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2017年4月12日 vs ベガルタ仙台

19:00 ユアスタ

インタビュー他

名波 浩

監督

──試合の総括

(仙台が前の試合で)0-7で負けた後遺症というのは多大だったと思うので、臆病な守備をしてくれたので我々が主導権を握ることが出来て、非常に前向きにサッカーが出来たのではないかなと。ゴールシーンになろうものがあったり、崩しの中で、ワンタッチプレーを含め連動性が生まれて、正直5バックで守るような形を四六時中やるのはべガルタのスタイルではないと思うのですが、その時間帯が非常に長かったのではないかなと。守備の中では茂木選手(仙台)の突破が一番怖くて、あのクロスに対してブラインドサイドが数的不利になって、クリスラン選手(仙台)に人が引っ張られるので、そこのケアが前半少し足りなかったなと。球際や対人の部分では互角に戦えていたと思います。

1失点目は少し下がってしまった守備の局面であって、あそこでやはりボールホルダーと受け手のスピードがグッと上がってしまったので、その前で処理したかったなと。あの1対1のシーンを作られる前の段階が勝負どころだったのではないかと。2失点目は素晴らしかったので文句のつけようが無いなと思います。ただ、その後も何回かチャンスがありましたけど、リーグ戦でもよく言っているように、枠内シュートが非常に少ないので、キーパーを脅かすような枠内シュートを増やさなくてはいけないと思います。

──リーグ戦とは異なるポジションの選手もいましたが手応えは

(川辺)駿と宮崎に関しては通常のポジションと変えて、刺激もそうですが少し色を変えようと。それに伴い、そこのトライアングル、(山本)康裕もそうですし、(松本)昌也もアダイウトンも含め、2列目、ボランチが流れの良いボール回しをしてくれたり、動きの流動性を持ってくれたので、(仙台が)引かざるを得ない状況を作り出せたのかなと思います。

小川 航基

小川 航基

選手

──試合を振り返って

自分が結果を出せないところで、目の前で同世代の相手選手に決められて悔しい気持ちは大きいです。ただ、目の前のところにとらわれていてはいけないと思うので、もっともっと先を見て、同年代で活躍している選手はたくさんいるので、そういう選手たちに負けたくないという想いは強いですし、そこで自分が勝っていかないといけません。とにかく結果が欲しいですし、今日の結果はすごく悔しいです。シュートの場面をなかなか作れなかったことが、今日課題として出たことかなと。チームの得点源となり、「また決めたか」と言われるような、毎試合コンスタントに点を取れるFWが自分としては理想です。ただ、点を取るだけではなく、起点づくりの部分であったり、あそこでためを作られたら辛いなとか、そういうことを相手に感じさせるのが良いFWだと思っているので、そういう選手になれるように、これからまた努力していきたいと思います。

大南 拓磨

大南 拓磨

選手

──今季公式戦初出場でした

「自信を持って行ってこい」と言われて、ピッチに立ちました。最初のプレーで、相手のクリスラン選手にボールが入ったときに、後ろのケアを気にしてガツンと行けなかった部分があったので、そこはもっと思い切って行ければ良かったと思っています。自信はあるので、与えてもらった出場時間の中でしっかり集中してできたと思います。これからに向けては、コーチングで前の選手を動かして、もっと自分の得意な守備の仕方に持っていくなど、そういう部分をもっとやっていかないといけないですし、一つひとつのパスの質ももっと上げていかなくてはいけません。

川辺 駿

川辺 駿

選手

──試合を振り返って

前半は2、3回大きなチャンスがあったと思うので確実に決めたかったですし、シュートという選択肢ももちろん悪くないですが、より確実に決められるような展開にしたかったです。距離間が良かったので、周りの選手ともやりやすかったです。ただ、もっと前で時間を作ったり、相手の戻るスピ―ドも速かったのでこういう展開になりましたが、もっと前でボールを動かせれば良かったかなと思います。トップ下としては間で受けてターンをして、次に繋げてもう一度動きなおすという場面が出たと思うので、そこは良かった部分かなと思います。ただ、やっぱり結果が欲しかったですし、後半続かなかったのは個人としても課題だと感じています。

ベガルタ仙台 渡邉 晋監督

──試合の総括

先週のリーグ戦で非常に痛い、辛い敗戦を喫した後で、我々がこのゲームの中でそれをどの位挽回することが出来るかが試されているゲームでした。ただ、どんな状況でもプロとしてサッカーをしている中では次の試合がやってきますから、我々が試合に対してやれることはチャレンジ、そして試合がある以上はそれはチャンスだと。挽回出来るチャンス、一人ひとりにとってみれば自分の価値を高める、アピールするチャンスだと前向きにとらえてゲームに臨みましょうと送り出しました。ただゲームの入り、それから終始前半に言えたのは、引きずっていたことはあったのかなと思います。ボールを受けるのも怖がっているように見えましたし、前を見えるところも見えませんでしたし、ボールが後ろに行ってしまって中々前進出来ない前半だったと思います。ハーフタイムにその意識を一掃して、前を向けるという話をしました。実際1点目はチームとしての狙いがしっかり表現できたゴールだったと思います。願わくばもうひとつ先に入れて、もっとゲームを優位に進めることが理想ですけど、ひとつのゲームで欲張らずに、初めて複数得点が出来たこと、あるいは久々に無失点で終えられたことをポジティブに捉えて次のリーグ戦に備えていきたいと思います。