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  • C大阪

2015年7月26日 vs セレッソ大阪

18:00 ヤマハスタジアム

インタビュー他

名波 浩

監督

──感想

立ち上がりの失点が最終的に非常に重くのしかかったのですが、パブロ選手のシュートがポストに当たるまではちょっと怖がっていると言うか、相手に対してなかなかアクションをかけて守備ができずにいたので、その時間帯が苦しかったかなと。守備に関してはあとはほぼ問題なくできていたと思います。ちょっと遅れた1対2のところで、特に櫻内のサイドですが、その対応も素晴らしかったですし、大きく破綻することはなかったと思います。

攻撃に関しては、“ここを1本通さなければいけない”という仕掛けのパス、もしくは仕掛けの前の選手のコントロールミスといった中盤のけして相手がはめ込んで取りに来ているわけではないエリアでミスが続いてしまい、ちょっとスピードが上がりませんでしたし、サイドしかなくなってしまった原因になってしまったかなと。ただ、相手にとってはわかりやすいサイドが非常に効果があったと思いますし、ジェイ中心にフィニッシュまで行く回数が非常に多かったので、ここは次につながるかなと。

2試合連続完封されたことが一番の問題だと思うので、今後改善しなければいけないと思います。

──結果的には2試合連続完封ですが、攻撃の手応えもあったと思います。その中で特に痛かった部分とは?

一番痛いのは、先ほど言った“ここを1本を通さなければいけない”というところのミスです。それはラストパスではなくて崩しの前の段階です。そこのパス、いわゆるイージーミスが多かったので、そこは選手にも言わなければいけませんし、簡単に改善できることだと思います。そこが一番の問題だったかなと。

──アダイウトン選手と駒野選手がいた左サイドと、セレッソの右サイドの攻防はどう評価していますか?

左サイドはそこまで引っ張り合うこともなく、お互い自重していたと思います。関口選手が背後に出ていく回数と、アダ(アダイウトン)が背後に出ていく回数はそんなに変わらなかったと思います。我々が狙っていたのは丸橋選手の背後でした。そこを何度もオープンスペースに太田がカットインして櫻内、というパターンが何度かありましたが、出てくるボールがほとんどなかったですし、そこは戦前のスカウティングした結果が上手く実を結ばなかったところかなと思います。

──かなり決定的なシュートが多かったと思いますが、ゴールにつなげるためにはさらに崩していくべきという考えでしょうか?あるいは精度の問題でしょうか?

ちょっとこれはオン・ザ・ピッチにいないのでわかりませんが、シュートは23本打っていますし、非常に素晴らしい数字だと思います。ただ、前半枠内(のシュート)が少なくて、ハーフタイムにホワイトボードに枠内シュートの重要性を書きました。それを考えると選手はやってくれたと思いますし、岐阜戦よりは非常に明るい材料が揃った敗戦だったと思います。

ただ、ちょっと質問とは関係ありませんが、『尻に火がついた方がやれるのではないか』と(選手たちに)言ってきたので、次節以降の選手たちの立ち直りももちろんそうですが、先ほどいったミドルレンジでの精度とか崩しの部分、フィニッシュの部分、そこでの精度に期待したいと思います。あとはメンタリティーも含めてがらっと変わった状況でまたトレーニングを始めたいと思います。

上田 康太

上田 康太

選手

結果的には最初の失点が重くなってしまいましたが、チームとしてやろうとしていることができました。負けたことを反省しなければいけませんが、ルーズボールのところで相手に負けていなかったですし、相手を押し込むことはできていました。ゴールの近いところでの迫力をさらに増やせればと思います。こういう時こそチーム一丸となることが大事だと思います。

森下 俊

森下 俊

選手

“立ち上がりだけ”という思いです。下がってしまった部分がありました。自分自身、チャンスが回ってきたのですが、悔いが残ります。ただ、ここが踏ん張りどころだと思いますし、ここで下を向いても意味がないと思います。

松浦 拓弥

松浦 拓弥

選手

個人的な部分ではなかなかボールに触れなかったと感じていますが、チームとしていい内容の試合ができたという印象です。ただ、勝たなければ意味がありません。次、しっかりやることが大事です。ジェイと2列目がさらに連動できればと思います。

小林 祐希

小林 祐希

選手

結果的には連敗となりましたが、次勝てるように準備していくことが大事だと思います。チームとしてやってきたことは間違いなかったと感じています。自信を持ち、前向きにやっていくだけです。

自分自身のプレーとしては前への推進力を出せていると感じています。ただ、結果につなげることができなければ評価されないと思います。

駒野 友一

駒野 友一

選手

立ち上がり、相手のリズムになってしまった部分がありましたし、その流れの中で相手にやられてしまいました。早い時間帯での失点でしたし、まだまだ取り返す時間はありましたが、最後のところで決めきることができませんでした。

サイドから(の攻撃)、というのはチームとしてありましたが、それでも何本か中から崩すことができれば、さらに効果的な攻撃ができると感じています。

点を取られてからはいいリズムでボールを回せていましたが、やはり最後のところで取り返すことができませんでした。先制することが改めて重要だと感じています。

セレッソ大阪 ■パウロ アウトゥオリ監督

──感想

非常にいいゲームだったと思います。両チームとも伝統のあるチームであり、大勢のサポーターのみなさんが駆けつけてくれ、本当にサッカーの醍醐味を味わえる試合になったと思います。そして、我々の選手たちの頑張りを心から称え、祝福したいと思います。ただし、ゲームはもう終わったことですので、次の試合へ向けてまたいい準備をしていきたいと思います。