15:00 カシマ
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監督
ゲームプランとしては、3バックの両脇、それからワイドの前、いわゆる相手のサイドバックのところをいかに速いタイミングで消していくかというものと、2トップが落ちてくるであろう楔の中締め、ここは徹底してやってきたので、それが非常に効率も良く、奪った回数も2点目が入るまでは非常に良かったなと思います。カウンターっぽいところから何度かチャンスがある中で、シュートまでなかなか行けないなというタイミングでのあの1点目。それからワンツーで帰ってきたボールを「打て」と言ったところ、クロスを入れた俊輔の後のセカンドボールのシュート。あの2ゴールは本当にワールドクラスのゴールだったなと。ただ、これで心が折れないのがアントラーズだと思うので、メンバー交代も含めて必ず前がかりになると思っていましたし、時間も作られたり握られたりする、後半はそういうゲームになるなと思っていました。ただ、さすがに45分のうち40分間握られるとは思っていなかったので、我々にもまだまだ課題があって、奪った後出ていくタイミングとか、前線の選手の動き出しの質とか、そうしたところが多少問題があったなと。1点返されたらひっくり返されると思っていたので、集中力とシュートブロック、カバーリングといった意識を持っていた中で、あの3点目が生まれて、このカシマスタジアムでアントラーズの心を折ったなというゲームになったと思います。完封出来たのも良かったですし、前節のミラクル逆転勝ちが生きたゲームだったと思いますし、クラブが前々泊を認めてくれて、そういった準備も良かったなと思います。また次節以降、強い気持ちを持ってやりたいです。
裂傷で縫わなくてはいけない状況ですが、そんなに深くはないので、現状では次節に間に合うのではないかという見解をドクターから聞いています。八田に関しては、相手のシュートを右にはじいたプレーからリズムに乗ってきたと思います。アントラーズのゴール裏の大サポーターからの圧力にも負けず、タイミングの良いキャッチ、セービング、それから飛び出しと、自らを奮い立たせる意味もあったと思いますが、常に声も出していました。ルヴァンカップで2試合結果が出ていなかったこともあり、僕も尻を叩きましたし。そんな中で勝利に貢献する、勝利を味わいたい、そういう気持ちがにじみ出ていたのではないかなと。そういうギラギラした選手を常に使うと言っていますので、普段やっている事が実を結んだのではないかなと。今後も2番手だろうが3番手だろうが、継続してやってほしいと思います。
僕は(評価を)得点やアシストに特化していないですし、やはりゲームの中でチームにどれくらい貢献出来るかという意味では、前線の守備はもちろん、体を張ったキープ、それからシュート数も良く言っています。そうしたことが数字に表れてくると彼も気分的にも乗って来ると思いますし、現状は新規のチームに加入したばかりで、周りの選手の特徴であったり性格であったりの把握はまだまだ足りないと思うので、今はそこをすり合わせている段階です。8試合で2ゴールはストライカーとして決して多くはないかもしれませんが、まだストライカーで0点の選手もいるので、そういう意味では決して悪いスタートではないかなと思います。
ワンタッチパスに関しては、エスパルス戦の前の紅白戦で、レギュラー組とサブ組のワンタッチの数が34対85でした。これでは相手を崩すために必要な流動性という意味では、止めてからパスが来る、止めてからパスをするという連鎖になってしまって、確実に各駅停車になってしまいます。やはりワンタッチを出す意識と、もらう意識、今日は前半右サイドで何回かあったと思いますが、そこが合致するとああいうシーンが生まれると思います。アントラーズはその回数が多いので、非常に流動性を持って、掴まえづらいところに顔を出して、ボックス脇でたくさん起点を作っていたと思うので、あれを我々ももう少し回数を増やさなくてはいけないなと思います。
