試合速報

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2023年5月17日 vs 藤枝MYFC

19:00 藤枝サ

インタビュー他

横内 昭展

監督

──試合の総括

まずは水曜日のナイトゲームでこれだけたくさんのサポーターに来ていただいて、試合が始まる前からずっと声を出し続けて我々の背中を押し続けてくれたことに感謝します。

試合はなかなか難しいゲームでした。我々も数多く決定機を作れたか、というとそうでもありませんし、相手にもそこまで決定機を作られたわけではないですけど、お互い焦れずにやるような内容だったと思います。その中で後半セットプレーから得点できたのは非常に良かったなと思います。そのあと勝ち越せていればもう少し楽だったと思いますが、それでも1-0で勝てたのは我々にとって非常に良かったなと思います。

──1人少ない相手に対して追加点を奪えなかったことと、しのぎ切ったところ、どちらを評価しますか?

両方あります。まずは追加点を取り切れなかったところで言えば、相手が1人少なくなって、局面では数的有利を作れるはずだったと思うのですが、なかなかそれを上手く使えず決定機を多く作ることができなかったなと思っています。よくしのぎ切ったというところは大きかったというか、1人相手が少ない中ですけど、藤枝さんは1人少なくなってもゴールの方向に向かって、ゴールを奪いに来るという、本当に危険なチームで、隙を与えると失点してもおかしくないところまで来られたなと思っています。なので、最後まで本当によくしのぎ切ってくれたなと思っています。

──順位もプレーオフ圏に入りましたが、ここから過密スケジュールとなります

まず順位よりもこの連勝を一つでも伸ばしていきたい、勝点を積み上げていきたいというところが現時点では大きいと思っています。それで初めて順位がついてくると思いますし、本当にこれを継続して、積み重ねていきたいと思います。

──数的同数の時間帯の試合運びは

入りは良かったと思います。ただそのあとは少し上手くいっていなかった時間帯もあったかなと思います。一つは相手は前に人数をかけて攻撃に来るので、そこのマークが少しはっきりできなかったというところに我々の改善点があるかなというところと、我々のプレッシャーに対し藤枝さんが慣れてきたというところもあって、なかなか上手くかみ合わなくなったところで、少しポジショニングを上手くつかみきれなかったことはあるかなと思っています。

──ハーフタイムも含め早めの交代策は連戦を見据えてでしょうか?

戦術的なところももちろんありますし、本当によく走る相手チームに対し我々ももう一つギアを上げたい、フレッシュな選手を入れてやっていきたいというところも加味して交代を決めました。

松原 后

松原 后

選手

──まずは今日の試合を振り返って

藤枝は攻撃に推進力があって、勢いを持ってやってくるというのが特徴だと自分たちは分析していました。そこは前半ちょっと上手く相手にやらせてしまったなという部分はありますけど、今までの自分たちだったら前半の悪い時間帯だったり立ち上がりに失点していたかもしれないですし、そういうところを耐えて前半0でできたというのは自分たちも成長しているのではないかなと思います。

──相手が1人少なくなってから得点が入り勝利したというところの評価は?

失点しなければ自分たちの試合運びができると話していたので、前半失点せずに、得点は奪えなかったですがゲームプラン通りにと言いますか、焦れずに自分たちのサッカーをやろうという意識を全員が持ってやっていました。その中でセットプレーでしたが点を取って勝てたというのは収穫じゃないかなと思います。

──攻撃参加でも存在感を示していました

自分は攻撃に行く分、自分のところの守備というのがちょっとチームに迷惑をかけてしまっていたところがあったので、何とか攻撃で得点だったりアシストだったり、起点のプレーというのをして、それでチームを勝たせるようなプレーをしていこうというのを意識してやっていました。そういった意味では得点は入らなかったですが、PKを取ったりチャンスメイクができていたので、あとは自分もちゃんと決め切ることだったりをちゃんとやっていきたいと思います。

──PKをファビアン選手に譲った場面について

僕はDFなので、普通はストライカーの選手に譲ると思うのですが、毎試合僕も点を取りたいと思っていますし、自分で取ったPKだったので絶対自分で蹴るという思いでやっていました。ただ、ラッソ(ファビアン ゴンザレス)も数ヶ月試合に出られずに、練習を本当に毎日頑張っていたので、仲も良いですし今季初ゴールを決めて欲しいという思いで譲りました。結果外しちゃいましたけど、次は決めてくれると思いますし、今日は勝てたので良かったです。

──3連勝という結果について

J2にいる以上結果が必要ですし、2チームしか自動昇格で上がれないので、自分たちの順位というのは納得いってないですし、自分は本当に1年でJ1昇格というのを最低限の目標にしてやっているので、そういった意味では勝たないと意味ないですし、自分たちが成長していても結果がついてこないと意味がないと思っているので。本当に勝点3が取れたらと、そこは勝利にこだわっています。

──今後に向けて

連勝というところは置いておいて、一つひとつ目の前の試合に向けて準備をしてきて、その結果が勝ちに繋がっていると思っています。すぐに次の試合が来るのでまた準備をして、やっていきたいなと思います。

ジャーメイン 良

ジャーメイン 良

選手

──苦しみながらも勝利を手にしました

今日は前半最初の方にチャンスが何度かあって、そこで決めたらもう少し楽な試合になっていたと思いますし、シュート数も多かったと思うので、やはりそこの精度だと思います。自分も3本くらいチャンスがあり、決め切ることができなかったので納得はしていないです。

──その中で勝点3を得たことについて

しっかり失点0で終われましたし、追加点は取れなかったですが、失点せずにいけたことはチームとして一つ前進です。あとは追加点を取れるように、したたかさなども出していきたいです。

──最後までハードワークを続けていました

個人的には点を取りたかったですが、取れなかったので、他の部分で貢献しつつ1点を狙っていました。正直取りたかったので、今日は悔しさが大きいです。前半のヘディング2本は特に、自分的にはしっかりマークも外せてボールも呼び込めたので、そこは決めたかった場面です。

──決定機を毎試合作ることができているというのは手応えになっているのでは?

