試合速報

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  • 藤枝
  • 2 終了 1

2025年9月20日 vs 藤枝MYFC

13:55 藤枝サ

見どころ

今季2度目の“蒼藤決戦”が行われる。ホームで行われた前回対戦は、後半アディショナルタイムまでスコアレスと拮抗した展開となったが、最後は倍井謙が倒されて獲得したPKをマテウス ペイショットが沈めてゴールをこじ開けた磐田が勝利を収めた。藤枝との対戦成績は4戦4勝。全勝を維持する好相性の流れを今節も死守しなければいけない。

夏の中断明けは大量失点で連敗と苦しんだが、そこから4試合負け無しと調子を持ち直していた。何よりも守備面は、今季初の3試合連続クリーンシートを継続している。特に今治との上位対決に臨んだ前節は、ミスからピンチを招いても全員でカバーし合う守備意識の高さが光った。今治戦で殊勲のゴールを奪い、勝利の立役者となった渡邉りょうは、「中断明けに大敗した時期を経て、『コンパクトかつコレクティブに』とジョン(ハッチンソン監督)がかなり言っていた。その守備に対する意識が無失点に繋がっていると思う」と胸を張る。苦しい展開を強いられても勝ち点を掴み取っていく勝負強さが問われているシーズン最終盤。今節、連勝を目指すサックスブルーとしては無失点に執着する試合にしたいのは間違いない。

一方でチームは課題とも真摯に向き合っている。前節は、結果的に無失点で抑えたが、不用意なボールロストからカウンターのピンチを与える場面も多かった。攻守両面でコントロールしたゲーム運びを目指すチームとして、クリーンにボールを保持していくことが理想的な形で試合を進めていく上での課題だ。その点に関しては、選手を試合で想定されるポジションに配置し、ボール保持の精度を高めるトレーニングを先週に続いて行い、その意図について「ボール保持にこだわって、コントロールできた形で前進していくところを意識してもらった」とハッチンソン監督。また、今節は13:55キックオフという久しぶりの日中開催になることも踏まえ、16日の練習を午前中に行い、“暑さ対策”を施して入念な準備を進めてきた。

互いのプライドとスタイルをぶつけ合う“県勢対決”。磐田は守備の要である江﨑巧朗を累積警告の出場停止で欠くが、その中でも無失点を継続し、藤枝を敵地で倒してJクラブの先輩として威厳を示す。