ジュビロの下部組織で育った子なので、この対鹿島への想いというのは、我々と同じと思っていますし、このスタジアムで勝つことの難しさを重々分かっていると思うので、そこにかけてみたのと、あとは長らく出ていなかったので、そのあたりのストレス解消も含めて一発やってくれるんじゃないかなという期待を持ちました。試合の中では川辺とバランスをとりながら、球際のところも非常に闘っていましたし、予測が速いときは彼のところでボールをストップ出来ていたので、継続してほしいなというのと、またムサエフが帰ってきたら分からなくなるという状況を常に作り出してほしいなと。競争意識を持ってこれからもやってほしいなと思います。
選手
本当に良かったです。昨年からずっと試合に出場できていなかったですし、ルヴァンカップに出させてもらった中で、力の無さというか、自分の不甲斐なさが目立った試合になってしまっていたので、チームに申し訳ないと思っていました。本当に次は無い覚悟でベンチにも入れさせてもらっていました。そういった中で、毎日続けてきたことが、ここでひとつ実ったのは良かったなと思いますし、しっかり準備をしてきて良かったと思います。
あまり力まず、しっかり試合を見て入ろうと思っていました。ルヴァンカップで2試合勝てていなかったので、かなり緊張感を持ちながらやりましたし、ルヴァンでの反省を生かせたので、良かったかなと思います。チーム全体が身体を張って守ってくれていたので、最後のところで自分も身体を張らないといけないですし、それをしないと試合に出させてもらった意味もないと思うので、それが出来て良かったかなと。これを次の試合も続けないと意味がないと思います。今日は皆がハードワークをして、全員で攻撃をして全員で守って戦っていたと思います。この勝ちが無駄にならないように、次も勝って連勝していきたいです。
(中村)俊さんの時間の使い方が本当に上手かったです。自分がフリーで上げるために俊さんが中で仕掛けて時間をつくってくれたので、余裕を持つことができました。状況を考えて、相手DFを引き付けて自分に出してくれたので。あとはしっかり中の(川又)堅碁を見てクロスを上げるだけでした。
やはり厚みのある攻撃でしたし、後半は特に下がらないといけないというか、5バックになる時間が多かったので、そこは課題です。最後の最後まで身体を張って皆で守れたのは評価できる部分かなと思います。できれば自分とミヤ君(宮崎)のところで高い位置から行くことができていれば、相手にそこまで長い時間ボールを持たれることはなかったのかなと思います。ただ、相手も前がかりで攻めてきていましたし、無理に自分が前に行ってしまうと、バランスが崩れてしまうなと。今日はちょっとしたコミュニケーション、一言声をかければ自分たちのボールにできる場面も多々あったと思うので、そこは反省して次の試合に臨みたいと思います。
相手が鹿島なので、難しいゲームになると思っていました。前半の早い時間帯に1点入ったので、川又が決めたのも良かったと思いますし、最初の時間帯が重要だと監督も言っていたので、そういった部分では先制するまでが自分たちの時間だったのかなと。そういう時間にゴールが決まったのも良かったですし、試合の入り方が良かったと思います。
シュートもいけたのですが、なかなかサイドバックの選手もストッパーも駆け引きに出てこなかったので、なるべく寄せて、川又に出そうかと思ったのですが、やっぱりサイドからの方が良いかなと思い、なるべく相手を引き付けて出した分、良いクロスも上がりましたし、川又と相手DFが1対1になったので、引き付けて良かったなと思います。
最初に転がってきたときに打とうかなと思ったのですが、なにか違うかなと思い、川又の裏にふわっとしたボールを出したのですが、鹿島もそこはヘディングのエリアが広いので、返されて、もう一度自分のところに同じボールが運よく転がってきたので、今度はと思ってシュートを打ちました。前の選手が決めないと後ろも苦しくなりますし、ああいうチャンスはなかなか無いので、逃さず入って良かったです。ただ、3対0になってからのFKで壁に当たってしまったのがショックで。3対0でしたし、壁も相当近かったので、そっちの悔いが頭の中に残りますけど、自分たちは挑戦者として臨んだことが今日はこういう結果になったのかなと思います。成功体験で、ひとつチームとしても上積みできた部分じゃないかなと。反省もしつつ、次を迎えたいと思います。
