16:00 ヤマハスタジアム
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監督
1点目のFKは偶発的だと思いますが、2点目は分析通り「食いつきとセンターバック間が空く」というイメージ通りの展開が出来て、持ち運びも非常に良かったですし、1回目のフィニッシュからこぼれたところも非常に良かったと思います。皆さんが言いたいことは何となくわかるのですが、「流れの中からなかなか(得点が)無かった中で、今日は良かったですね」というようなことを言いたいと思うのですけど(笑)、いつも言っていますが1点は1点なので、どんな形であっても何も気にしないですし、自分たちがやろうとしていることさえ出来ていれば、積み上げが出来ていると。その過程の中で言うと、後半立ち上がりの失点は決してやってはいけないものだったなと思います。アダイウトンが深いところで運んで行った中で、結果、逆サイドまでいって右足で決められると。(マテウス選手の)右足ということは、おそらくもう一度切り返すのではないかとか、右だから打たれてもいいんじゃないかとか、そうしたちょっとした甘い入り、それから後半立ち上がりすぐだったので少しゆるい状況を自分たちで作ってしまったなと。そこから後半20分までが、少し後ろに重たかったと思っています。
ただ、修正力という意味では、藤田の両脇、それから(高橋)祥平と(森下)俊のコミュニケーションのお陰で、さほど怖いシーンも無かったですし、ロングスロー、FK、CKのセットプレー以外は相手のモビリティも減ってきたと思うので、そこまでではなかったなと。終わらせ方で言ったら、交代で入った選手がもう少しボックス脇へ持って行って突破なり、キープなりという分かりやすい判断をしてくれればより良かったのですが、そこは次の課題として、選手に落とし込んでいければと思っています。もう1試合やればまたブレイク出来るので、天皇杯も含め体力的に非常に厳しいですし、守備の要もいない中でやっていかなければいけない。ただ、今日はそういう意識も非常に高く生まれていましたし、みんなが3ポイントを目指してやろうとしています。直近2試合のリーグ戦で、シュートが5、6本と非常に少なかったので、試合前は、ベンチ外の選手たちも含めてイメージを共有するため「シュート、シュート、シュート」ということを言って送り出して、今日は14本。合格点をつけてもいいと思っています。
まずメディアの皆さんを試して(笑)、誰も当たらなかったので午前中ガッツポーズして(笑)、それは冗談ですけど。藤田を使った理由としては(天皇杯の)長野戦のパフォーマンスが非常に良かったことと、ベンチに入っている時もいないときも、今不動になりつつある(大井)健太郎、俊、祥平の3バックの動きを見たり、ハーフタイム、試合後にコミュニケーションを取っているのを見て、理解度も上がってきているなと。僕が就任してからずっと言っているのは、彼の後ろ、背後の動き出しに対して、もっともっとリスク管理、アンテナを高く持っておけと。35歳になる年でやっとそれを習得し出してきたんじゃないかなと思います。あと(試合前)本人に言ったのは2試合連続でハイパフォーマンスだったことが今までほとんど無いので、今日はそれを見せてくれと。(点数言うと)6.25かな。
選手
上位にしがみつくという意味では、とても大きい勝点3だと思います。(大井)健太郎くんはずっとフルタイムで活躍していた選手ですし、チームにとっての心臓と言ってもいいくらいの選手が出られなかったから負けたと言われるのは嫌でしたし、総合力、チーム力が試された中で、しっかり勝つことが出来て良かったです。
いつも通りシンプルに、ダイレクトパスを少ないタッチでしっかりボールを動かして行けば、相手の背後は空いてくると思っていたので、どんどん突いていこうと思っていました。ただ、後半立ち上がりにマテウス選手に一本やられてしまったので、そこはしっかり修正していきたいと思います。
そこで自分が引いてしまうと自分の持ち味は無くなってしまいますし、もし取られたとしても二度追い出来ますし、そこが自分の持ち味だと思うので、そこは立ち上がりから相手の攻撃をつぶすという意味でも、しっかり前から行こうと思っていました。
自分がああやって中に入って行くことで、相手はつきにくいと思いますし、逆サイドにクロスを上げたときにミヤ君(宮崎)がシュートを打ったように、やっぱりあそこは相手にとってやりづらいですし、自分が逆の立場だと嫌なので、そこは意識しました。結果としてゴールに結びつけば良かったのですが、形が出来たのでその精度を上げればゴールに近づくと思います。また練習からやっていきたいです。
ゴールはすごく嬉しいのですが、チームが勝ったことが何より嬉しいです。最初はGKの頭の上を狙ったのですが、触られてしまって。それがもう一度自分のところに戻ってきたので押し込みました。最初にシュートを打った場面は左右にシュートコースが無くて、GKの頭を越すくらいしか選択肢がありませんでした。また自分のところにこぼれてきてくれて良かったです。
