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2023年3月11日 vs 大宮アルディージャ

14:00 NACK

インタビュー他

横内 昭展

監督

──試合の総括

まずは2,000人以上スタジアムに駆け付けてくれたサポーターの皆さんに勝利をお届けできずに、非常に申し訳なく思っています。前半は我々が準備したことがたくさん出せたかなと思いますが、なかなか点が取れず、後半も我々の時間も長かったですしチャンスもあったかなと思っています。ただ、それを完結できずにあの時間帯まで来たというのが、我々にとっては課題の残るゲームだったなと。失点に関しては、またゆっくり映像も見ながら反省したいなと思っています。

──試合内容としてはここまでで一番充実していたと感じますが、J2リーグの怖さも感じる試合になったのでは?

サッカーはこういうことも起こり得るというのは重々私も分かっていますが、本当に強いチーム、集団というのはそこで何とか踏ん張れると僕は思っていて、そこを踏ん張り切れないというのがまだまだ我々の課題ですし、今の現在地かなと思っています。

──試合後に選手たちにはどのような声をかけましたか?

選手の前で話をしてきましたが、ルヴァンもあって合わせる時間があまり無い中で、それでもこの大宮戦に向けて我々がやろうとしたことをピッチで表現してくれたことは凄く評価していると。ただ、そういうところでチャンスをたくさん作ったけど決め切れないというのは、それが今の我々の課題でもあるし、最後にやられて落とすというところが我々の現在地だということを選手たちの前では話しました。ただ、しっかり顔を上げて帰ろうと。全てがネガティブ、悪い訳ではなくて、確実に積み上がってきている部分もあるので、それを我々から手放す必要はないと、そういう話をしました。

──退場になってしまいましたが、中川選手は終盤まで素晴らしいプレーを続けていたのでは?

本当に良いプレーをしてくれていたと思います。あの1プレーで退場になりましたが、それが原因で失点したとは僕は思っていませんし、もちろん一発で退場というのはチームにとって痛いですけど、これも彼にとったら良い経験だと思うので、必ず次に繋がると僕は思っています。

──遠藤選手と針谷選手の守備面についての評価を教えてください

二人とも守備のタスクというのを求めていますし、練習から我々にそういう強度をしっかり見せてくれていますので、守備に関して僕がどうこう言うことは無いですね。逆に攻撃の良さというのは、もっともっと引き出していきたいなと思っています。

杉本 健勇

杉本 健勇

選手

──試合を振り返って

チャンスの数も多くほとんど僕たちのゲームでした。ただ決め切れなかったことでサッカーの怖いところが出てしまいました。(中川)創は今日素晴らしいパフォーマンスをしていました。責任を感じていると思いますが全くそう思う必要は無くて、逆に前線の自分たちが点を取っていれば勝てた試合だったので反省しなければいけません。

──今季一番ゴールに迫っていた試合だったと思います。状態が上がっている感触はありますか?

(上がっているのは)俺だけではないと思いますし、チーム全体として良くなっていると思います。この結果は悔しいですけどまだまだリーグ戦は長いです。自分たちがやりたいサッカーというのは徐々にできてきているので、それを結果に結び付けていきたいと思います。

──試合内容が良かった要因は?

後ろのビルドアップも凄く良かったですし、出して動いて出して動いてというところ。あとは(金子)翔太が間でどんどん受けてくれますし、僕が下がったら翔太が前に行ってという形もできていました。あとは相手のラインが高く、マークもそこまでタイトには来ていなかったので、そこの背後はチームとして狙っていました。

──チームをさらに成長させていくためにはどんなことが必要だと思いますか?

これを続けていくだけです。やることは変わらないですし、今日も守備陣は失点シーンまでしっかり守ってくれていました。今日の結果は自分も含めて前線の選手の責任だと思っています。

古川 陽介

古川 陽介

選手

──今季リーグ戦初出場でした

仕掛けるところで少し良さが出せたところもあったのですが、ゴールという形では結果を残せなかったので、そこは凄く課題ですし、試合を決定付ける仕事が果たせなかったので、それは良くなかったと思います。

──ピッチに入るまではどんなことを考えながら試合を見ていましたか?

押し込む時間が長かったので、チャンスに多く絡むイメージはできていました。自分がボールを持ったときに相手が結構足にきている状態だったので、縦に揺さぶってというのは常に考えながらプレーしました。

──悔しそうな表情を浮かべていたルヴァンカップから中2日でしたが、その間に整理したことは?

もっとできるなと自分に言い聞かせていましたし、やらないといけないと思うので、そういう覚悟を持って、1試合1試合でどれだけ印象付けられるかというのは自分の中であって、今日だったらクロスでもう少し良いボールが供給できていたら、そういったゴールに向かうプレーがもっと増えれば良いなと思います。

──次節のダービーに向けて

自分は(高校サッカー)選手権のときなどにエコパで点を決めているので、エコパは凄く思い入れのある場所です。ダービーは去年悔しい思いをしたので、そういう意味でも次は特別な試合になるかなと思います。

針谷 岳晃

針谷 岳晃

選手

──内容が良かっただけに悔しい結果でした

今年のリーグ戦では一番チャンスを作れたと思いますし、前半から自分達の良いリズムでやれていたので、なおさら点だけが遠かったという印象です。

──主導権を握れた要因は?