そうですね。そこはポジティブに、シュートを打てているということはオフザボールでしっかり動けているということだと思うので、しっかりボックス内で動き続けることはこれからも続けていきたいなと思います。

三浦 龍輝

三浦 龍輝

選手

──誕生日に完封勝利でした。サポーターからもお祝いされていましたね

もう恥ずかしい年齢ですけど(笑)、最高でした。ポジション柄、止めるのが仕事ですが、それよりも後ろから安心感だったり、そういうものを少しでも与えられるように頑張っていきたいです。

──今日の試合について、勝ち切れた要因は?

0で抑える時間を長くするというのはチームで話していたことなので、それができたことが良かったですし、点を取ったあとに引かなかった、追加点を狙いに行けたことも良かったところです。これを次の試合だったり、今シーズン続けていかないといけないと思います。

──守備面の変化

むやみに取りに行かないというところがまず一つあると思いますし、相手もあることなので攻められることもあります。そのときに、割り切って守るということも必要かなと思って、後ろからそういった指示を出しています。

──セットプレーについて、前節から意思統一した部分は?

特に前半戦、最初の方はかなりやられていたので、意思統一というよりは今までやってきたことを引き続きレベルアップするというのがみんなで統一したと言いますか、話したことです。

──3連勝ですが、次に向けて

そうですね、上位も負けていないと思うので、何連勝しても食らい付いていくというのはチームでやっていきたいと思います。

──藤枝の雰囲気について

エスパルスとはまた違った雰囲気でしたし、円陣の中では「雰囲気にのまれないようにしよう」と言っていました。また違った雰囲気があって凄く良かったなと思います。

リカルド グラッサ

リカルド グラッサ

選手

──まずは今日の試合を振り返って

相手は連敗で来ているのは分かっていたのですが、前半から難しい試合になりました。後半に入ってからは相手に退場選手が出て、自分たちも点を決めてリードを奪ったのですが、最後の方でまた苦しい時間帯が続きました。それを我慢強く耐えることができて良かったと思っています。

──前半から守備で身体を張ったプレーを何度も見せていました。そこを耐えて自身の得点に繋げました

難しい時間帯は集中力と自分たちがバラバラにならないことが大事で、相手がボールを持つ時間帯もありましたし、速い選手が多くてマークに行っても振り切られることが何回かありました。チームをコンパクトにして、全員が集中して、もしマークを外されたら近くの選手がカバーするということを試合前から監督とチームメイトと話して試合に入りました。それができて、この結果になったと思います。最後の方はロングボールであったり、空中での戦いが多くなったのですが、ディフェンスをしながら耐えて、相手に勝ることができた勝利だったので良かったです。

──リーグ戦3連勝ですが、ここから先の試合に向けて

ポジティブな結果、勝利ができていることは本当に嬉しく思っています。今日の試合は今日喜んで、また明日には次に向けて切り替えたいと思います。まだまだ長いシーズンですし、このまま続けることが大事だと思うので、1試合1試合集中して勝利していきたいと思っています。

──改めて、ジュビロ加入後初得点を決めたときの思いを

ゴールは本当に嬉しいですが、それよりチームが勝利できたことが一番嬉しいです。今日は自分でしたが、これからもみんなが決めていくことがチームのプラスになるので、このまま勝利を求めていきたいと思っています。終盤も、(藤川)虎太朗だったり、ラッソ(ファビアン ゴンザレス)だったりの惜しいシュートがありました。相手のセービングもあり決めることができませんでしたが、そこは相手のディフェンスを認めて、次の試合も頑張っていきたいと思っています。

藤枝MYFC 須藤 大輔監督

──試合の総括

前節0-5という、入りを圧倒的に失敗した中、今節は勇気をもってビルドアップをしましょうという話をして試合に臨みました。いい相手ですし、クラブスタッフからも「超満員でできるよ」と聞いていましたし、選手たちはひたむきに最後まで走り抜いてくれたと思います。だからこそ彼らを勝たせてあげたかったというのが一番の言葉になります。前節の反省点、ボランチのところで上手く剥がしていこうというところがしっかりできたかなと。センターバックのところで前が空いていればしっかりドライブしてサイドハーフを食い付かせてその背後ですね、特に松原とリカルドの間は狙いを持ちながらゲームを運んでいました。いい内容でしたけど、最後のところで決めきらないとこうなってしまうかなと。2枚目のイエローで1人少なくなってしまったのですが、最後まで11人でやらせてあげたかったなと。それも含めてまだまだ自分たちの力の無さかなと思います。ですけど、最後の最後まで体を張った守備ですとかゴールに向かっていった姿勢というのは清水戦同様にあったので内容プラス結果という両極というのを、さっきロッカールームでも言いましたけど手繰り寄せないといけないのかなと感じています。その差、ほんのちょっとの差だと思います。ただその差が大きいのがプロのサッカーの世界ですから、トレーニングで一個一個埋めていく作業をしたいと思います。ただ、本当に最後までやり切った選手を、私は称えてあげたいと思います。