ボールが入ったときに、堅碁はしっかりキープ出来る選手だということは分かっていて。それを信じて自分はゴール前に走ったのですが、思った通りの素晴らしいボールを自分にくれました。
前半が良かっただけに、後半のゲーム運びはあまり良いものではなかったですが、今日は健太郎も出られなくて、そういう中でホームでしたし、どういう内容でも勝点3を取ろうと。結果は悪くなかったと思います。ただ、後半の立ち上がりに1点取られるというのはいただけないと思うので、そこは反省点です。
僕は単純に、藤田選手だから大丈夫だろうと。そういう思いでした。彼はベンチ外のときもベンチにいるときも常にモチベーションが高いですし、カバーリング能力もあります。長くやっているだけあって、ゲームの流れを読む目というのもすごくあると思いますし、僕個人としては心配してなかったです。チームとしては、全体で底上げというか、見せ所だと。名波さんもそういうことをミーティングで言っていました。(セットプレーの時は)「出来ればピンポイントで出すから」と試合前に言っていました。結果的に得点には繋がらなかったですが、そういう選手が点を取るとチーム全体の士気も上がりますし、それは狙っていました。(前半のセットプレーからの藤田選手のシュートは)良いプレーだったと思います。
あれはミスキックです。ブレ球で、ダイレクトで狙うよりもキーパーの取りづらいボールをと。蹴った瞬間に、全速力で詰めてくれということは、何人かにあのとき言っていたのでリバウンド狙いで蹴ったのですが、何というか、ああいうことが起こったのは僕自身初めてなので、勉強になります。
ミヤが寄ってきて、やりますか?と。そういう雰囲気に皆がしてくれました。あとは、アダと(小川)大貴のところも子どもが生まれたので、そういう今年子どもが生まれた選手だったり、赤ちゃんだったり、家族に対しての敬意だと思ってやりました。
チーム自体はやはり勝点を積むことが大事ですが、今はそれ以上にジュビロのサッカーはそういうものだということを示す時期だと思います。一人ひとりの連携や、個の力だったり、そういうものが伸びる良い時期だと思いますし、それをずっと繰り返していくことで、反省点が浮き出てきて、また次に繋がるなと。そういう意味での、やりがいがある試合がこれからどんどん続くので、モチベーションが上がることしかないですね。ただ、勝点だったりACLだったりと、上に行くことだけを考えていると足元をすくわれるので、そういう雰囲気にはしないようにやっていきたいです。
アップのときから、かなりサポーターの声援が後押ししてくれました。改めてそうした雰囲気が自分をすごく後押ししてくれるなということを感じました。ピッチに立った時には懐かしさもありましたし、自分としては精神的なところで余裕を持って試合に入ることが出来ました。
自分の中でも色々な想定をしています。例えばビハインドだったり同点の場面で仕事をすることもひとつで、前節のレッズ戦の時のような場面で求められることと、今日のような展開で求められることは違ってきます。途中から入るという中で、やはり役割は変わってくるので、それにこたえることが出来れば一番だなと。もちろんスタメンで出たいという気持ちもあります。途中からだと試合の流れによって自分がすべきことも違いますし、出場時間も限られてくる。ここから、もっともっと長い時間出ることで、自分の良さを出していきたいと思います。もちろん、いつでも準備は出来ていますし、スタメンでもベンチからのスタートでも、全部含めてそのときに自分が与えられたこと、要求にこたえながら、欲を言えばそこを上回れるようになっていきたいです。
まずは勝てて良かったです。久々にリーグ戦に出場したのですが、健太郎がいない中で代わりに入るということですごく責任やプレッシャーもありました。そういった中でみんなが本当にカバーしてくれて、すごく助けられました。ずっと良い準備をしようと練習から取り組んできて、どこかでチャンスがあると信じてやってきたので、健太郎が怪我しましたが、代わりに入る選手がしっかりやらないといけないですし、ここで負けると「やっぱり健太郎がいないからだ」と言われてしまいます。それを言われるのがやっぱり一番悔しいことなので、今日は本当にみんながすごくカバーしてくれました。
ずっとしゃべれと言われてきましたし、よくしゃべってラインの上げ下げやスライド、ボランチに締めさせる部分など、そういうところを意識してプレーしました。後半の失点のところは反省点なのですが、あとは粘り強く出来たと思います。
(高橋)祥平と(森下)俊との距離感は意識しました。後はラインの上げ下げはすごく気を付けました。大前選手や江坂選手は裏も狙ってきますし、他の選手も裏へのボールをすごく出してきたので、相手の飛び出しは気を付けていました。
