試合速報

  • 2 終了 2
  • 大宮

2015年10月4日 vs 大宮アルディージャ

16:00 ヤマハスタジアム

インタビュー他

名波 浩

監督

──感想

一言で言って、勝点2を失ったというゲームと言わざるを得ないのかなと思います。前半の立ち上がりから、前半終了までのコンパクトなフィールドサイズに加え、セカンドボール、ボールアプローチといった予測が非常に速くて、大宮にあまりいい判断をさせなかったなと。ゴールについても、自分たちのストロングポイントを上手く生かせたことと、大宮のウィークを上手く突けたという部分が印象的だったと思います。

後半に関しては、立ち上がり5、6分でちょっとラインが下がっていないかと確認したのですが、徐々に下がってしまったのかなと。自発的に下げていたのかどうかは選手に聞いてみないとわかりませんが、ただ、アプローチに行けなくなったのはラインが下がったことによって、スタートポジションを下げざるを得ない状況、もしくは、フィールドサイズがちょっと広がってしまったことによって、人に、ボールに行けなくなってしまったのかなと。そこで決して大宮のリズムが上がったわけではなくて、我々が前半やられていたことを同じようにやられてしまったと。そこに行けないがために様々なひずみが生まれてしまったと思います。

失点に関しては個人のミスもありましたが、それ以上にコンパクトにやっていれば、というところが多々あったかなと、現状まだ映像を見ていませんが、非常に強く感じています。

──現時点では、ラインコントロールについてどう評価していますか?

3連戦を含めて、体力的に持つのは65分から70分という目安があったので、そこまでは最低でもラインをコントロールして欲しかったなと。通常、2-0のゲームで立ち上がり15分をしのげば、そこまで大きくやられることもないでしょうけど、クリアの質が悪く、セカンドボールを拾えないという悪循環に陥ったことも大きな原因だと思います。そこをケアするためにも、ラインコントロールはさらに重要だと思いました。

──これで6試合負けなしとなりましたが、なかなか連勝ができていません。チーム状況をどう見ていますか?

負けていないこと自体は、一つのテーマとして継続することは非常にいいことですし、次節へ向けてまた前向きになるという部分でも、試合後、決して後ろ向きとか、下を向いていたわけではありません。ただ、悔しさが相当にじみ出ていたので、そのあたりは上手く解消してあげたいと思います。ただ、自分たちの目標はもちろん見失っていませんし、今後も継続していくことが全てだと思います。

カミンスキー

カミンスキー

選手

悪くない内容だったと思いますが、後半に入って結果的に2失点してしまいました。2点リードで後半に入ったわけですし、さらに上手くゲームコントロールができていればと思います。ゲームをしっかり終わらせなければいけませんでした。

ただ、ドローという結果ではありますが、顔を上げていかなければいけません。

川辺 駿

川辺 駿

選手

前半、パスがゴールにつながってよかったのですが、自分自身にも決定的なチャンスがありましたし、そこで決めなければいけないと感じています。反省しなければいけません。

ボールを奪った後に、もっと落ち着く時間帯を作れればと思います。自分たちがボールを持つ時間をさらに長くすることが、自分たちの時間帯を作ることにつながると思います。

守備でそこまでやられてはいなかったですし、前半は相手のサイドからの攻撃に対応できていましたが、後半は対応できない場面もありました。

大一番で勝ちきることはできませんでしたが、負けたわけではありませんし、次が大事になります。

アダイウトン

アダイウトン

選手

──試合全体を振り返って

前半、とてもいい入りをして、いい時間帯で得点できたのですが、ただ、早い時間帯で2点を取れたがゆえに、少し集中力を欠いてしまった場面もあったと感じています。ただ、下を向く必要は全くありませんし、J1に昇格するために引き続きハードワークすれば、いい結果が見えてくると思います。

──2試合連続2得点について

少しゴールから遠ざかっていた期間もありましたが、こうして2試合連続で得点できたということは個人的にはいいことです。ただ、昇格するためには個人としてはもちろん、チームとしてバランスを取らなければいけないと思います。

──この試合の反省点は?