ここまで、自分が決めていればという試合もありましたし、何とか今日は入って良かったです。他にも良い場面もあったのですが、もうちょっとだなというところまでは行けたかなと。自分自身はゴールを決めることが全てだと思っています。もちろん、その中でのプレー面の連携だったりという部分は今後も合わせていきたいですが、自分はまず得点だと思っているので、今後も続けて点を取り続けるということが、まずやらないといけないことです。先制ゴールの場面は、練習でもコーチに何度もクロスを上げてもらっていましたし、練習通りのゴールだったと思います。自分自身、ゴールを取れない時期が続いていたので、チームメイトもサポーターの皆さんも得点を期待してくれていたと思います。今日はとりあえず取ることができて良かったです。
ここは独特な雰囲気があるので、いつものまれてしまうことが多いのですが、今日は鹿島とやって初めて自分らしいプレーが出せたかなと思います。ムサエフの代わりは出来ないので、自分なりに出来ることをやろうと。前に出て行くという部分はどのポジションであっても出していきたいと思っていました。前半は前に行けましたが、後半はボールを持てなかったので、そこはまだまだかなと思います。
そうですね。本当に日本の中で一番強いチームだと思いますし、皆が賢いプレーをしてきます。さらに、このカシマスタジアムで鹿島に勝つというのは本当に難しいことなので、このスコアは正直出来すぎかもしれませんが、皆の頑張りを見たら、妥当な結果かなと思います。鹿島相手に3対0というのは安心できるスコアではないですし、ほんとに後半はサンドバック状態でしたけど、八田君含めて、上手く守れたと思うし、鹿島相手にゼロで守れたということは、胸を張れる結果かなと思います。
自分自身もそうですし、監督もサポーターの皆さんもそうだと思うのですが、自分が入ってどういう変化というか、どういう状況、状態になるかという部分はすごく気になっていたと思います。まずは結果が出たのはホッとしていますが、まだ1試合なので、自分もこの先、ムサが帰ってきてもポジションをとれるように頑張りたいです。
中をしっかり切るというのは、この一週間ずっと練習してきました。前半は上手く潰せていましたが、後半はやはり鹿島も賢い戦い方をしてくるので、上手く修正して違うところ違うところに出してこられたので、すごく捕まえづらかったです。手放しに喜べる内容ではないですが、ゼロで守れたことは良かったかなと思います。
嬉しいですね。勝点3以上に、3対0で勝てたということが、良かったかなと思います。ゴールシーンは、(川又)堅碁君が競り合いに何度も勝っていたので、こぼれてくると思っていましたし、あの場面だけ松浦選手とポジションを代わっていて、自分が行った方がいいかなと思って前に上がっていました。(シュートは)ニアの上にああいう場面だと打つことが多いのですが、上手く決まって良かったです。後半はチャンスが無かったのですが、自分たちが3点目を取れば、試合は決まると思っていたので、それを後半の内容で取れたことが良かったなと思います。
ホームで少し勝っていなかったので、訪れていただいた多くのサポーターと勝って喜ぼうと思っていたのですが、それが出来なくて非常に残念です。前半と後半、うちもジュビロさんも変わった形になりました。そういった試合になってしまいましたけど、前半のうちにしっかりケアしなくてはいけなかったジュビロさんの攻撃、川又選手の高さであったり、中村選手のポジショニングであったりというところの対応が遅れてしまったことによって失点してしまった。そこを追いつくために後半はメンバーを変えて、いつも自分たちが狙っている相手の背後を突くというところを徹底的に修正して、上手くいったとは思うのですが、それが得点に結びつかなくて本当に残念です。
名波 浩
監督
──試合の総括