後半のはじめに失点してしまって流れは良くなかったのですが、逆にあの1点で目が覚めたというか、そういう言い方はあまり良くないのですが、みんながもっとやろう、切り替えようという気持ちになったと思います。
もちろんここまで支えてきてくれた健太郎君がいないことは、正直に精神的にもきついなと思いましたが、でも(藤田)ヨシさんが入って何が変わるかと言えば、何も変わらないですし、チームとしてすべきことも何も変わらない。ヨシさんもチームみんなに信頼されている選手ですし、今日もヨシさんを中心にラインコントロールすることが出来ました。大きい声を出して指示してくれて、本当に頼りになりました。
今日はやっぱり古巣との対戦でしたし、絶対に負けられませんでした、リーグ戦もここ2試合勝てていなかっただけに、今日は本当に勝てて良かったです。またこうした戦いを続けていけるように、これからも頑張ります。
前半は0で押さえながらも積極的にいくというゲームプランでしたが、中村選手のFK1本でやられてしまいました。ファウルを与えてはいけないところは修正しなくてはいけないところですし、球際の激しさというところで負けていたので、その辺りは次に修正していきたいと思っています。後半はバランスを崩しながらも点を取りに行くという形にしました。1点は取れたのですが、もう1点とたたみかけるパワーを使っていかなくてはいけないかなと感じています。全体的に不甲斐ないゲームになってしまったのは私の責任かなと思っています。次のゲームに向けてもう一歩チャレンジしていかなくてはと思っています。
名波 浩
監督
──試合の総括
1点目のFKは偶発的だと思いますが、2点目は分析通り「食いつきとセンターバック間が空く」というイメージ通りの展開が出来て、持ち運びも非常に良かったですし、1回目のフィニッシュからこぼれたところも非常に良かったと思います。皆さんが言いたいことは何となくわかるのですが、「流れの中からなかなか(得点が)無かった中で、今日は良かったですね」というようなことを言いたいと思うのですけど(笑)、いつも言っていますが1点は1点なので、どんな形であっても何も気にしないですし、自分たちがやろうとしていることさえ出来ていれば、積み上げが出来ていると。その過程の中で言うと、後半立ち上がりの失点は決してやってはいけないものだったなと思います。アダイウトンが深いところで運んで行った中で、結果、逆サイドまでいって右足で決められると。(マテウス選手の)右足ということは、おそらくもう一度切り返すのではないかとか、右だから打たれてもいいんじゃないかとか、そうしたちょっとした甘い入り、それから後半立ち上がりすぐだったので少しゆるい状況を自分たちで作ってしまったなと。そこから後半20分までが、少し後ろに重たかったと思っています。
ただ、修正力という意味では、藤田の両脇、それから(高橋)祥平と(森下)俊のコミュニケーションのお陰で、さほど怖いシーンも無かったですし、ロングスロー、FK、CKのセットプレー以外は相手のモビリティも減ってきたと思うので、そこまでではなかったなと。終わらせ方で言ったら、交代で入った選手がもう少しボックス脇へ持って行って突破なり、キープなりという分かりやすい判断をしてくれればより良かったのですが、そこは次の課題として、選手に落とし込んでいければと思っています。もう1試合やればまたブレイク出来るので、天皇杯も含め体力的に非常に厳しいですし、守備の要もいない中でやっていかなければいけない。ただ、今日はそういう意識も非常に高く生まれていましたし、みんなが3ポイントを目指してやろうとしています。直近2試合のリーグ戦で、シュートが5、6本と非常に少なかったので、試合前は、ベンチ外の選手たちも含めてイメージを共有するため「シュート、シュート、シュート」ということを言って送り出して、今日は14本。合格点をつけてもいいと思っています。
──大井選手が不在の中で、フォーメーションなどはどう考えたのか
まずメディアの皆さんを試して(笑)、誰も当たらなかったので午前中ガッツポーズして(笑)、それは冗談ですけど。藤田を使った理由としては(天皇杯の)長野戦のパフォーマンスが非常に良かったことと、ベンチに入っている時もいないときも、今不動になりつつある(大井)健太郎、俊、祥平の3バックの動きを見たり、ハーフタイム、試合後にコミュニケーションを取っているのを見て、理解度も上がってきているなと。僕が就任してからずっと言っているのは、彼の後ろ、背後の動き出しに対して、もっともっとリスク管理、アンテナを高く持っておけと。35歳になる年でやっとそれを習得し出してきたんじゃないかなと思います。あと(試合前)本人に言ったのは2試合連続でハイパフォーマンスだったことが今までほとんど無いので、今日はそれを見せてくれと。(点数言うと)6.25かな。
櫻内 渚
選手
──今後に向けて、大きい勝点3になったのでは?
