試合速報

  • 栃木
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2020年12月20日 vs 栃木SC

14:00 カンセキ

インタビュー他

鈴木 政一

監督

──ハーフタイムコメント

・突破、フィニッシュの回数をもっと増やしていこう

・後半0-0の気持ちで、もう1点取りにいこう

──試合の総括

来年に向けて内容、結果にこだわっていこうという中で、前半はフィニッシュまでというところでは難しかったですが、後半良い形からセンタリング、シュートという流れから得点が取れて良かったと思います。最後の失点は別として、良い内容結果で終えることができたかなと思っています。

──伊藤選手が欠場した理由は?

打撲をしたところの痛みが出てきたということで、急遽今回はしっかり怪我を治して、来季に向けて準備をするというところで、磐田に置いてきました。

──誰が出ても、というところで手応えを得られる試合だったのでは?

まだまだ改善しなければいけないところもありますが、チームの中でカバーしながらやれるというのは、今シーズン監督を受けて以降、良い形でできているのではないかなと思っています。

──監督就任以来19試合を戦いましたが、ボールの運び方など良くなっていると感じています。来季に向けてのチーム作りの進捗具合は?

まだ来年どうなるかは分からないですが、本当は理想まで考えると60くらいかなと。選手個々の判断で連動してボールサイドの狙いを持って逆サイド、そして相手の最終ライン、という攻めができるようになればもっと楽しくなるのではないかと思います。

──細かい部分でも戦い方を変えたところもあったと思います。大変だったところは?

特に大変というところはあまり感じていません。色々な部分でコーチングスタッフにサポートしてもらっていました。選手に関して悩んだのは、サッカーを変えるかどうかというところです。ただやはり、せっかくやるならばということで、(初陣となったホーム京都戦は)その中で判断を持っている選手を中心にメンバー構成をして臨みました。前半非常に良いサッカーをしてくれました。これをやっていこうという、一つの大きなきっかけになったのかなと思います。選手たちが本当に意識を持ってトライしてくれたことが大きいと感じています。

──今日は松本選手と藤川選手のゴールが決まりましたが、若い選手がゴール決めることについて

本当に嬉しいですね。FWがルキアンも怪我、小川も起用できない時期があり、いる選手でやってく中で、得点がすごくほしかったのですが、ああいう形で藤川もゲームを重ねるごとに良くなっているので、こういう形で点を取れたことは本人にとってもプラスかなと思います。

──遠藤選手がもたらしたものについて

要するにタメを作る、ゲームの流れを読んだり、ここはゆっくり、ここはカウンター気味にと。あるいは個々の選手を活かしたプレー、パス一つもそうですし、受けるプレーヤーが良い状況で受けられるタイミング、質、そういうものを兼ね備えているのが遠藤だと思っています。そういうプレーヤーにもっとなってもらいたい選手もいますので、そういったところを学んでほしいなと思います。遠藤のプレーをしろ、というのは難しいですから、そういう良いところを学んでもらえたらなと思います。

──今日は遠藤選手がいなくてもしっかりパスが回っていた印象を受けました

当然選手の特長、プレースタイルには違いがあるので、その中で目的を達成してもらえば全然問題ないと思っています。個人の特長を活かした中で、チーム戦術としてボールを動かし相手を動かしチャンスメイクする、というのができてきたことが非常に大きかったと思います。

──シーズン途中から指揮をとりましたが、改めて振り返って

難しいシーズンでした。当然フベロ監督の下で選手たちは一生懸命やって来た中で、そこが上手く伝わらなかった部分など色々あった中で、監督の交代、コロナの問題、そういう中でほんとに選手一人ひとりが大変なシーズンを経験したと思います。こういった経験が次の年に活かされるかどうかが僕はすごく大事なことだと思います。来シーズンに向けて、色々な経験をしたことを次の糧として、プレーヤーもスタッフも含めて、チームのために頑張れるようにしていければ良いのかなと思います。

松本 昌也

松本 昌也

選手

──自身のリーグ戦200試合出場をお祝いするゴールが生まれました

ゴール前の崩しだったり、(山田)大記くんが良い形でシュートまで持って行って、たまたまこぼれてきたという感じでした。200試合を祝えて良かったなとは思います。

──シーズン後半に行くにつれて、手応えを掴んでいたのでは?

