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2022年8月19日 vs 名古屋グランパス

19:30 豊田ス

インタビュー他

渋谷 洋樹

監督

──ハーフタイムコメント

・相手CBに自由にやらせないこと

・ロングボールを入れたあとのセカンドボールをしっかり拾うこと

・チャンスのときは思い切って出ていこう

──試合の総括

まず、今日は磐田からもそうですし、全国からファン・サポーターの方々に来ていただき、そして大声援を送っていただき、我々の後押しをしていただいたにも関わらず、勝利を届けられなかったことが非常に残念ですし、悔しい思いをしています。選手たちも粘り強く戦った上で結果が出なかったので、本当に悔しい思いをしていると思います。

ゲームに関しては、私が描いた守備のプランを選手は遂行してくれたのですが、少し前線のプレッシャーが引き気味だったかなと、受け入れていたかなというところがありました。ただ、コンパクトにしっかり戦っていたので、それを私がもう少し前線からのプレッシャーをかけていくように指示をすれば良かったかなと感じています。奪ってからの攻撃のところで選手たちはポジション取りを早くしようとか、そこからのカウンターに行こうというところの意識はみんな持ってやってくれていたのですが、前半は特にシュートまで行かず、相手の攻撃ばかり受けていたかなという印象です。

後半は、相手のミスが無ければ失点していたかもしれないですが、得点チャンスをより作るということではチャンス自体はあったと思うのですが、やはり一発、マテウス選手のあの一発というのが、入るんだと。それはやはり、ボールへの寄せや、予測、技術部分についてはそういうところを突き詰めないと失点は止まらないと思うので、そこをしっかりやっていくことが大切です。そして、チャンスをしっかりものにするという、今こういう残留争いをしている状態では0で抑えて1点でも取って勝利するというのが一番我々が求めることです。0で抑えて得点が入ってという状況を作り出せるように、今後考えてやっていきたいと思います。

選手たちが、粘り強く我慢強く、辛抱強く戦っていた姿は見られたので、前節屈辱的な負け方をしたというところも含めて、我々はこれから気持ちの部分、辛抱強くというところをしっかり持ってトレーニングに励み、次の柏戦、この一戦に向けてしっかりと準備していきたいと思います。

──山本康裕選手をシャドーで起用した理由と、途中から遠藤選手とポジションを入れ替えた意図を教えてください

まず、名古屋さんは基本的にはシャドーの選手がスイッチを入れて守備をすると。その背中にポジション取りをして、そこで起点を作って、それからワイドに行くなりスルーパスを出すなり、あとはFWに対してのサポートをするなりというところで、そこの部分にポジションを取って遠藤選手と上原選手を置いて、3枚のボランチとしてというイメージでした。中盤の左は少し裏に出る、そして右の鈴木雄斗選手を活かすためにもあそこにボランチの選手を置いて、飛び出して行って守備をするというイメージで、そこに置きました。途中変えたのは、(山本)康裕が少し落ちてプレーしていたので、ヤット(遠藤)があそこに入っている方が自分たちの感覚としては凄く良かったのかなということがあり、選手からそれでどうですか?という感じの声があったので、OKそれで行こう、という形になりました。

──ここから次のゲームまで時間が空きますが、そこでまず確認していきたいことは?

守備においては、前線からプレッシャーをかけたときの全体の連動性、意思統一、それは行くときと行かないときと、そして行ってボールを奪ったときにどのように攻撃するかというカウンターの部分でしたり、守備をセットしたときの形などを意思統一させていきたいと思います。その中で、前線からのプレッシャーのインテンシティというところで、形はある程度みんなイメージを持ってプレッシャーをかけることができていると思います。そこでの一人ひとりのスピードなど、そういったところが求められると思いますし、今よりも上げていくことでボールを取る回数が増えていくと。そこから攻撃に至る中で、ポジション取りを早くすること、ポジションからどのように動くか、出して動くというところのイメージ付けはしたいと思っています。

──サイドのところで名古屋の森下選手を自由にさせてしまった印象があります

その通りだと思います。中谷選手や藤井選手のところにボールが入ったときに、マテウス選手にボールを入れられないように中を締めていたのですが、それによってボールを持たれてドリブルされて前に運ばれてしまったので、全員が自ずと中に入らなければいけなくなり、それによってサイドにボールがより楽に入ってしまっていました。中を締めなければいけないことで、森下選手のところには行きづらくなったことがサイドでやられた要因だと思います。前からプレッシャーをもっと行って、ボールを入れられたところに強く寄せた方が、結果的には森下選手にはプレッシャーをかけられたのではないかと思います。

松本 昌也

松本 昌也

選手

──まずは今日の試合を振り返って

今日は何としてでも勝ちが必要なゲームだったのですが、前半に失点してしまった状況の中、どうにかまずは1点を返して勝ちたいという気持ちをチームとして出していこうと考えていました。ただ、まだまだ足りない部分はたくさんあると感じています。

──監督交代によってどんなところが変わったと思いますか?