上位にしがみつくという意味では、とても大きい勝点3だと思います。(大井)健太郎くんはずっとフルタイムで活躍していた選手ですし、チームにとっての心臓と言ってもいいくらいの選手が出られなかったから負けたと言われるのは嫌でしたし、総合力、チーム力が試された中で、しっかり勝つことが出来て良かったです。
──自身の役割は?
いつも通りシンプルに、ダイレクトパスを少ないタッチでしっかりボールを動かして行けば、相手の背後は空いてくると思っていたので、どんどん突いていこうと思っていました。ただ、後半立ち上がりにマテウス選手に一本やられてしまったので、そこはしっかり修正していきたいと思います。
──序盤から前への意識が強いアグレッシブなプレーが目立ちました
そこで自分が引いてしまうと自分の持ち味は無くなってしまいますし、もし取られたとしても二度追い出来ますし、そこが自分の持ち味だと思うので、そこは立ち上がりから相手の攻撃をつぶすという意味でも、しっかり前から行こうと思っていました。
──シュートの意識について
自分がああやって中に入って行くことで、相手はつきにくいと思いますし、逆サイドにクロスを上げたときにミヤ君(宮崎)がシュートを打ったように、やっぱりあそこは相手にとってやりづらいですし、自分が逆の立場だと嫌なので、そこは意識しました。結果としてゴールに結びつけば良かったのですが、形が出来たのでその精度を上げればゴールに近づくと思います。また練習からやっていきたいです。
ムサエフ
選手
──前節に続き素晴らしいゴールが決まりました
ゴールはすごく嬉しいのですが、チームが勝ったことが何より嬉しいです。最初はGKの頭の上を狙ったのですが、触られてしまって。それがもう一度自分のところに戻ってきたので押し込みました。最初にシュートを打った場面は左右にシュートコースが無くて、GKの頭を越すくらいしか選択肢がありませんでした。また自分のところにこぼれてきてくれて良かったです。
──川又選手のアシストも素晴らしかったですね
ボールが入ったときに、堅碁はしっかりキープ出来る選手だということは分かっていて。それを信じて自分はゴール前に走ったのですが、思った通りの素晴らしいボールを自分にくれました。
中村 俊輔
選手
──今日の試合を振り返って
前半が良かっただけに、後半のゲーム運びはあまり良いものではなかったですが、今日は健太郎も出られなくて、そういう中でホームでしたし、どういう内容でも勝点3を取ろうと。結果は悪くなかったと思います。ただ、後半の立ち上がりに1点取られるというのはいただけないと思うので、そこは反省点です。
──守備の要として活躍してきた大井選手がいない中、チームの雰囲気は?
僕は単純に、藤田選手だから大丈夫だろうと。そういう思いでした。彼はベンチ外のときもベンチにいるときも常にモチベーションが高いですし、カバーリング能力もあります。長くやっているだけあって、ゲームの流れを読む目というのもすごくあると思いますし、僕個人としては心配してなかったです。チームとしては、全体で底上げというか、見せ所だと。名波さんもそういうことをミーティングで言っていました。(セットプレーの時は)「出来ればピンポイントで出すから」と試合前に言っていました。結果的に得点には繋がらなかったですが、そういう選手が点を取るとチーム全体の士気も上がりますし、それは狙っていました。(前半のセットプレーからの藤田選手のシュートは)良いプレーだったと思います。
──先制ゴールのFKは、グラウンダーのボールを狙っていたのでしょうか?
あれはミスキックです。ブレ球で、ダイレクトで狙うよりもキーパーの取りづらいボールをと。蹴った瞬間に、全速力で詰めてくれということは、何人かにあのとき言っていたのでリバウンド狙いで蹴ったのですが、何というか、ああいうことが起こったのは僕自身初めてなので、勉強になります。
──ゴール後には“ゆりかご”のパフォーマンスもありました
ミヤが寄ってきて、やりますか?と。そういう雰囲気に皆がしてくれました。あとは、アダと(小川)大貴のところも子どもが生まれたので、そういう今年子どもが生まれた選手だったり、赤ちゃんだったり、家族に対しての敬意だと思ってやりました。
──次節に向けて
チーム自体はやはり勝点を積むことが大事ですが、今はそれ以上にジュビロのサッカーはそういうものだということを示す時期だと思います。一人ひとりの連携や、個の力だったり、そういうものが伸びる良い時期だと思いますし、それをずっと繰り返していくことで、反省点が浮き出てきて、また次に繋がるなと。そういう意味での、やりがいがある試合がこれからどんどん続くので、モチベーションが上がることしかないですね。ただ、勝点だったりACLだったりと、上に行くことだけを考えていると足元をすくわれるので、そういう雰囲気にはしないようにやっていきたいです。
山田 大記
選手
──久しぶりのヤマハスタジアムの雰囲気はいかがでしたか?
