試合速報

  • 1 終了 0
  • 北陸大学

2015年8月29日 vs 北陸大学

18:00 ヤマハスタジアム

インタビュー他

名波 浩

監督

──感想

我々は大学生相手に連敗していて、練習試合ではなかなか力の差を見せつけることができなかったので、今日はとにかく勝って次のステージに進むことを一番に心掛けていました。北陸大学のパフォーマンスも非常によかったですし、互角以上の戦いをしたと思いますが、違いを見せたと言いきれるほど我々はいいパフォーマンスではなくて、本当に僅差な感じだったなと。相手はお金を払って大学へ通い、こちらはお金をもらってサッカーをしていると。その違いぐらいだったと思います。

──ゴールを決めた清水選手への評価をお願いします。

後半15分からの(ボールの)ロストの数が多過ぎるので、そこの評価はそんなに変わらないかなと。ただ、シュートを打ったことは評価できると思いますし、前線の広大なスペースがある時にいろんなイメージを持ちながらボールを運んでいましたし、そういった景色を見ながらやっていたのは、非常によかったのではないかと思います。あとは、最後のところの精度と、守備時のボールアプローチのアングルはずっと言ってきていますし、今日も3回くらいサイドを変えられたのは、彼の寄せが甘かったと。それからスピードを上げ過ぎているところがあったと思うので、まだまだ“プロ一人前”とは言えません。

──2トップの評価は?

前半ほぼ“0点”に近いのではないかと思います。試合の直前もそうですし、クラブハウスでのミーティングもそうですが、とにかく背後にどちらかが動き出そうと。ボールサイド、特に同サイドは必ず背後へ動き出して高い位置で起点を作ろうとずっと言ってきて、ほぼ1回もできていないので、それは論外だなと。(後半の)開始10分でどちらか悪い方を代えるからと言って、やっと動き出した感じだったかなと。シュートを打つシーンで、しっかりゴールマウスに仕留めなければいけないところが何度かあったと思います。シュートを打っていないわけではないですし、多少の評価はしますが、限りなく“0点”に近いと思います。

──石田選手、木下選手など若手もいた中で勝ったことについて。

戦前の何週間か前から若いメンバーで行くと言っていました。(メンバー16名の)平均年齢が24.6歳、相手が21.1歳でそこまで変わらない中で、ほぼ同世代で戦おうということはずっと言っていました。その意味でも勝ちということで本人たちは自信を持てるかもしれません。デビューした選手や今季初スタメンだった選手がいた中で、ふわふわした前半立ち上がり20分でしたが、1点入ってからはいつも通りの感じになりました。そのあたりは評価できますが、練習試合と一緒で、ドタバタしたシーンがたくさんあったので、そこは大きな反省だと思います。

──岡田選手の評価をお願いします。

選手全員に伝えたのですが、苦しい時は(岡田)隆の背中を見ろと。なぜなら、彼はプレーオフの悔しい思いを経験していて、その思いを晴らすことなく、ここまで度重なるケガで出場できなかったので、期するものが非常に大きかったと思います。若い選手も(岡田)隆が体を張っていたり、声を出していたりというところを頼りにしてやっていたと思います。(岡田)隆自体(のプレーの評価は)は“5.5”ぐらいかなと思います。

清水 貴文

清水 貴文

選手

──自身のゴールが勝利につながりましたが?

やっと結果を出せたという気持ちが強いです。それがチームの勝利につながったこともすごく嬉しいです。ちょっとほっとしています。リーグ戦でもゴールを意識していましたし、90分間ゴールを目指したことが結果につながってよかったです。

──ゴールシーンを振り返ると?

序盤、流れとしては難しくて、その流れを変えるために一度仕掛けて、シュートを打つことを意識していました。とにかく1本でもまずはシュートを打つことを意識していました。たまたまいいところにボールが転がってきて、ドリブルからシュートという日頃から練習してきたことが生きました。ちょっと上手くいき過ぎたというのもあって、一瞬何が起きたかと思いましたが、すごく嬉しかったです。これをきっかけにさらにシュートを打っていきたいと思います。

──あの先制点で流れが変わりましたが?