そこまで違いは無かったですが、より球際に行くとか、帰陣を速くするとか、その部分を今までより高めていくことを大事にして試合に臨みました。

──苦しい展開の中でも、最後まで相手に身体を寄せることができていたと思います

そこは最低限必要なことだと思います。ゴールはスーパーだったので難しい部分もありましたが、押し込まれたときにどういう守り方をするかといったところはもっともっと詰めていけると思うので、ここからの2週間でしっかりとやっていきたいです。

──残り8試合に向けて、ここからの中断期間でどんなところを高めていきたいですか?

ベースとなる戦う、走るといったところを高めつつ、次の柏を相手にどういうプランで戦っていくかというところはしっかりとやっていきたいです。自分達は今勝たなければいけない状況なので、その中でどうやって戦っていくか、90分間を通してどういう戦術で戦っていくかをしっかり考えて、詰めていきたいと思います。

──サポーターからの大声援をどのように感じていましたか?

やはり、サポーターの声があるというだけでキツいときでも走れますし、今日もアウェイでしたけど大きな声援をいただいたので、何とか勝ちたかったです。次こそは、何としてでも勝ちたいです。

遠藤 保仁

遠藤 保仁

選手

──結果的に敗れてしましたが、課題と手応えを挙げるとすると?

今日の試合はチャンス自体が少なかったので、そこは課題だと感じています。ゲームの入り方としては決して悪くなかったと思いますが、素晴らしいシュートを決められてしまいました。0で抑えながら試合を進めていくのか、ゴールを奪いに行きながら失点を減らしていくのかということは、今後明確にしていかなくてはいけないですし、今日は全体的にバックパスが多かったという反省があります。そこは動きの質もありますし、周りをよく見て個人個人がそうしたところを直しながら出していけたらと思います。

──今日は山本康裕選手が1列前に入るような布陣でスタートし、途中で遠藤選手とポジションを入れ変えたと思います。その意図は?

康裕はどちらかと言うとボランチでずっとやってきた選手なので、間で受けるというよりも、しっかり前を向いたプレーの方が康裕にとってより良いのかなと思いましたし、相手のディフェンスラインとボランチの間で受ける機会もあまり無かったので、そこはポジションを変えながら自分が受けられるようにできたら良いなと思っていました。ポジションは固定していないので、康裕と話しながらできていましたし、そこは大きな問題ではなかったかなと思っています。

──伊藤前監督と渋谷監督で変わったことはありましたか?

大きく変わっていないです。ここまでやってきた良い部分と、修正しなくてはいけない部分を渋谷監督が改めて整理してくれていたと思いますし、今週は時間があまり無い中だったので、大きく変わることはありませんでした。次の試合まで少し空くので、そこでしっかり修正しながら、残り8試合下を向かずにやっていきたいです。もう少しチャンスが作れたらと思いますし、課題はたくさんありますが、次のレイソル戦に向けてしっかり準備していきたいと思います。

名古屋グランパス 長谷川 健太監督

──ハーフタイムコメント

・やることは変わらない。続けよう

・奪ったボールをしっかり繋げよう

・もう1点奪いにいこう

──試合の総括

声出しの応援を大勢の方々にしていただき本当に感謝しています。そういう後押しがあったからこそ、今日の試合に勝ち切れたと思います。今日は勝たなければいけない試合だったので、選手たちにはプレッシャーが非常にかかっていたと思います。その中で良い形で先制して、2点目が取れれば試合が決まったと思うのですが、なかなか今シーズンは追加点が取れていないので、引き続きそこは課題なのかなと思っています。ただ、前回磐田とアウェイで対戦したときは1-0という状況の中で、相手の攻撃を受けてしまって、相手にセカンドボールを拾われたり、セットプレーから失点してしまいましたが、それは今日の試合はありませんでした。ディフェンスラインが下がることなく最後までしっかり戦うことができました。今日は本当に最後まで集中を切らさず全員が戦ってくれたと思います。