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  • 鳥栖
  • 3 終了 0

2024年12月8日 vs サガン鳥栖

14:00 駅スタ

見どころ

J1残留を懸けたシーズン最終戦が、いよいよキックオフを迎える。ジュビロとしては勝利が必須。残留は他会場の結果に委ねられることになるが、1点でも多く得点が必要な状況に変わりは無い。今日もチーム一丸となってアグレッシブに戦い抜くことで、来季への道を切り開いていく。

スターティングイレブンは、GK川島永嗣、DF松原后、伊藤槙人、高畑奎汰、リカルド グラッサ、MF上原力也、松本昌也、ジョルディ クルークス、中村駿、植村洋斗、FWジャーメイン良。

前節のFC東京戦も勝利が絶対条件というの中での戦いとなった。後半8分にセットプレーから相手に先制を許したが、その後途中出場した選手たちが躍動。35分、藤川虎太朗の突破から獲得したFKの場面では、上原の正確なキックがペイショットのヘディングシュートを生み、44分には再び藤川の積極的な姿勢が相手のハンドを誘いPKを獲得。これを山田大記が利き足ではない左足で冷静に決めて土壇場で逆転。今シーズン限りでの引退を表明していた背番号10のゴールで劇的な勝利を手にした。今日は前節の勢いそのままに敵地へと乗り込み、サガン鳥栖から必ず勝利を手にする覚悟だ。

鳥栖は2012年の初昇格以来、J1での戦いを続けてきたが第34節にJ2降格が決定した。だが、その後は3試合を戦い2勝1敗。前節は名古屋グランパスから3-0で勝利を手にするなど、勢いのある戦いを続けている。特に、前からボールを奪ってショートカウンターでゴールを仕留める形を得意としており、今日も十分に警戒が必要だ。

残留を果たすには、勝利した上で、対象チームとの得失点差での勝負になる。ジュビロとしては、より多くのゴールが必要になってくる中で、「前からプレッシャーをかけてくる相手のファーストラインをどうブレイクしていくかが重要」と横内監督。「前節はそこを少し出せた部分もあったので、今日もそれ以上に出していくことができれば、最終ラインが押し込まれることなく、自分たちがボールを持っているときにラインを上げた状態でプレーできる。守備になったときも、良い効果があるのでやはりそこが大切になってくる」とポイントを挙げる。ボランチの上原も「今日はたとえ失点しなかったとしても、得点できなかったらダメ。必ず点を取る、ということにフォーカスして戦いたい」と意気込みを語る。また、前節、積極的な攻めの姿勢を貫き2得点を呼び込んだ藤川は鳥栖の育成組織出身。「プロになって初めて古巣のスタジアムで試合をするのですが、すごく楽しみでもある」と言い、「自分としては失うものは何も無い。思い切りやることだけが大事。勝たないといけないので行くしかない。自分はピッチに立った瞬間から全ての力を出していきたい」と熱い想いを明かした。

キックオフはこのあと14:00。駅前不動産スタジアム周辺の天候は晴れ。スタジアムには、遠方からも大勢のジュビロサポーターが駆け付け、試合前からチームに大声援を送ってくれている。サックスブルーを想う全ての人たちの願いを背負い、逆転での残留を掴み取る。