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2025年8月16日 vs 水戸ホーリーホック
18:00 Ksスタ
サックスブルーは正念場を迎えている。
リーグ再開後は、秋田、いわきに連敗。『J2優勝・J1昇格』という目標を掲げる中で自動昇格圏まで勝ち点「7」差に広がり、昇格争いで遅れをとり始めている。
何よりもチームが頭を悩ませているは、再開後に自分たちのパフォーマンスを表現できていない点だ。ジョン ハッチンソン監督は、中断前のパフォーマンスと比較し、「調子が良かった頃にやれていたことがやれなくなっている」と現状を分析する。特に2試合で7失点という守備面は、「トランジションのところでしっかりとオーガナイズして、相手を前に置いた状況からプレスをかけるところが継続できていない」と課題を指摘。チームとしての守備のバランスを取り戻すことがポイントになる。
ただそういった戦術的な課題もベースにある“勝負”で上回れなければ機能しない。秋田やいわきがフィジカルの強さをベースとしたデュエルやトランジションに強みを持つチームとの対戦が続いたという側面はあるが、指揮官は、「この2試合はデュエルのところで全体的に負けていたからこそうまく試合に入れなかった」と言及。首位・水戸との大一番に臨む今節、自分たちのパフォーマンスを取り戻すためにも、これまで以上に“闘う”ところにフォーカスしなければいけない一戦となる。
水戸は今季の開幕戦で対戦し、ホームで3-2で勝利を収めたが、5月から6月にかけてリーグ8連勝を記録するなど、勝ち点「6」差をつけて首位をひた走っている。中断明けの第24節では熊本に敗れ、16試合ぶりの黒星を喫したが、前半の2得点を逃げ切った前節は、しっかりと勝ち切って仕切り直している。
クラブ初のJ1昇格に向けて、今リーグで最も勢いのある水戸を倒せば、磐田にとって再び自信を取り戻すキッカケとしては十分だ。そのためにもここまで自分たちが積み上げてきたパフォーマンスを惜しみなく発揮し、この障壁をクラブ一体となって乗り越える。