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2018年3月3日 vs 名古屋グランパス

14:00 豊田ス

インタビュー他

名波 浩

監督

──試合の総括

まずはゲーム云々を話す前に、今日選手達に向けてホワイトボードにはっきり書いた事があって、ひとつは『難しい事を簡単にプレーしろ』、それから『簡単な事をより簡単に表現していこう』と。そう伝えたのですが、シンプルなシーンがやはりビッグチャンスになっていたと思います。そこを突き詰めてやりたかったなと。失点のシーンはともかく、ピンチになりかけたシーンは、自分達のちょっと色気のあるボール運びであったり、パス回しでミスしたり、それからどん詰まりのところをもう一回突っ込んでいってカウンターを食らったりと。相手のラフなクリアが、ジョーのポストプレーによって広大なスペースにボールを持って行かれたりというところだったと思うので、やはりよりシンプルにというのが、我々が遂行しなくてはいけない90分だったと思っています。

 内容に関しては、1失点目で選手が「また先に点を取られてしまった」と少し頭が下がった部分があって、前半は五分五分の展開にはなかなか持ち込めなかったと思うのですが、よく粘り強く0対1の時間を長くしてくれて、後半の前体重、前がかりな攻撃に繋げられたのではないかと思います。最後の精度はともかく、チャンスになったシーンは、先ほども言いましたが4バックの背後をシンプルに、しかもセンターバックとサイドバック間の広大なスペースを上手く突けていたと思います。3回か4回は1対1になったりなりかけたりした、大きなポイントだったと思います。最後まであれをやり続けたり、シンプルにアーリークロスも含めて中を使ったりという事をしたかったのですが、若干最後はやり切れなかったなと。疲労も含めてやり切れなかったなと思います。今日はルヴァンも含めて5連戦の初戦なので、勝って次節以降に繋げたかったのですけど、そこは出来なかったので、またチーム全体の頭が下がらないようにチームマネジメントをしていきたいと思っています。

──カミンスキー選手の状態について

 カミックはかかとの痛みですが、(出場した)三浦はもの凄く良いJ1デビューをしたのではないかと思っています。立ち上がりのファインセーブもそうですし、最後左足でかすってコーナーキックにしたシーンもそうですし、キックも含めて安定していましたし、誰よりも声を出していました。一番後ろの人間ですが、誰よりも前がかりだったのではないかなと思っています。

大井 健太郎

大井 健太郎

選手

──試合を振り返って

同じくらいピンチもチャンスもあったゲームだったと思いますし、自分たちのゴールは少しアンラッキーな形で入ってしまいましたが、その後はしっかり立て直すことができました。特に後半は多くのチャンスを作ることができたので、アウェイということでなんとか1点を取って勝点を持ち帰りたかったです。

相手が自陣にこもってボールを繋いでくる中で、そこで取ってカウンターというのも良いと思いますが、行けるチャンスがあれば行こうという話をしていました。少しサイドから崩される場面もありましたが、それを差し引いても良い狙いを持って守備ができていたと思いますし、前の選手もみんなが連動してできていたのではないかと思います。ただ、今日の失点をアンラッキーで終わらせてしまうと次はないと思うので、次のゲームに向けて、またしっかりやっていけたらと思います。

──次の試合に向けて

1試合目に比べて今日の方が良いサッカーができていたと思いますし、チャンスも多かったと思います。ただ、勝てていないということをしっかり反省して、必要以上に下を向くことはせずに、次の試合がすぐ来るので、気持ちを切り替えて練習に臨んでいきたいと思います。

田口 泰士

田口 泰士

選手

──試合を振り返って

結果として負けているので、悔しいです。チームとしてチャンスは作れていたと思うので、そこを決めるか決めないか、サッカーはゴールを奪うスポーツなので、それが結果となって表れると思いますし、その結果が今日の0対1の敗戦だったと思います。

──次の試合に向けて

勝利が必要だと思いますし、今のチームに何が足りないかと言えばそれだと思うので、下を向いている暇もないですし、すぐに試合は来るので、チーム全員でしっかり切り替えて、次の試合に臨みたいと思います。

上原 力也

上原 力也

選手

──後半途中からの出場でした。試合を振り返って

点を取るところで取らないと勝てないですし、こういう試合になってしまうなと感じました。自分が入る頃にはボールを持てていましたし、中盤のところでボールを回すことができていたので、あとは攻撃に厚みを持たせたり、フィニッシュのところ、チャンスのところで絡んでいければなと思って試合に入りました。

──監督からの指示は?

大きい展開や、前に出て行くこと、後はしっかりカウンターの時に帰ること、それを大切にと言われました。自分自身結果が欲しかったですし、それに絡みたかったなと思います。最後のチャンスメイクや、絡んだときにシュートまで行くパターンというのをチームで持たなければいけないと思いますし、シンプルにシュートまで行く作業を増やしていかなければと感じています。

──次の試合に向けて

今日の試合を引きずっても仕方がないですし、とにかく1勝することが大事です。まずはルヴァン、そしてJリーグと勝てるように頑張ります。

三浦 龍輝

三浦 龍輝

選手

──J1リーグデビュー戦となりました

結果としては負けてしまったので、それに尽きると思うのですが、自分がJ1で初めて出た試合で「できる」ということを証明できた、次に繋がる試合だったと思うので、またこれを次に繋げて、カミックという存在をどんどん追い越していけるように頑張っていきたいです。

──自身のプレーを振り返って

自分の持ち味をしっかり出したいと思っていたので、そういう部分ではしっかりと落ち着いてやることができました。後半に関しては互角以上の戦いができていたと思います。決めるところでしっかり決めきることで、内容も結果も変わってくると思うので、そういうところを全員で突き詰めていきたいです。

──ファインセーブでピンチを救う場面も多くありました

最初に決められてしまったので、ある意味冷静に試合に入ることができましたし、そういう部分では良かったかなと思います。

──改めて自身の強みは?

至近距離のシュートだったり、足元の技術という部分では「やれる」と思っていましたし、自分の武器でもあるので、それをもっと伸ばしていきたいと思います。次、チャンスをもらえたら、必ず勝てるように頑張りたいです。

名古屋グランパス 風間八宏監督

──試合の総括

立ち上がりから選手は落ち着いて入ったと思います。1点目は上手く取りましたが、追加点が入っていれば全く違った展開になったと思います。ただこういう試合を経験できたのは大きい事だと思います。なかなか点が入らないことはある事ですが、最後までしっかりゴールを守ったというのは、うちが段々強くなっていくためには重要な事だと思います。そういう意味では選手は90分間よく戦ったと思います。