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2024年8月25日 vs 北海道コンサドーレ札幌

19:00 ヤマハ

インタビュー他

横内 昭展

監督

──試合の総括

今日もたくさんのサポーターが、我々の勝利を期待して最後まで声を枯らして応援していただいて、こういう結果になって本当に申し訳ないと思っています。ここ数試合、先に失点してしまうというところで、なかなかそこが改善できず今日もそういうところからスタートしてしまいました。ただそのあとは我慢強く戦ってはいたのですが、最後にセットプレーから失点して、なかなか踏ん張りきれず、得点も奪うことができず、非常に悔しい敗戦になりました。

──中村選手が久々の先発出場でしたが起用の意図を

怪我で長期離脱していましたが、復帰してすごく状態が上がってきて、清水とのトレーニングマッチでしっかり走れて彼らしいプレーがほぼ戻ってきたなというところでした。今節はそういう彼の良さを出してほしいと。対札幌に向けて、上手く彼の強みを出してほしいというところで起用に至りました。

──前節は町田にショッキングな敗戦を喫しましたが、今シーズンは敗戦からの切り替えに時間がかかっている印象です。

前節はショッキングな敗戦だったと思います。選手もダメージはあったと思いますが、今節の重要度は選手も分かっていましたし、1週間しっかり準備する期間がありました。札幌戦に向けて色々な準備をしました。そこに対して、本当に選手同士コミュニケーションを取りながら、我々ともコミュニケーションを取りながら、ピッチでしっかりトレーニングをして、そういう準備をして今日を迎えました。ただ、相手を上回ることができなかったと。この試合に懸ける選手たちの思いがあった中で、こういう結果になったのは僕の責任だと思っています。

──試合後は残り10節に向けて、どのような想いをサポーターに示したのでしょうか?

我々は今日敗戦しましたが、まだ何にも諦めていませんし、諦める理由もありません。ただこういう状況で我々だけではなくて、サポーターの皆さんと一緒にこの難局を乗り越えていきたいという、本当にサポーターの皆さんも悔しくて悔しくて、そういう気持ちがある中で、それでも応援してくれています。我々は絶対に諦めていないぞと、これからも応援を続けて欲しいという思いを込めました。

レオ ゴメス

レオ ゴメス

選手

──今日の試合を振り返って

自分たちにとって厳しい敗戦であることは間違いありませんが、シーズンはまだ続きます。今の僕たちに必要なことは、顔を上げて次の試合に向けて何を修正しなければいけないのか、何がダメなのかを理解した上で、次の試合で結果を見せることだと思います。ただ厳しい負けであることに間違いありません。

──自分たちのやりたいことが表現できていた時間もあったのでは?

自分たちがこの1週間で準備してきたことは、前半の最初は特に良くできていたとは思います。ただ早く失点してしまい、時間が経つに連れてその失点が重くのしかかる展開となってしまいました。ただそれを悔いている時間も無いので、次に向けて顔を上げるべきだと思います。

──中盤でコンビを組んだ中村駿選手との連係で意識していたことは?

中村選手とのプレーはやりやすかったと思います。ただそれは中村選手だけではなくて、他の選手とも上手くできると自分は信じています。試合ごとに誰を起用するかは、僕の仕事ではなく監督の仕事であり、監督が決めたことに対して忠実にプレーすることが僕たちの仕事だと思っています。

──残り10試合、何が大事だと思いますか?

当たり前のことなのかもしれないですけど、自分たちにとってどの試合も勝点を落とすべきではない試合になってきます。何より自分たちがホームで戦うときは、しっかりポイントを積み上げていって、最終的に自分たちの目標を達成することができればと思います。

──ピッチに立つ他の外国籍選手へのサポートなど、プレー以外での貢献も目立ちます

自分がプレーしやすければ味方もプレーしやすいですし、それは反対のことも言えるので、一緒のチームでプレーしている以上は、できる限りのサポートをしたいと思っています。見ていただいている方がそう言ってくださるのは本当に良いことなので、これからもそこは変わらずやっていけたらと思います。

中村 駿

中村 駿

選手

──久々の先発でしたが、どんな思いで試合に入りましたか?

勝たなければいけない試合だったので、そこに対して意気込んでやりました。

──どんな部分でチームを好転させようと考えていましたか?

守備の部分でもう少しやれる部分があったと思っていました。今週1週間はスタメン組の方でプレーさせてもらったので、色々な意見を言いながら修正してきましたけど、なかなかピッチでそれを全て出すということが今日は難しかったです。

──個人のパフォーマンスを振り返って

自分に求められていること、攻撃のところはなかなか上手くいかなかったですし、全体を統率するというところもなかなか上手くいかなかったので、出来としては全然良くなかったと思います。

──レオ ゴメス選手との連係面で意識していたことは?