ゲームプランとしては、3バックの両脇、それからワイドの前、いわゆる相手のサイドバックのところをいかに速いタイミングで消していくかというものと、2トップが落ちてくるであろう楔の中締め、ここは徹底してやってきたので、それが非常に効率も良く、奪った回数も2点目が入るまでは非常に良かったなと思います。カウンターっぽいところから何度かチャンスがある中で、シュートまでなかなか行けないなというタイミングでのあの1点目。それからワンツーで帰ってきたボールを「打て」と言ったところ、クロスを入れた俊輔の後のセカンドボールのシュート。あの2ゴールは本当にワールドクラスのゴールだったなと。ただ、これで心が折れないのがアントラーズだと思うので、メンバー交代も含めて必ず前がかりになると思っていましたし、時間も作られたり握られたりする、後半はそういうゲームになるなと思っていました。ただ、さすがに45分のうち40分間握られるとは思っていなかったので、我々にもまだまだ課題があって、奪った後出ていくタイミングとか、前線の選手の動き出しの質とか、そうしたところが多少問題があったなと。1点返されたらひっくり返されると思っていたので、集中力とシュートブロック、カバーリングといった意識を持っていた中で、あの3点目が生まれて、このカシマスタジアムでアントラーズの心を折ったなというゲームになったと思います。完封出来たのも良かったですし、前節のミラクル逆転勝ちが生きたゲームだったと思いますし、クラブが前々泊を認めてくれて、そういった準備も良かったなと思います。また次節以降、強い気持ちを持ってやりたいです。
──カミンスキー選手の怪我の状況と、交代した八田選手の評価を
裂傷で縫わなくてはいけない状況ですが、そんなに深くはないので、現状では次節に間に合うのではないかという見解をドクターから聞いています。八田に関しては、相手のシュートを右にはじいたプレーからリズムに乗ってきたと思います。アントラーズのゴール裏の大サポーターからの圧力にも負けず、タイミングの良いキャッチ、セービング、それから飛び出しと、自らを奮い立たせる意味もあったと思いますが、常に声も出していました。ルヴァンカップで2試合結果が出ていなかったこともあり、僕も尻を叩きましたし。そんな中で勝利に貢献する、勝利を味わいたい、そういう気持ちがにじみ出ていたのではないかなと。そういうギラギラした選手を常に使うと言っていますので、普段やっている事が実を結んだのではないかなと。今後も2番手だろうが3番手だろうが、継続してやってほしいと思います。
──先制ゴールを決めた川又選手については
僕は(評価を)得点やアシストに特化していないですし、やはりゲームの中でチームにどれくらい貢献出来るかという意味では、前線の守備はもちろん、体を張ったキープ、それからシュート数も良く言っています。そうしたことが数字に表れてくると彼も気分的にも乗って来ると思いますし、現状は新規のチームに加入したばかりで、周りの選手の特徴であったり性格であったりの把握はまだまだ足りないと思うので、今はそこをすり合わせている段階です。8試合で2ゴールはストライカーとして決して多くはないかもしれませんが、まだストライカーで0点の選手もいるので、そういう意味では決して悪いスタートではないかなと思います。
──前半はダイレクトパスが目立ちました
ワンタッチパスに関しては、エスパルス戦の前の紅白戦で、レギュラー組とサブ組のワンタッチの数が34対85でした。これでは相手を崩すために必要な流動性という意味では、止めてからパスが来る、止めてからパスをするという連鎖になってしまって、確実に各駅停車になってしまいます。やはりワンタッチを出す意識と、もらう意識、今日は前半右サイドで何回かあったと思いますが、そこが合致するとああいうシーンが生まれると思います。アントラーズはその回数が多いので、非常に流動性を持って、掴まえづらいところに顔を出して、ボックス脇でたくさん起点を作っていたと思うので、あれを我々ももう少し回数を増やさなくてはいけないなと思います。
──ボランチに入った山本康裕選手の評価は?