個人的には、コミュニケーションと言うか、そういったところで差が出てしまったと思っています。一つの判断が全ての状況に結びついてきますし、そういうところをチームとしてさらに話し合っていけば、解決できると思います。改めてしっかり準備していきたいです。

──今後へ向けて

J1昇格はもちろん、リーグ優勝の可能性もあります。残り7試合、落とせない試合というものが必ず出てきますし、しっかり全部勝っていきたいです。

宮崎 智彦

宮崎 智彦

選手

まだまだだと感じましたし、甘さが出てしまったと感じています。後半も前半と同じように、相手の攻撃を受けることなく、という意識で入りましたが、相手にボールを持たれ、DFラインが下がってしまった部分がありました。奪った後のボールのところで、クリアの質という部分もさらによくしていかなければいけないと感じています。

首位との一戦でしたし、2点を先制できたという意味でも悔しいですが、下を向かず、前向きにやっていきたいと思います。

上田 康太

上田 康太

選手

勝つチャンスがあったので、悔しいです。ただ、ネガティブになる必要はないと思います。後半、相手がより前に出てきましたが、それでもラインを高くして、こちらももっと前に出ていくことができればと思います。相手からボールを奪った後のパスの質の部分もさらに高めていければと思います。

大宮・渋谷監督コメント

──感想

1・2位の対決ということで、選手たちにも伝えましたが、今こういう状態で来れるのもみんなの頑張りもあるし、他のクラブの思いもあって、今こうしてジュビロさんと天王山というゲームができることは私自身も嬉しく思います。選手たちに本当にタフに戦ってくれと伝えていました。

埼玉からもファン・サポーターにたくさん来ていただいた中、引き分けということで申し訳ありませんが、私自身、昨季勝点1で失敗していますので、今日の勝点1を価値あるものにしなければいけないと思っています。我々は目標に向かってずっとやってきたので、今日の勝点1を大事にして、目標に向かってやっていきたいと思っています。

ゲームに関しては、我々はラインを下げないと。ジェイ選手に対して下げずに守備をしようということで、ラインコントロールをしっかりやっていました。

1点目はGKがボールを持って、中盤につけられた瞬間にラインが高い位置で、プレッシャーがない中で、そこを保とうとして、裏に入れられてしまったと。もう少し安定させて後ろにいてもいいのかなと思いますし、修正しなければいけないと思いますが、ジェイ選手にしろアダイウトン選手にしろ強いと改めて思った次第です。

2点目もジェイ選手からアダイウトン選手なので、今得点ランクの上にいる中、あそこをしっかり抑えられなかったということが、前半、修正しなければいけないと思っていましたし、失点につながって悔しく思っていました。

ただ、前半の30分ぐらいから我々はボールを引き出して、ボランチのところでフリーな状態が生まれることが多くなったので、サイドチェンジを展開しながらサイドからクロスとか、間を使って受けるとか、裏に飛び出すとか、そういったことを前半途中からできるようになっていました。後半は同じように続けて、0-2だったので、次の1点が非常に大きいと伝えていました。同じようにしっかりボールを動かして、最後飛び出すということを忘れず、という部分でいい形で得点取れました。しっかりとボールを動かして点を取れたことは、今年やってきたことが実を結んでよかったと思います。

2点目に関しては、相手の隙を突いて得点を取れたと。こういう形でも得点は入りますし、それも日頃から言っていることなので、いい形だったと思います。あとはラストの部分で、引き分けの状態で、というところで向こうが点を取り来るという部分では引き分けを考えながらチャンスがあれば、という思いでした。最後に福田選手を入れたことは守りの状態で、という部分で勝点1を取れたので、次につなげていきたいです。