アップのときから、かなりサポーターの声援が後押ししてくれました。改めてそうした雰囲気が自分をすごく後押ししてくれるなということを感じました。ピッチに立った時には懐かしさもありましたし、自分としては精神的なところで余裕を持って試合に入ることが出来ました。
──自身の役割やプレーのイメージも湧いてきていますか?
自分の中でも色々な想定をしています。例えばビハインドだったり同点の場面で仕事をすることもひとつで、前節のレッズ戦の時のような場面で求められることと、今日のような展開で求められることは違ってきます。途中から入るという中で、やはり役割は変わってくるので、それにこたえることが出来れば一番だなと。もちろんスタメンで出たいという気持ちもあります。途中からだと試合の流れによって自分がすべきことも違いますし、出場時間も限られてくる。ここから、もっともっと長い時間出ることで、自分の良さを出していきたいと思います。もちろん、いつでも準備は出来ていますし、スタメンでもベンチからのスタートでも、全部含めてそのときに自分が与えられたこと、要求にこたえながら、欲を言えばそこを上回れるようになっていきたいです。
藤田 義明
選手
──今日の試合を振り返って
まずは勝てて良かったです。久々にリーグ戦に出場したのですが、健太郎がいない中で代わりに入るということですごく責任やプレッシャーもありました。そういった中でみんなが本当にカバーしてくれて、すごく助けられました。ずっと良い準備をしようと練習から取り組んできて、どこかでチャンスがあると信じてやってきたので、健太郎が怪我しましたが、代わりに入る選手がしっかりやらないといけないですし、ここで負けると「やっぱり健太郎がいないからだ」と言われてしまいます。それを言われるのがやっぱり一番悔しいことなので、今日は本当にみんながすごくカバーしてくれました。
──声でもディフェンスラインをコントロールしていたと思います
ずっとしゃべれと言われてきましたし、よくしゃべってラインの上げ下げやスライド、ボランチに締めさせる部分など、そういうところを意識してプレーしました。後半の失点のところは反省点なのですが、あとは粘り強く出来たと思います。
── 一番意識したことは?
(高橋)祥平と(森下)俊との距離感は意識しました。後はラインの上げ下げはすごく気を付けました。大前選手や江坂選手は裏も狙ってきますし、他の選手も裏へのボールをすごく出してきたので、相手の飛び出しは気を付けていました。
高橋 祥平
選手
──試合を振り返って
後半のはじめに失点してしまって流れは良くなかったのですが、逆にあの1点で目が覚めたというか、そういう言い方はあまり良くないのですが、みんながもっとやろう、切り替えようという気持ちになったと思います。
──今日は大井選手がいない中でのプレーとなりました
もちろんここまで支えてきてくれた健太郎君がいないことは、正直に精神的にもきついなと思いましたが、でも(藤田)ヨシさんが入って何が変わるかと言えば、何も変わらないですし、チームとしてすべきことも何も変わらない。ヨシさんもチームみんなに信頼されている選手ですし、今日もヨシさんを中心にラインコントロールすることが出来ました。大きい声を出して指示してくれて、本当に頼りになりました。
──今後に向けて
今日はやっぱり古巣との対戦でしたし、絶対に負けられませんでした、リーグ戦もここ2試合勝てていなかっただけに、今日は本当に勝てて良かったです。またこうした戦いを続けていけるように、これからも頑張ります。
大宮アルディージャ 伊藤彰監督
──試合の総括
前半は0で押さえながらも積極的にいくというゲームプランでしたが、中村選手のFK1本でやられてしまいました。ファウルを与えてはいけないところは修正しなくてはいけないところですし、球際の激しさというところで負けていたので、その辺りは次に修正していきたいと思っています。後半はバランスを崩しながらも点を取りに行くという形にしました。1点は取れたのですが、もう1点とたたみかけるパワーを使っていかなくてはいけないかなと感じています。全体的に不甲斐ないゲームになってしまったのは私の責任かなと思っています。次のゲームに向けてもう一歩チャレンジしていかなくてはと思っています。