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2019年3月1日 vs サンフレッチェ広島

19:00 Eスタ

インタビュー他

名波 浩

監督

──試合の総括

決定機はうちの方が多かったと思います。後半の1対1になった2回のシーンですけど、あそこでGKのファインセーブがあったので、こういう結果になったと。我々のやりたいこと、もしくはやろうとしていることを、選手は90分通して具現化してくれたのではないかなと思います。逆にピンチの数という意味では、最後にクロスがゴール前を横切った位しか思い浮かばないので、セットプレー以外で怖いシーンを作らせなかったのは、GKも含めてDF陣を評価出来ることだと思いますし、守備のトレーニングをほとんどしていない中で、こうして0で終えられたのは非常に大きいかなと思っています。

システムを変えたところから、体重的には前がかりになったのですが、有効に使えたかといえばそうでもなかったなと。代わって入った選手がちょっとテンションが上がり過ぎていて、上手く機能しなかったこともありますが、この2試合目で3バックも4バックも両方あるよというところを、身内の選手はもちろん他クラブにも示したことは大きいですし、選手の中には尻に火がついて、危機感、そして競争意識を煽れたと思うので、これからも継続していきたいと思います。最後に総括として、(勝点)2を失ったのは我々の方だと自覚しています。

新里 亮

新里 亮

選手

──どのようなことを意識して試合に入りましたか?

ストレスなく守備が出来て、前向きにアプローチが出来てというオーガナイズを作ろうということは試合前から思っていました。試合の入り方で、相手がプレッシャーをかけてくるのかリトリートしてくるのかは分からなかったので、入ってから(大南)拓磨や(高橋)祥平、(山田)大記君など周りの選手とコミュニケーションを取ってやり方を変えていこうと思って試合に入っていたので、相手に合わせてというか、そういう守り方の部分は良いコミュニケーションが取れていたと思います。

──昨年の怪我を経て公式戦復帰となりました

まだ自分も試合でどれくらい身体が動くか、パフォーマンス出来るかというのは分からなかったので、周りの選手に助けてもらいながらとは思っていました。チーム全体のオーガナイズというのは特に気を使って入りましたし、いつもは(大井)健太郎君が声をかけながらやっている部分が今日は無いというところで言うと、自分がリーダーシップをとってディフェンスラインもチーム全体も統率しないといけないと感じていたので、そこは特に自分に近い選手に声をかけながらプレー出来たと思います。リハビリ中にたくさんの協力があってここまで来ることが出来ましたし、トレーナー陣はもちろん、スタッフや選手も声をかけてくれましたし、サポーターの方からも「待ってる」という声、手紙をたくさんもらいました。家族も支えてくれましたし、そういう人たちへの感謝という意味では、今日復帰出来て良かったなと思います。ここから試合に出て、もっとチームに貢献して勝利を増やしていくことが目標です。そういう意味では今日は引き分けだったのでまだまだですが、感謝の想いをピッチで表現出来たというのはすごく良かったと思います。

アダイウトン

アダイウトン

選手

──今日の試合を振り返って

勝てなかったことは残念ですが、試合を支配していたのは自分たちだと思います。チャンスも多く作ることが出来た中でゴールは生まれませんでしたが、これを続けていくことが大切です。攻撃面に関しても良くなっていると思いますし、自分たちがやろうとしていることがピッチで出せているという感覚もあります。これからもやり続けることが秘訣だと思っています。

──次の試合に向けて

今日は勝点3を得るために全員がハードワークしましたが、次の試合は必ず勝点3を得たいと思います。そのためにも、今日のように最後までチーム全員でハードワークしていくことが大切だと思っています。

大南 拓磨

大南 拓磨

選手

──今日の試合を振り返って

自分自身、開幕戦の反省を活かして、入りはシンプルに自分たちのペースになるようにしようとやっていく中で、初戦よりは自分たちのペースで試合運びが出来たのではと思っています。前回は後ろからの簡単なビルドアップの場面で、もたついてしまったところがあったので、そこは今日しっかりと修正出来ていたと思いますし、まずは無失点で終わることが出来たので、そこが何より良かったなと思います。

──今後への手応えと課題は?

もちろんまだまだ中締めの部分や、縦へスライドしてアタックさせるなど、突き詰めてやっていかなくてはいけませんが、無失点という部分に関しては今後も継続して続けていきたいと思います。攻撃面は、アタックゾーンに入ったら、もっと厚みが出るような攻撃を練習中からやっているので、そういうのをもっともっと出していければと思います。

──無失点で終えることが出来た要因は?

カミック(カミンスキー)も被シュート数が少なかったと言っていましたが、キーパーも含めてディフェンスライン全体が常に声をかけ合って集中して戦うことが出来ていたので、そこは今日ディフェンス陣にとっては一番良かったところだと感じています。

石田 崚真

石田 崚真

選手

──後半途中からの出場でした

いつも通りにやれば出来るからと監督に言われていましたし、そこを意識して試合に入りました。やはり、チャンスでしっかり結果を出さないといけないですし、途中交代の難しさも分かったので、次はルヴァンカップがありますが、そこに合わせていきたいと思います。試合の展開としても、今日はジュビロが押していた場面が多かったと思います。決め切れるチャンスがあったので、今度はホームで勝ちたいです。

──チーム内の競争も激しいと思います

サイドは特徴がある選手がたくさんいるので、厳しい戦いですが、自分も競争に勝ってもっと試合に出場出来るように頑張っていきたいです。

サンフレッチェ広島 城福浩監督

──試合の総括

このチームは得点に対する課題を突き付けられていると思いますし、そこは辛抱しながら積み上げていかなくてはいけないことが明確になった試合だと思います。ただ、こういう試合でも辛抱して0に抑える、勝点1を取るという経験は、特に若い選手にとって大きな経験だと思いますし、辛抱しながらチームを前に進めていくという意味では、価値のある勝点1だったと思っています。