大宮が前からプレスをかけてくるようなことも無かったので自由に持てましたし、そこでスムーズに前に運べて、(松原)后君のところなどがウチのストロングなので、そこを使いながらクロスの数も増やしていけました。そこが良いリズムでできた要因かなと思います。

──今日の試合で手応えを感じたところは?

個人としては最初は狙い過ぎましたけど、縦パスというのは自分の持ち味ですし、そこが通るというのは凄く自信にもなります。チームとしてはどんどんゴールには近付いていると思うので、最後のクオリティというのをもっともっと上げていかないといけないと思います。

──監督から、遠藤選手と針谷選手は守備のタスクをこなせているから攻撃面で期待しているというようなコメントがありました

ヤットさん(遠藤)からは良いボールが出てきますし、それ以外の選手からももらう意識は凄くあります。そういったところは練習からやっているように、もっともっと動き回ってもらえれば良かったですけど、そこがまだまだ自分の中では課題かなと思います。

──今日は中川選手が素晴らしいパフォーマンスを続けていました

頼もしかったですし、競り合いもほぼほぼ勝っていたので、後ろにいて声も出してくれて助かりました。凄く良かったと思います。

──古川選手が入ってから、左サイドから連動した崩しが見られました

(古川)陽介があの時間に入ってきたので、なるべく陽介にボールを預けて思い切ってやってもらおうと思っていたので、その中でも多くの人が関わって崩していけていました。ただ最後の精度が少し足りなかったと思います。

梶川 裕嗣

梶川 裕嗣

選手

──悔しい結果になってしまったと思いますが、内容的には手応えを感じる部分もあったのでは?

内容はやはり毎試合毎試合良くなってきているとは思うのですが、やはり後半の時間帯にいつも失点してしまいますし、そこはやはりチームとしての緩さがあるのかなと。自分も含めてもっと突き詰めていかないといけないなと思います。

──良くなってきている部分について

まだまだですが、自分たちがボールを握ることや、そういうところでチャンスの数というのは最初の試合に比べると多くなってきていると思うので、あとは決め切ることや守り切ることなど、細部にこだわっていかなくてはいけないと感じています。

──前半は素晴らしいセーブがありました

あの場面についてはビルドアップからの僕も含めてのミスだったのですが、ああいうところでやられないようにというのは心掛けていたので、止めることができて良かったです。

──今日センターバックで先発した中川選手は素晴らしいプレーを続けていたと思います

見ていて頼もしいですし、コーチングも含めてDFラインでリーダーシップを取ってやってくれていたので、そういう意味でも最後失点してしまったのは本当に悔しいです。

──この悔しさを次に繋げていくために

次はダービーですし絶対に負けられない、勝たなくてはいけない相手です。優勝昇格という目標に向けてもう一度チームとして一丸となって戦っていきたいと思います。

大宮アルディージャ 相馬 直樹監督

──試合の総括

今日は本当にアウェイの磐田さんのサポーター含めて、我々のサポーター含めて、凄く良い雰囲気を作ってくださいました。たくさんの方に集まっていただいて、まずは本当にこういう素晴らしい環境で選手たちが戦える、そしてそういうエネルギーを持った戦いができたこと、皆さんに感謝したいなと思います。その上で、苦しいゲームでしたけど一緒に喜ぶことができて本当に嬉しく思っています。ゲームは立ち上がりからちょっとずっとなかなかマイボールにならないと言いますか、ボックス付近から出られないような展開になってしまったのですが、そこで失点しなかったことが非常に大きかったと思っています。もちろんGKの笠原だけでなく、DF陣のセカンドボールに対しての反応など本当によくやってくれていたと思いますし、その辺りを含めて最終的にはそれが最後のゴールまで繋がったなと思っています。もちろん立ち上がりに自分たちの時間を作れなかったこと、前節の熊本戦でもそういう部分がありましたので、またそこはしっかりと見直さなければいけないと思いますが、ただ今回は前半のうちにまた自分たちの時間を作ることができたのも大きなポイントでもあったと思いますので、後半まだいけるというそういう思いを選手たちも我々ベンチも含めて行けたのは大きかったかなと思っています。ただ後半に関しても自分たちのリズムの時間もあったと思いますが、相手は人を代えてきて入れ替わってきた辺りから押し込まれる時間が増えてしまいました。そのあと我々も動いて少し自分たちの時間ができるようになったと思いますが、改めてですが今日そういう1個のボールをマイボールにするところだったりとか、球際のところで行き切れているのか行き切れていないのか、ちょっとしたボールを落としてしまうのか落とさないのか、そういったところがゲームの流れに大きく左右するというのを感じるゲームだったと思います。そこがまた選手たちもよくやってくれた部分、もちろん上回られたところでは苦しい時間になりましたが、こういう形になったかなと思っています。最後ああいう形で勝ちを呼び込めたのは我々にとっては大きな、この前の0-3というゲームからのリバウンドメンタリティを見せられるかというゲームだったと思います。サポーターの皆さんと良い形で喜べたことはまたしっかりと繋げていけるように、そしてずっと90分強いぞと言える訳ではないですが、どこか変わったぞアルディージャ、というその一端を見せることはできたかなと思います。これが1試合じゃ仕方ないので、また良い準備をしたいなと思います。