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2017年5月27日 vs サンフレッチェ広島

14:00 Eスタ

インタビュー他

名波 浩

監督

──試合の総括

サンフレッチェのアウトサイドの対策として、高い位置から我々のウイングバックが掴まえにいって、その背後のスペースを3バックの両ワイドが消しに行くと。そこで空いたインサイドのスペースはボランチがプレスバックで落ちてくるという、このオートマチックな守備の連動が90分通して上手くいったのではないかなと思います。何回かそこを崩されたり、崩されかけたこともあったのですが、それは多少相手が上回ったところもあったと思います。例えばスピードで剥がそうとしてワンツー、コンビネーション、もしくは球際に行こうとして股を通されたりとか、それは仕方ないとして、それ以外はほとんど破綻することが無かったなと思います。

攻撃に関しては3バックの背後のボックス脇を使おうという指示は、今週のトレーニングの中や試合前のミーティングでも話したのですが、ちょっと動き出しが遅くなったり、ボールホルダーの意思も含めて、動きの質がちょっと鈍かったり悪かったりということで、(狙っていたスペースを)なかなか使えなかったのですが、使えた時は大体チャンスになったと思いますし、相手の両アウトサイドが帰陣しなくてはいけない場面を沢山作れたと思うので、そこは合格かなと思います。決定的なシーンは我々の方が多かったと思うのですが、最後のところで決め切れないフラストレーションが4試合続いてしまっているので、どこかで止めなくてはいけないともちろん思っていますし、点を取らなければどれだけ良い内容でも勝てないと思うので、次節以降また1点でも多く取れるように頑張っていきたいと思います。

──3試合ぶりの勝点で連敗を止めたということについては

前節までなかなかチャンスが無かった上田や中村太、荒木あたりが、非常に前向きにやってくれたと思いますし、良い仕事をしてくれたのではないかと。連敗を止めたことも、勝点を取ったことも非常に大きいですが、今までチャンスを待っていた選手が良いパフォーマンスをしたというのは、チームにとって大きいと思います。

大井 健太郎

大井 健太郎

選手

──無失点という結果について

もちろん勝ちたかったですし、勝つチャンスもありました。あとは今日の試合をしっかり次に繋げていければと思います。失点しなかったことは、ひとつ良かったことだと思います。ただ、得点を取るチャンスもあったので、そういうところでしっかり決める力をつけなければいけません。次はまた強いチームとの対戦ですが、今日できたところは続けて、課題は皆で話し合って、水曜日のルヴァンも大事なゲームなので、そこに向けてやっていきたいと思います。

上田 康太

上田 康太

選手

──今日の試合を振り返って

難しい時間帯もありましたが、自分たちでボールを保持してゲームを進めることができました。ただ、もっとゴール前でのチャンスを増やしたいですし、最後に決め切るところまで行けず残念です。(ここ数試合は)我慢強く戦いながらも、ちょっとしたミスから失点してしまっていました。守備面に関しては、今日は最後のところで集中できていたと思います。攻撃の部分でも、最後の局面で力を発揮して、チャンスを確実にものにしなければいけません。1点を先に取ることで、試合を優位に進めることができます。得点が取れていないのは、チーム全員の責任です。チームとして点を取れるよう、さらに工夫していきたいです。今日は自分にとっても、すごくチャンスでした。結果で応えたかったのですが、勝利できず残念です。もっと得点に絡むプレーをしていきたいですし、相手がどこだろうとしっかり勝ちを重ねていくだけです。

櫻内 渚

櫻内 渚

選手

──今日の試合を振り返って

正直勝点3を取れた試合だったと自分たちは感じています。どこかでスイッチを入れてボールを奪いに行くといった自分たちがやりたいことは、前半から後半も狙い通りのことはできたかなと思います。あとは決定的なチャンスのときに決め切れなかった、ということが課題であって、そこはしっかり練習からやっていくしかありません。それはFWだけの責任ではなく、全体の課題だと思うので、練習からそこはしっかり取り組んでいきたいです。

──ボールを奪ってからの質という部分で意識したことは?

川崎フロンターレや柏レイソルといった上位チームと対戦し、そういうチームは奪ったあとの質というのが本当に高いと痛感しました。それは自分たちがもっともっと精度を上げて行かないといけないと思わせてくれるような試合でした。どちらに転ぶかという試合では、そういう部分が本当に大事になってきます。その精度を上げていけばゴールまで直結するということを考えれば、それが1番チャンスになる可能性もありますし、今日もその質はしっかり大事にしていこうと声を掛け合っていました。

松井 大輔

松井 大輔

選手

──今日の試合を振り返って

決め切れるか決めないかで、勝ち負けは当然決まってくると思いますし、前半も何度かチャンスがあったと思うので、そこで決めることができていれば、勝つことができたなと思います。負けないことは良かったかもしれませんが、ここ数試合点が入らず0が多いので、そういう意味では改善すべき点はすごくあると思いますし、上手く前線の3人が流動的に動くことができた場面もあったかもしれませんが、得点が入らないというのは、やっぱり自分も含めて前線に問題があると思うので、突き詰めてやっていきたいです。自分自身としては、簡単にプレーするということと、ワンタッチツータッチでできるだけボールロストを少なくということを考えながら、前の2人が上手くシュートを打てるように、スルーパスを出すということを考えていました。

荒木 大吾

荒木 大吾

選手

──今季J1リーグ初出場でした

どちらかと言えば押し込んでいる状況で、チームのパスの回し方も良くて、後はシュートという部分だったと思うのですが、自分が入ることでもっとシュートシーンをつくることができれば良かったなと。監督からは、とにかく守備の位置を確認しながら、「ピッチに立つ意味は分かるな、点を取りに行くぞ」と言われました。もちろん勝つためにより攻撃の方を重視したのですが、相手も5バック気味で下がっている状況だったので、なかなか崩すのが難しかったです。本当に、今が自分にとってはチャンスだと思います。今日は10分、15分という時間でしたが、それでももっともっと爪痕を残したかったです。次は水曜日にルヴァンカップがあります。そこは自分にとって大チャンスだと思っています。

サンフレッチェ広島 森保一監督

──試合の総括

今日は難しい試合になるだろうというなかで臨みました。実際シュート数も相手の方が上回っている展開の中、チームの現状として我慢強く、粘り強く、タフに戦っていこうと。選手たちはホームで勝点3を目指してプレーしてくれたと思いますが、現実には残留圏の15位を目指して今チームは戦っている中、勝点1ですが掴み取って、少しでも前進していると思います。ホームで勝点3をサポーターにお届け出来ないのは本当に残念だと思いますが、今日も選手たちが本当に厳しい試合の中、最後まで走り抜けたこと、戦い抜けたのはサポーターのみなさんが選手の後押しをしてくれたおかげだと思っています。感謝したいと思っています。