試合速報

  • 清水
  • 5 終了 1

2018年10月7日 vs 清水エスパルス

15:00 アイスタ

インタビュー他

名波 浩

監督

──試合の総括

ゲームの位置付けとしては、我々にとっても清水にとってもビッグマッチだったと思うのですが、まずはサポーターに謝罪しなくてはいけないと思います。こういう大敗という結果、それから前半の不甲斐ない内容と、この2つは間違いなく僕に責任があるので、申し訳ないと思っています。ゲームとしてはまず第一に上げなくてはいけないのは、個人的な意見かもしれないですけど、ドウグラス選手と北川選手のクオリティの高い2トップにやられたなというふうに思います。あれだけラフなボールが収まって、しかもゴールへと向かってくる姿勢の中で、3バックがズルっと下がってしまって、こんなにもオフサイドが取れなかったゲームはここ最近では珍しかったと思いますし、その脅威はピッチに立っている人間がひしひしと感じていたと思います。案の定2ゴールずつ与えてしまったので、それが単純にゲームの結果に繋がってしまったなと。前半の不甲斐ない内容の中では、立ち位置を変えたり変化を起こしたりということが少なかったですし、ゴールに向かうことも少なかったです。ハーフタイムに2枚代えした中で、代わった選手は前選択が非常に多くて、ゴールに向かっていく迫力をチームにもたらしてくれたと思いますが、結果後半も3失点してしまったので、まだまだ力が足りないなと。戦術・技術云々よりも力ずくで持っていかれてしまったゲームだったと思っています。

──前半と後半の違いは

前半は前選択がなかなか持てず、斜め後ろにサポートする機会が多くて、相手を背負った状況で落ちてきているシーンが多かったので、自ずと一回こねないと前を向けないとか、バックパス、横パスをしないと前選択出来ないシーンが多々ありました。後半は一発で前を向けるシーン、もしくはワンタッチで斜めに入る、自陣の深いところが多かったですけど、チームに勢いが出てきたと思うので、その差だと感じています。

──ダービーの敗戦を次にどう繋げていくか

選手には、(清水)サポーターが喜んでいる姿、5点目が入った時のあの歓声を脳裏に焼き付けておけと。我々もそうですが、いつかこの悔しさを晴らせるようにちゃんと焼き付けておけと言いました。実際ミーティングの後に何人もの選手が試合後の光景を見ていたので、ロッカーで泣いている選手もいましたけど、この悔しさはチームとして次に繋がると信じたいですし、成長著しい清水の若い選手たちがあれだけ前向きにプレーしているので、我々の若い選手も見習わなくてはいけないと思っています。

大井 健太郎

大井 健太郎

選手

──試合を振り返って

非常に恥ずかしい結果になってしまいました。自分たちのミスからの失点も多かったですし、ピンチの数も多かったですし、応援に来てくださったサポーターに申し訳ないと思っています。もちろん、立ち上がりの失点は良くないですが、そのあとアディショナルタイムも入れると時間は90分あったわけで、前半2失点目をああいう形で取られてしまい、そこをフォローしきれなかったことが残念です。

──後半の展開について

前半はエスパルスにペースを握られましたが、後半は自分たちにも流れが来ると思っていました。狙い通り得点も生まれましたが、その良い時間帯に3点目を取られてしまったことが残念でした。

──ここからのリーグ戦6試合に向けて

必ず残留出来るよう、チーム一丸となってやっていきます。

田口 泰士

田口 泰士

選手

──試合を振り返って

悔しいです。今日この会場に着いた時から、いつもと違う雰囲気を感じていましたし、これが静岡ダービーかという雰囲気で、気持ちも昂りました。そういう試合でこのような結果になってしまったことが、本当に残念です。前半に2失点してしまったことがもったいなかったです。

──相手の2トップについて

攻撃の調子が良いチームというのは分かっていましたが、それでもドウグラス選手を起点にさせてしまっていたので、そこはチームとして上手く対応することが出来なかったと感じています。

──自身のゴールも生まれましたが、後半の展開について

後半は自分自身、前に行きやすくなりました。チーム全体として、前に行く姿勢というものは後半の方が増えたと思います。そういう中での得点だったのですが、そこから2点目、同点弾を決められないことが今のチーム状況ですし、1対2のままゲームを進めることが出来ればまだ分からない試合になったと思います。あそこで失点してしまうというのが、今の自分たちの弱いところです。個人の結果よりチームの結果が欲しいので、本当に悔しいです。

──ここからの戦いに向けて

終わった結果は変わりません。厳しい状況になってしまいましたが、チーム全体でしっかり顔を上げて、次の試合に勝つことだけを考えて、準備していきます。

荒木 大吾

荒木 大吾

選手

──後半開始からピッチに立って

5対1という、見たままの結果になってしまったと思います。全てにおいて、負けていました。実際にピッチに立ってみて、前を向けるシーンが何度もあって、同点に追いつくことが出来るチャンスもありました。そういう中で、ドウグラス選手一人にやられて、正直腹が立ちましたし、本当に悔しかったです。相手は蹴って、前線に収めるというサッカーが今の強みだと思うのですが、そこでチームとして我慢出来なかったことが悔しいですし、1点目を取られて崩れてしまいました。情けなかったなと思います。

──攻撃だけではなく守備でも身体を張ったプレーが目立ちました

守備ももっと攻撃的にならないと、受けているだけだと厳しいので、守るのも大事ですが、攻撃的な守備というのをもっと意識していきたいです。

──前半試合を見ていて感じていたことは?

もちろん守備の意識を持ってやらなければいけません。ただ、相手に脅威を与えられない限り、守備をしていても受けてしまうだけなので、なるべく相手に脅威を与えられるようなプレーをしたいと思って入ったのですが、ゴールが遠かったなと思います。

──この悔しさをここからのリーグ6試合にぶつけていかなければいけません

残り6試合、相手は関係ないです。自分たちがまず全ての面で勝たないと、相手には勝てません。自分たちで、良い流れを呼び込めるようにしたいと思います。

清水エスパルス ヤン ヨンソン監督

──試合の総括

今日は非常に堅い試合をしてダービー戦で勝利を収めてくれたことに満足しています。内容も非常に良かったと思います。ダービーは気持ちが高まる試合ですが、結果を出せたことは良かったと思います。