ジュビロの下部組織で育った子なので、この対鹿島への想いというのは、我々と同じと思っていますし、このスタジアムで勝つことの難しさを重々分かっていると思うので、そこにかけてみたのと、あとは長らく出ていなかったので、そのあたりのストレス解消も含めて一発やってくれるんじゃないかなという期待を持ちました。試合の中では川辺とバランスをとりながら、球際のところも非常に闘っていましたし、予測が速いときは彼のところでボールをストップ出来ていたので、継続してほしいなというのと、またムサエフが帰ってきたら分からなくなるという状況を常に作り出してほしいなと。競争意識を持ってこれからもやってほしいなと思います。
八田 直樹
選手
──途中からピッチに立って鹿島を無失点に抑えました
本当に良かったです。昨年からずっと試合に出場できていなかったですし、ルヴァンカップに出させてもらった中で、力の無さというか、自分の不甲斐なさが目立った試合になってしまっていたので、チームに申し訳ないと思っていました。本当に次は無い覚悟でベンチにも入れさせてもらっていました。そういった中で、毎日続けてきたことが、ここでひとつ実ったのは良かったなと思いますし、しっかり準備をしてきて良かったと思います。
あまり力まず、しっかり試合を見て入ろうと思っていました。ルヴァンカップで2試合勝てていなかったので、かなり緊張感を持ちながらやりましたし、ルヴァンでの反省を生かせたので、良かったかなと思います。チーム全体が身体を張って守ってくれていたので、最後のところで自分も身体を張らないといけないですし、それをしないと試合に出させてもらった意味もないと思うので、それが出来て良かったかなと。これを次の試合も続けないと意味がないと思います。今日は皆がハードワークをして、全員で攻撃をして全員で守って戦っていたと思います。この勝ちが無駄にならないように、次も勝って連勝していきたいです。
櫻内 渚
選手
──川又選手の先制ゴールをアシストしました
(中村)俊さんの時間の使い方が本当に上手かったです。自分がフリーで上げるために俊さんが中で仕掛けて時間をつくってくれたので、余裕を持つことができました。状況を考えて、相手DFを引き付けて自分に出してくれたので。あとはしっかり中の(川又)堅碁を見てクロスを上げるだけでした。
──鹿島の攻撃陣と対峙して
やはり厚みのある攻撃でしたし、後半は特に下がらないといけないというか、5バックになる時間が多かったので、そこは課題です。最後の最後まで身体を張って皆で守れたのは評価できる部分かなと思います。できれば自分とミヤ君(宮崎)のところで高い位置から行くことができていれば、相手にそこまで長い時間ボールを持たれることはなかったのかなと思います。ただ、相手も前がかりで攻めてきていましたし、無理に自分が前に行ってしまうと、バランスが崩れてしまうなと。今日はちょっとしたコミュニケーション、一言声をかければ自分たちのボールにできる場面も多々あったと思うので、そこは反省して次の試合に臨みたいと思います。
中村 俊輔
選手
──今日の試合を振り返って
相手が鹿島なので、難しいゲームになると思っていました。前半の早い時間帯に1点入ったので、川又が決めたのも良かったと思いますし、最初の時間帯が重要だと監督も言っていたので、そういった部分では先制するまでが自分たちの時間だったのかなと。そういう時間にゴールが決まったのも良かったですし、試合の入り方が良かったと思います。
──先制点の起点となった場面を振り返って
シュートもいけたのですが、なかなかサイドバックの選手もストッパーも駆け引きに出てこなかったので、なるべく寄せて、川又に出そうかと思ったのですが、やっぱりサイドからの方が良いかなと思い、なるべく相手を引き付けて出した分、良いクロスも上がりましたし、川又と相手DFが1対1になったので、引き付けて良かったなと思います。
──前半21分には自身のミドルシュートが決まりました
最初に転がってきたときに打とうかなと思ったのですが、なにか違うかなと思い、川又の裏にふわっとしたボールを出したのですが、鹿島もそこはヘディングのエリアが広いので、返されて、もう一度自分のところに同じボールが運よく転がってきたので、今度はと思ってシュートを打ちました。前の選手が決めないと後ろも苦しくなりますし、ああいうチャンスはなかなか無いので、逃さず入って良かったです。ただ、3対0になってからのFKで壁に当たってしまったのがショックで。3対0でしたし、壁も相当近かったので、そっちの悔いが頭の中に残りますけど、自分たちは挑戦者として臨んだことが今日はこういう結果になったのかなと思います。成功体験で、ひとつチームとしても上積みできた部分じゃないかなと。反省もしつつ、次を迎えたいと思います。
