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2025年9月27日 vs RB大宮アルディージャ
19:00 ヤマハ
磐田は前節、藤枝との“蒼藤決戦”に敗れて、再びプレーオフ圏外へと後退した。残り8節で自動昇格圏までは勝ち点「7」差の位置につけており、これ以上の足踏みは許されない状況なのは間違いない。その中で迎える今節は、勝ち点「1」差の大宮との直接対決―。「今週は絶対に落とせない」と倍井謙。その言葉通りにホームで勝利を飾り、“逆転昇格”への希望を繋げなければいけない一戦となる。
藤枝戦は、攻守で自分たちの力を発揮し切れない消化不良なゲームだった。特に前半序盤にゲームのリズムを崩すキッカケとなった守備面は、同じ3バックが想定される大宮に対し、ジョン ハッチンソン監督は「3バックにどうプレスをかけるのかは見直したい」と言及し、藤枝戦を踏まえて改善を図る構えだ。
ただリーグ3連敗中の大宮は今週、長澤徹監督を電撃解任。後任にはオーストリアのレッドブル・ザルツブルグなど国際的な指導経験を持つ宮沢悠生氏を迎え、今節が初陣となる。磐田戦に向けて限られた準備期間の中で、どう立ち向かってくるのかが最大の焦点となり、磐田側にもその難しさがある一戦になることは間違いない。
その時にチームに問われるのは、“想定外”との向き合い方だ。その点において今季は、波のあるパフォーマンスを続けてしまっている点を踏まえ、渡邉りょうはチームとして大切な心構えをこう話す。
「(試合の中で)何かが上手くいかないことは起こり得る。ただそのときにチームが繊細に左右され過ぎてしまっている感じはする。メンタルとしてはドンっと構えて戦っていかなければいけない」-。
どんな相手に対しても上回っていけるだけの選手たちは揃っている。だからこそ恐れる必要は何も無い。相手のやり方や戦い方に動じず、自分たちのやるべきことにフォーカスできれば、自ずと結果は付いてくる。自分たちの力を信じることが最後に勝利へと導く。