試合速報

  • 1 終了 1
  • 京都

2012年10月10日 vs

19:00 ヤマハスタジアム

インタビュー他

森下 仁志

監督

──感想

平日の夜にもかかわらず、サポーターの方に来ていただき本当に感謝しています。先週のダ―ビーでサポーターの方に申し訳ないと言うか、不甲斐ない試合を見せた分、選手は今日素晴らしいリアクションを起こしてくれて本当にいいゲームだったと思います。京都・大木さんがやり込んでいるサッカーに自分たちの力が引き出された部分もあると思います。あれだけ自分たちのスタイルを持っているチームはJリーグでも数少ないと思いますし、僕らも京都さんから学び、自信をもってこれからも前進していきたいと思います。

──PKの順番はどう決めたのですか?昨日は練習されたのですか?

(練習は)やりました。(順番は)出ていく前に自己申告をさせました。蹴った選手はみんな自分が蹴ると言った選手ですし、順番も彼らが決めました。僕は全くタッチしていませんし、彼らの強い意志が伝わったと思います。それから竹重は90分、延長戦、PK全てを通して素晴らしい出来だったと思います。

──前田選手の負傷の件は今日みなさんにどのように話をされたのですか?

(前田)遼一のけがに関しては、おそらく今さっき磐田に着いたぐらいなので詳細はわかりませんが、(前田)遼一の件を含め、これからのリーグ戦も含めて全員でより団結してやっていかなければいけません。今日見てもらえればわかると思いますが、うちのチームはだれが出てもらってもプレーできると証明できたと思いますし、どの選手も自信を持って練習から取り組んでほしいと思います。

──延長後半の失点直前の場面では菅沼実選手を投入しようとしていたのですか?

(菅沼実は)エネルギーの高い選手ですし、交代してもう一度前線からの守備と言うか、活性化させようと思いましたが、少し遅れてああいう失点をしてしまいました。そういったことを含め試合をきっちり終わらせることも大事ですが、それ以上に選手たちの『勝つんだ』という気持ちがPK戦につながったと思いますし、この気持ちを忘れずにまたリーグ戦で頑張っていきたいと思います。

──ダービー敗戦のショックは大きかったと思いますが、試合前、選手たちにはどういったお話をされたのですか?

もちろんいろんな条件・状況があったにせよ、どんな相手でも場所でもやはりいくらスタイルを貫いていてもやはり勝って見ている方々に納得してもらうことが自分たちのスタイルをより深めることになると伝えました。そういう意味でも自分たちのスタイルを貫きました。京都さんのように自分たちのスタイルでがっぷりよつに組んでくるチームはJ1でもなかなかいませんし、そういう意味では感謝していますし、選手たちは素晴らしいプレーをしてくれたと思います。

──改めて結果も大切だと?

結果と共にスタイルを貫いていかないと見ている方々になかなか認められないと思いますし、ダービーを終えて僕自身、改めてそういったことを強く感じました。そういう意味ではこれからもサポーターのみなさんに納得していただけるようなスタイル、結果を1戦1戦全力を尽くして目指したいと思います。

竹重 安希彦

竹重 安希彦

選手

ピッチが濡れている分、(ボールが)裏に抜けてくるので、楽な部分もありました。

なかなか点を取れない展開にはなりましたが、後ろはしっかり守るしかありませんでしたし、延長で点を取ってくれたのですが、最後守りきれなかった分、悔いは残ります。

──PK戦について

GKコーチからアドバイスをもらっていて、相手をしっかり見れたことがよかったと思います。(京都・4人目のキックを止めた瞬間は)『よっしゃー!』という感じです(笑)。チームとして長期離脱のけが人も多く、決勝まで勝ち進めれば戻ってこれる人もいるという話をしていたので、そういう意味でも勝つことができて、次につなげることができてよかったです。

──リーグ戦へ向けて

リーグ戦もまだまだ可能性はありますし、チームの力になれるようしっかり準備していきたいです。

山本 康裕

山本 康裕

選手

普段出場機会を得ることができていない選手が集まり、レギュラーポジションを勝ち取るために大事なゲームでしたし、気合いが入っていた。練習で出せているパフォーマンスを出せたと思いますし、みんなで勝ち取った勝利だと思います。

──ダービー直後の試合となったが?

ダービーの借りはダービーでしか返せませんし、この試合で全てを取り戻せるかと言えばそうではありません。ただ、ダービーの負けを引きづらず、一丸となって戦えたかなと思います。

──ゲームを振り返ると?

同じスタイルを確立しているチーム同士の戦いでしたし、負けたくない思いもありました。だいぶ押し込まれましたが、前半の途中からはこちらのペースでしたし、相手のパスの出所も何となくわかった感じもしたので、“一発”だけを気をつけようと話していました。

──FKからゴールについて

中学、高校とずっと蹴り込んできたFKでしたし、自信を持って蹴ることができました。サポーターのみなさんにとって珍しいシーンが見れてよかったのではと思います(笑)。(チームメイトが)上手くGKを消してくれていたので、枠を入れることを心がけました。

──リーグ戦へ向けて

まだまだ可能性はありますし、諦めません。リーグ戦も大事な試合が控えていますし、またチーム一丸となって戦っていきたいです。

山田 大記

山田 大記

選手

とにかく勝てたことがよかったです。(リーグ戦で)2連敗していましたし、こういう状況でもサポーターのみなさんがたくさん応援してくれていたので、勝ててよかったです。こういった勝ち方は次につながると思います。

──PK戦を振り返ると?

正直、昨日PKの練習をした時に僕だけ外していて・・・。正直決めることができてよかったです(苦笑)。(PKは)あまり得意ではないです(苦笑)。タケ(竹重)さんが出れない時もしっかりやっていることは知っていましたし、そういったことが報われて止めてくれたと思いましたし、次のキッカーは(金沢)浄だったので、安心して見ていました。

──リーグ戦へ向けて

2連敗していますが、まだまだリーグは終わりませんし、強い気持ちを持ち、少しでもいい順位へ行けるようにみんなで力を合わせていきたいと思います。優勝もACLも可能性がある限り追い続けていきたいと思います。

京都サンガF.C. ■大木 武 監督

──感想

試合前、選手に昨年のこの大会のファイナルリストであること、J1で素晴らしいゲームをしているジュビロにチャレンジできるJ2のクラブだという2つのチャレンジ精神を持って戦おうと伝えて送り出しました。選手は十分やってくれたと思います。残念ながら負けてしまいましたが、中3日でJ2のリーグがまた始まりますので、そちらに集中していきたいと思います。