序盤、個人的に硬くなっていましたが、あのゴールからちょっとは体が動くようになってきました。チームとしてもいい流れで攻撃できてきました。ただ、苦しい守備の時間帯もありましたし、そこがまだまだ課題です。攻撃面でも1点取り、畳み掛けるようにゴールをさらに取らなければいけない場面がありました。チャンスもたくさんあったので、そこを日頃の練習からさらにやっていき、より正確にプレーできるようにしたいです。

岡田 隆

岡田 隆

選手

みんなで気持ちを合わせて戦うことを意識していました。前半バタバタしてしまった部分もありますが、後半は落ち着いて試合を進めることができたと思います。前半相手に上手く突かれてしまった部分もありましたが、後半の最初からは前線の動きがさらに出てきて、よりよい形で試合を運べたと思います。

個人的には、とにかく声を出すことを意識していました。自分自身のプレーには満足できていませんが、戦う姿勢は出せたと思っています。今季、ケガもありましたし、スタッフやチームメイト、様々な方にサポートしていただきました。その意味でもピッチ上でスタジアムのムードを感じることができ、幸せだと感じました。

次へ向かって、また前を向いてやっていきたいと思います。プロとしては結果が全てだと思います。今日出たメンバーにとって、この勝利は大きいことだと思います。

坪内 秀介

坪内 秀介

選手

今日勝って、次のステージに行けることはよかったと思います。ただ、まだまだだと感じる部分もあります。それでも次の天皇杯へ向けて、またやっていくだけです。気持ちをリフレッシュして、また練習からやっていきたいです。

八田 直樹

八田 直樹

選手

今日初めて試合に出た選手の自信にもなると思いますし、その意味でも勝ってよかったと思います。ただ、今リーグ戦に出ている選手たちと差があるからこそ、バタバタした部分もありましたし、自分を含め、もっともっとリーグ戦で出ている選手たちを脅かす存在にならなければいけないと感じていますが、今日の段階では足りない部分があるので、さらに練習でやっていかなければいけないと感じています。ただ、今日は練習でやってきたからこそ、結果につながった部分もあると思います。ここで勝ったことに満足せず、今シーズン悔いが残らないように、反省するところはしっかりして、またやっていきたいと思います。

井波 靖奈

井波 靖奈

選手

──加入後初出場となりましたが?

ジュビロさんに加入させていただき、最初の“恩返し”はできたかなと思います。ただ、“恩返し”という意味ではぜんぜん足りないので、ここからさらに努力して、さらに“恩返し”できればと思います。

──2列目でのプレーについて

名波監督からは「最後はシュートで終われ」ということと、「リラックスしていけ」といった言葉をかけてもらいました。シュートまでは行けませんでしたが、仕掛けることを意識していました。

──自身のプレーの評価は?

自分のところでボールを奪い、カウンター気味に仕掛けられた場面がありました。自分で打つことも考えたのですが、中が空いていたので、そこへ出せれば得点に絡めたかなと思っています。

──今後へ向けて

途中出場でしたし、途中出場ならではの考え方、動き方があると思いますし、そこがまだまだだと感じています。そこをもっともっと振り返って次につなげていきたいと思います。

石田 崚真

石田 崚真

選手

──プロデビュー戦となりましたが?

自分自身、ここまでサポーターの方々やコーチングスタッフ、クラブのスタッフの方々を含めて、本当にたくさんの方に支えていただきました。そういった方々に恩返しできるよう、全力でプレーすることだけを考えていました。今日プレーできて本当によかったです。

──スタンドからの声援について

サポーターのみなさんにたくさん声をかけていただき、そういった声が自分の力になると改めて実感できました。本当によかったです。とにかくやってやろうという思いでした。

北陸大学 ■西川周吾監督

──感想

格上との試合でしたし、いろいろゲームプランを考えて臨んだ試合でした。選手たちに思いきってやるようにと伝えたことが、いい形で試合に出てくれたと思います。今日の試合には満足しています。