スタジアムに来るのが非常に難しい水曜日の夜に、決して安くはないフットボールを観に来てくださった人たちに、笑顔で帰ってもらえたことは本当に良かったと思っています。3つ目は選手です。チームはまだ成長段階ではありますけど、毎日ハードワークしてくれています。今日、試合に出た選手の中にはここまで出場時間が短い選手もいましたけど、クラブのため、ファンのため、そしてチームメイトのためにハードワークしてくれたと思っています。

日曜日には重要なゲームを控えているので、明日からまた準備に入りますけど、今日の選手たちには非常に満足しています。

またチームとしても勝利に値するパフォーマンスだったと思います。いいフットボールをして、守備のところも非常に良かったですし、ボールを持って何度もいいチャンスを作れていました。そういう意味で選手には非常に満足しています。今、やっているフットボールはチャレンジングではありますけど、それを受け入れて自分自身もチャレンジする。特に山形戦はボールを持った時にチャレンジできず、残念でしたけど、今日はボールを持ってもチャンスを作れたのでチャレンジできたと思っていますし、こういうパフォーマンスが見られて良かったと思っています。

──メンバーはどんな基準で選びましたか?

今日のメンバーで勝てると信じて送り出しました。お互いに競争しなければいけないということを選手たちはよく分かっています。もしハードワークできなければ、メンバー外になります。ただ今朝、メンバー外のトレーニングを見ましたけど、本当にハードワークした、自分自身の限界まで追い込んだいい練習ができているので、本当に競争力のあるチームになってきたと思っています。今日出場したメンバーが我々のやろうとしているフットボールに対して、個人として、グループとしてチャレンジしてくれて監督として非常に満足しています。

──ハーフタイムの指示とチームとしての後半のパフォーマンスをどう評価していますか?

前半は後半に向けた土台を築くところだったと思っています。もちろん相手のいいゴールではありましたけど、失点のところは試合のスタートとしては非常にまずかった。本当に良くない立ち上がりで、常に100%集中することを求めていますけど、そこが良くなかったと思っています。その後もチャンスを作りながら、後半への土台が作れていたと思います。

川口尚紀の交代は最初からプランニングしていました。長崎戦以来のプレーということで、そこは無理させずにいこうとプランしていました。ハーフタイムには相手にとって脅威になっていたところと改善しなければいけないところを伝えました。フットボールの原則がチームの方向性を決めると思っています。そこは選手の理解がどんどん進んできていて、後半は本当に素晴らしいパフォーマンスを見せたと思っています。後半はボールを素早く動かし、攻撃し続けて、ワクワクするフットボールができました。山形戦の反省としてファイナルサードのところを改善しなければいけなかったのですが、そこが今日は非常によくできていたと思っています。なぜ、このフットボールがファイナルサードのところが重要なのか、選手たちはよく理解できたと思っています。

川﨑 一輝

川﨑 一輝

選手

──ゴールシーンについて

めちゃくちゃ良いクロスがきたので、それを合わせるだけだったので、(倍井)謙に感謝です。去年はあまり試合に出られず、これが(磐田での)初ゴールだったので、めちゃくちゃ嬉しかったですね。

──ここまでも決定機があっただけに、やっと結果に繋がったという思いですか?

毎試合一本は決定機があったので、今日はそれを絶対に決めるという気持ちで臨みました。

──ダービーの雰囲気はどうでしたか?

隣の選手の声が聞こえないくらい、サポーターの皆さんが声を出してくれていたので、それが本当に選手たちの後押しにもなったし、同点ゴールを決めた後もこのままだったらいけるという雰囲気があったので、すごく助けられたなと思いました。

──チームとしても自分たちの戦い方を存分に発揮できた90分間でしたか?

今日は自分たちがやろうとしていることをチームとしてもできたと思います。前半の入りのところは見つめ直さなければいけないところはありますけど、今日はチームとしても良かったと思っています。今日はこれまでリーグ戦に出ていないメンバーが数多くいる中で、そういった選手も調子を上げてこられるような試合ができたと思います。

──今日、一番手応えがあったのはどんなところですか?

ビルドアップのところだと思います。監督がやりたいようなビルドアップができたと思いますし、ビルドアップだけじゃなく、背後への抜け出しも数多くあったので、そこが良かったと思っています。

──最近は左サイドでの出場が多かった中で、右サイドでプレーしました。感触はどうでしたか?

練習では右サイドでプレーしていたので、違和感なくプレーできたと思います。(右サイドでコンビを組んだ)川口尚紀君は本当に上手いので。僕に合わせてくれるからすごくやりやすかったです。

──リーグ戦への先発に向けた意気込みは?

手応えはあります。ただスタメンで出ている選手たちもすごくいい選手が多いので、僕も負けないように、控えの選手だと思われたくないので、これからも得点やアシストを貪欲に狙っていきたいと思います。

為田 大貴

為田 大貴

選手

──ダービーに勝利できた心境は?

ホッとしています。僕は他の選手たちよりもダービー慣れしているというか、セレッソの時に何回もダービーを経験してきましたし、ダービーでやられてはいけないことを自分の中では分かっているつもりでした。それを今日はピッチで表現できたと思います。

──チームとして自分たちがやりたいことはやれましたか?

正直、FC大阪戦はピッチの状況もありましたし、もう割り切って勝ちだけに徹してサッカーしました。練習通りに、監督が求めているサッカーができたと思います。

──サポーターの熱によって引き出されたところはありましたか?

サポーターがいい雰囲気を作ってくれたことは感じていましたし、ダービーはサポーターのために戦わなければいけない。僕は普段、サポーターのためにと思うタイプではないですし、自分のために戦っていますけど、ダービーだけはサポーターのために戦わなければいけないとセレッソですごく感じてきましたし、それを体現することができたと思います。若い選手もそうですけど、今日の経験がすごく大きなものになると思っています。

──しっかりと勝ち切って次に繋げることはチームとしても大きな収穫ですね。

そうですね。今日、自分たちがやりたいこと、自分たちがチャレンジしたいことを本当にみんなが逃げずに、90分間やり続けることができましたし、一つひとつのポゼッションの全てに意図のあるポゼッションができていたと思います。その中でスピードアップするところと自分たちがコントロールしなければいけない時間帯というのをうまくやれたと思うので。また次のリーグ戦で、自分たちが今日みたいな試合ができればと思っています。

ただ一つだけ言いたいのは、そんなに簡単ではありません。次の試合も難しい試合になりますし、熊本は技術が高くて、チームとしてすごく完成されたチームです。自分たちがやりたいことを相手にやられてしまう時間帯もあると思いますし、うまくいかない時間帯もあると思います。ただ最後に勝ち切るというところを次の試合でも何としても見せたいと思います。