自分の持ち味が出しやすいスタイルというか、チームがそういう方向になっていったので、自分の特長を上手く出せるようになったかなと思います。

──200試合という記録について

いや、どうですかね。まず通過点だと思っていますし、ここからまだ積み重ねていきたいなと思います。200試合出られたのはチームメイトだったり、色々な人のおかげだと思っています。

──今日はいつも以上にゴールへの意識が高かったように感じました

チームとして2桁シュートを打つという目標を毎回持っていますし、自分自身もシュートを打つという部分ではまだまだ数が少ないですし、課題の一つだなと思っていたので、今日は積極的にチャンスがあれば打っていこうという気持ちで試合に入りました。

──遠藤選手が欠場した中で2連勝したという結果について

選手一人ひとりがやろうとするサッカーを理解して、それをピッチで表現できるようになったからこそ、2連勝という結果が生まれたんじゃないかなと思います。

──シーズン終盤から左サイドにポジションを移したことによる変化は?

利き足が右なので、左だとカットインだったり、逃げるドリブルもできますし、前にフリックで出す、ワンタッチでも出しやすいですし、そういった意味では右より左の方がやりやすいかなとは思いますが、あまりどっちだからこういうプレーというのは無くて、やることは基本的には変わらないです。

──相手のプレシャーをかわしていたが、チームの成長具合は?

もう少しハイプレスではめられるとボールを回しているときのリズムが悪くなったり、取られる回数が増えるので、まだそこは課題です。今日は比較的ボールを回しやすいプレッシャーでした。相手によってプレッシャーがきつくなっても、蹴らずにどうやって上手く繋いでいくか、というのはまだまだ課題です。

──来季に向けて

まずは攻撃の質を上げることです。パス回しの質もそうですし、自分もミスがありました。そこをもっと上げることと、アシストやゴールの数を増やすということが今までも課題なので、そこは継続して取り組んでいきたいです。自分が結果を出せばチームは絶対昇格に近づくので、そこは意識してやりたいなと思います。

藤川 虎太朗

藤川 虎太朗

選手

──2試合連続ゴールでした。最高の締めくくりになったのでは?

最終戦はどうしても勝ちたかったので、勝って終われて良かったなと思います。

──得点シーンについて

サイズが無い分、瞬発力の駆け引きが大事になると思っていたので、その点では上手く駆け引きができて、押し込めたのかなと思います。

──ゴール後はサポーターに向けてのパフォーマンスもありました

今シーズン、不甲斐ない結果に終わってしまったことと、これからはもっとチームを強くできるようにしていくので、これからも応援してほしいなと。これからもこうやってアウェイまで、ジュビロのために足を運んでくれたらな、という想いでした。

──今季を振り返って

色んなことがあったと思うのですが、苦しいときこそ何かを発見できると思いますし、自分に矢印を向けて、より成長できたシーズンだったのかなと思います。自分に何が足りないか、試合に出られないのは何か理由があると思うので、自問自答してやっていくことができたのかなと思います。

──6位という結果について

6位というのは、良いのか悪いのかと言うと、自分は納得していません。レギュレーションはどこのチームも同じなので、しっかり2位以内に入らないといけませんでした。でも、途中で10位などの中位になったときに比べたら、みんなでサッカーを意思統一できたことでこの順位になったのかなと思います。

──遠藤選手が欠場した中で2連勝でした。選手層の厚みについて

自分の年下の選手も持っているものはすごく良いものを持っていると思うので、そこを活かしながら、活かしてもらいながら、サッカーは年齢関係ないと思うので、もっとギラギラしてやれたらいいなと思いますし、その中でもっと自分自身も含めて、若手のみんなでもっともっと押し上げていかないといけないと思います。

──来季の目標を

チームとして、J1に返り咲くことが第一優先ですし、自分としては点を取ることも大事ですが、常に得点に関わったプレーをすることです。

栃木SC 田坂 和昭監督

──ハーフタイムコメント

・ボールサイドのスイッチ、連動してプレッシャーをかけること

・2トップにおさまれば追い越すチャンスがあるので走ること

・1点返せば逆転できるチャンスはある、続けていこう

──試合の総括

今日の試合は勝ちたかったですし、どんな形でも良いから勝ちたかったというところがありました。前半は上手くいかなかったなと思っています。何かと言うと、プレッシャーがなかなかかけられなかったというところが少し良くなかったところで、1点目の失点シーンは足が止まってしまいました。プレッシャーのスライドもなく、ブロックを作っているだけの状況だったのでもったいなかったと思います。後半は選手交代も含めて我々らしい形、相手の陣地でボールを奪ってチャンスを作っていましたし、粘り強く守備もしていました。最後の1点は何とかみんなでもぎ取った1点でした。死に物狂い、諦めない姿勢が最後の時間に出た試合だったんじゃないかと思います。