守備の部分は少しレオに任せつつ、自分は攻撃の部分でと思っていましたけど、チーム全体として長いボールが増えてしまいました。それは悪いことではないですけど、そこからクオリティのある攻撃がなかなかできなかったので、レオとの関係というよりは全体としてのバランスを考えなければいけないと思います。

──長いボールが多くなった理由は札幌対策でしょうか?

そこはありました。相手がマンツーマンで来るところで、長いボールを増やしながらいこうと。ただボールを奪ったところで、蹴らなくても良い所でもロングボールが増えてしまって、相手にまた攻撃の主導権を渡してしまうシーンが多かったですし、近くで繋げるシーンもあったと思います。もっと攻撃の回数を増やすためにも繋ぐことは必要なことだと思うので、危ないシーンは蹴った方が良いとは思いますけど、繋げるところはもうちょっと求めていかなければいけないかなと思います。

角 昂志郎

角 昂志郎

選手

──J1リーグデビュー戦となりました試合を振り返って

本当に勝ちたかった、という一言です。自分のJ1デビューもそうですが、ジュビロの残留に向けて大事な一戦だったので本当に勝てなくて悔しい思いです。

──自身の役割としてはどんなことを考えてピッチに入りましたか?

点を取ることしか考えていなかったですし、横内監督からも点を取って来いと言われていたので、自分の役割が果たせなくて個人的にもすごく悔しいです。

──積極的に奪いに行ったり、全く負けていない印象でした

スタッド・ランス戦で初めてヤマハスタジアムでプレーをして、感覚は若干残ってはいたので、そういう良い経験があったからこそ今日も少しはプロの強度で自分らしさが出せたのかなと思います。

──クロスも積極的に上げていましたどんなイメージを持っていましたか?

仲間を信じて、入って来てくれという思いを込めて送ったクロスだったのですが、なかなか合わず、次はしっかりと合わせていきたいと思います。

──シュートを放った場面もありました

振り返ってみて、自分が点を取れる可能性があったのはあのシーンだけだったと思いますし、そういう目の前にあったチャンスをものにできなかったことが自分の今の実力なのかなと思います。

──あのシュートシーンを振り返ってみるといかがですか?

正直あのときの判断でしたが、打てるときに打つというのは思っていて、自分を信じて振り切った結果外れたので後悔はしていないですが、あの瞬間はあれ以上の選択が自分には無かったので、決め切る力がより必要だなと感じた瞬間でした。

──この大事な試合でメンバーに選ばれて、やってやろうという気持ちも高まったのでは?

スタッド・ランス戦は親善試合ということもあって、経験重視の起用もあったと思うのですが、J1という舞台になって、勝負の世界で勝つか負けるかですし、勝点3が本当に必要だった試合で自分を信じて使ってくれた横内監督には感謝をしています。ただ、その期待に応えられなかったので、次チャンスを貰えるようにまた練習から取り組んでいきたいと思います。

北海道コンサドーレ札幌 ペトロヴィッチ監督

──試合の総括

非常に厳しいゲームでした。もちろん鳥栖戦の前からそうですが、我々の置かれている状況というのは毎試合勝っていかないといけないという状況です。残留圏のチームとポイントが離れていて、毎試合勝利していかなければ我々はそこに到達することも追い越すこともできない状況で、前節鳥栖には勝利できましたけど、首の皮が一枚繋がったような中で今日のゲームを迎えました。もちろん両チームとも非常に厳しい状況で行われた試合でしたが、思っていた以上に厳しいゲームだったのは間違いありません。勝利はしましたが、我々が残留を実現させるためにはまだまだ足りないものがあります。毎試合毎試合ここから勝っていかないといけませんし、勝つことで自分たちの残留の可能性を広げていける、そういう状況です。プレッシャーのかかるゲームでしたが、我々は立ち上がりから勇気のあるアグレッシブな戦いを見せられたと思っています。相手に対して前からプレッシャーをかけてボールを蹴らせてそれを競り合って回収する。そうした我々の狙い、そして相手の狙いというものがぶつかり合う、そういうゲームだったと思います。磐田は素晴らしい監督がいるチームですし、試合を通して非常に狙いを持った戦いを見せていました。そうした中で、我々が相手の長いボール、スペースに蹴り込んでくるボールを競り合う中でマイボールにし、ときには相手にチャンスを作られる場面もありましたが、そういった場面もしっかり集中して身体を張り、失点をせずに試合を終えられたことはチームの非常に強い想いを感じるゲームだったと思います。攻撃に関しては狙いとする形がいくつも出ていましたし、得点になってもおかしくないチャンスが他にもあったと思います。拮抗した非常に厳しいゲームでしたが、試合を通して勝利に値するゲームができたのは札幌だったと思っています。