川又 堅碁
選手
──チームを勇気づけるような先制ゴールが決まりました
ここまで、自分が決めていればという試合もありましたし、何とか今日は入って良かったです。他にも良い場面もあったのですが、もうちょっとだなというところまでは行けたかなと。自分自身はゴールを決めることが全てだと思っています。もちろん、その中でのプレー面の連携だったりという部分は今後も合わせていきたいですが、自分はまず得点だと思っているので、今後も続けて点を取り続けるということが、まずやらないといけないことです。先制ゴールの場面は、練習でもコーチに何度もクロスを上げてもらっていましたし、練習通りのゴールだったと思います。自分自身、ゴールを取れない時期が続いていたので、チームメイトもサポーターの皆さんも得点を期待してくれていたと思います。今日はとりあえず取ることができて良かったです。
山本 康裕
選手
──カシマスタジアムでの勝利を振り返って
ここは独特な雰囲気があるので、いつものまれてしまうことが多いのですが、今日は鹿島とやって初めて自分らしいプレーが出せたかなと思います。ムサエフの代わりは出来ないので、自分なりに出来ることをやろうと。前に出て行くという部分はどのポジションであっても出していきたいと思っていました。前半は前に行けましたが、後半はボールを持てなかったので、そこはまだまだかなと思います。
──鹿島が相手ですごく気持ちも入ったと思います
そうですね。本当に日本の中で一番強いチームだと思いますし、皆が賢いプレーをしてきます。さらに、このカシマスタジアムで鹿島に勝つというのは本当に難しいことなので、このスコアは正直出来すぎかもしれませんが、皆の頑張りを見たら、妥当な結果かなと思います。鹿島相手に3対0というのは安心できるスコアではないですし、ほんとに後半はサンドバック状態でしたけど、八田君含めて、上手く守れたと思うし、鹿島相手にゼロで守れたということは、胸を張れる結果かなと思います。
──今季初の連勝でまた勢いに乗れる?
自分自身もそうですし、監督もサポーターの皆さんもそうだと思うのですが、自分が入ってどういう変化というか、どういう状況、状態になるかという部分はすごく気になっていたと思います。まずは結果が出たのはホッとしていますが、まだ1試合なので、自分もこの先、ムサが帰ってきてもポジションをとれるように頑張りたいです。
──パスコースを読んでいるような素晴らしいパスカットもありましたが、守り方で意識したことは?
中をしっかり切るというのは、この一週間ずっと練習してきました。前半は上手く潰せていましたが、後半はやはり鹿島も賢い戦い方をしてくるので、上手く修正して違うところ違うところに出してこられたので、すごく捕まえづらかったです。手放しに喜べる内容ではないですが、ゼロで守れたことは良かったかなと思います。
川辺 駿
選手
──3対0の完封勝利を振り返って
嬉しいですね。勝点3以上に、3対0で勝てたということが、良かったかなと思います。ゴールシーンは、(川又)堅碁君が競り合いに何度も勝っていたので、こぼれてくると思っていましたし、あの場面だけ松浦選手とポジションを代わっていて、自分が行った方がいいかなと思って前に上がっていました。(シュートは)ニアの上にああいう場面だと打つことが多いのですが、上手く決まって良かったです。後半はチャンスが無かったのですが、自分たちが3点目を取れば、試合は決まると思っていたので、それを後半の内容で取れたことが良かったなと思います。
鹿島アントラーズ 石井正忠監督
──試合の総括
ホームで少し勝っていなかったので、訪れていただいた多くのサポーターと勝って喜ぼうと思っていたのですが、それが出来なくて非常に残念です。前半と後半、うちもジュビロさんも変わった形になりました。そういった試合になってしまいましたけど、前半のうちにしっかりケアしなくてはいけなかったジュビロさんの攻撃、川又選手の高さであったり、中村選手のポジショニングであったりというところの対応が遅れてしまったことによって失点してしまった。そこを追いつくために後半はメンバーを変えて、いつも自分たちが狙っている相手の背後を突くというところを徹底的に修正して、上手くいったとは思うのですが、それが得点に結びつかなくて本当に残念です。