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2008年11月2日 vs 栃木SC

13:04 ヤマハ

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ハンス オフト

監督

今日のゲームでは、長い間ケガで戦列を離れていた選手が復帰したこと、そして状態があまりよくなかった選手たちが今日プレーできたこと、それを見ることができてよかった。そして今日プレーした若手たちは、この勝利に値するものを見せた。ゴンは非常に重要なゴールを決めてくれた。フィジカル的にはもう死にかけていたが(笑)そこでゴールを決めることができた。彼にとってもチームにとっても、まさにちょうどいいタイミングでのゴールだった。

選手の姿勢は、ピッチのすみずみまでいいものを見せてくれたので、いい驚きを感じている。いいゲームだったとはいえないが、そういう姿勢があったのはよかった。

そして、なによりけが人がでなかったことがうれしい。

Q.復帰してきた選手のプレーぶりは?

A.まだ完全なコンディションとは言えない、例えば太田は、先週サテライトリーグの名古屋戦で少しプレーし、今日も少しプレーしたが、5,6ヶ月もプレーしていないわりにはよくやった。西も戻ってきたものの、まだ万全ではない。ボールタッチのフィーリングなどを取り戻すには、さらに2,3ヶ月かかるかもしれない。

大井はトップチームに近づいてきている。このゲームは、私にとっても興味深いし、選手たちにとっても重要だ。成岡はベストを尽くしているが、しかしまだ十分ではない部分がある。その足りない部分をこれからトレーニングしていきたい。しかし、彼もトップに近づいているので、それは良かった。

Q.「いいゲームではない」理由は?

A. いいゲームでは、こんなにボールを失わない。ボールがないところの動きももっといいし、ゲーム全体のスピードももっと上げられる。でも、今日はジュビロも栃木もベストを尽くしたと思う。

私の考えでは、サッカーにおいて最も重要なことのひとつは、どんなときも100%尽くすこと。クオリティで十分でなかったとしても、ベストを尽くさなければならない。私がジュビロに来て、とても悪いところから、だんだんいい状態に近づいてきたのはいいことだ。

河村 崇大

河村 崇大

選手

(先制点は)名波さんがあの助走をしたときには、あのパターンをやるなと。中山さんも動き出していて、絶対にそこに出すだろうと、長年やっていてなんとなくわかったし、自分も来たなと思いましたね。中山さんが、素晴らしい落としをしてくれました。

Q.後半よくなったのは?

プレスもきいてきたと思いますし、何より、みんなにレギュラーの選手たち負けてはいられないというのがあるし、いいプレーをみせようという意識が出て、それが結果につながったと思います。

自分も、ハーフタイムであまり下がり過ぎないという話しがあったので、もう少し前に絡もうとは思いましたけど、もっとうまく自分がポジションをとれたら、簡単なゲームになったと思う。

これからはチームがひとつになることが大切だし、自分たちがレギュラーを脅かすような競争を持ち込んで、チームがもっとよくなるようにしたいと思います。

太田 吉彰

太田 吉彰

選手

自分が入ってすぐに決められてしまったんですけど、焦らず、絶対大丈夫だという気持ちでやっていました。中山さんがすぐに決めてくれたので、試合展開としては楽になりました。2点差になれば、落ち着いてやれるので点をとりたいと思っていた。とれたので非常によかった。

(ゴールシーンは)カレンが右の僕の前のスペースを使っていて、左サイドが一気にあいて、そのスペースをいち早く見つけることができたので、点につながったと思います。

長い距離があったけど、あればあるほど、自分の持ち味がいきると思うので、ああいうスペースをどんどん見つけてゴールに絡んでいきたい。

自分にとって、この1戦はすごく大事だった。ここで活躍できないと、気持ちの部分でも下がってしまうので、必ず結果を出して上にあげてJに臨みたいと思っていました。結果を出せたことが今後につながっていくと思います。

ピッチに入るときは、周りの選手に「点をとってこい」と言われていたので、とれてよかった。

サポーターのみなさんが、試合前からすごい応援してくれていて、ケガをしているときも、千羽鶴とか手紙とかを沢山いただいていたので、その恩返しとしても、必ず残留できるように頑張りたいと思います。

カレン ロバート

カレン ロバート

選手

(アシストについては)中山さんが走っているのが見えたからちょっと溜めて、一人DFがくっついているのが見えたから、ヒールで出したら中山さんがフリーになってうまく決めてくれました。自分も詰める準備もできていたし、何の問題もなかったと思います。

ヨシくん(太田選手)のゴールは、あの場面は落ち着いてボールを持てたし、ヨシくんも足元でもらうよりは、前でもらう方が好きだろうから、じっくり溜めて出しました。

でも、今日はハラハラさせてすみません。

前半は、チームとしてボールに強くいけていなかった。それで回されるところもあったから、強気で、抜かれてもいいからボールにいき初めてからどんどんよくなっていったから、そこは、悪いところといいところがはっきり出たと思う。

ハーフタイムは、狙いどころをはっきりさせた。相手のウィークポイントをどんどん突こうと。相手の右サイドがFWまでボールを入れられていたので、そこからどうするかというのを話しあいました。

自分のシュートは、情けないです。(外したのが)今日でよかったと思えるように、次は、集中していきたいし、決めないといけない。

加賀 健一

加賀 健一

選手

相手は、1トップ2シャドウでしたが、そんなに怖くはなかった。後半は、相手が前に来て、一気に3枚ぐらい張ってきた。失点した場面も、DFがそのまま上がってきてとられてスルーパスを出された。ああいう相手が前に来ているところで失点をしてしまうと、こういうゲームは相手に勢いがあるから乗らせてしまうので注意したい。とられてすぐに中山さんがとってくれたのがデカかった。

Q.太田選手の得点は嬉しかったのでは?

そうですね。いままでリハビリをしている姿を自分も見てきていて、公式戦に出場していきなり点をとるというのは素晴らしいことだと思うし、スタートラインにヨシが立って、これから残留争いをするチームを助けてくれると思うから、チームにとっても大きいと思います。

成岡 翔

成岡 翔

選手

前半は、守備に入るときのポジショニングと受け渡しがよくなかったというのが、とくに自分のサイドはあった。

後半は、相手が形を変えてきて、自分のサイドに人数をかけてきたので、やりにくさはあったんですけど、守備のときも、相手のボランチに対してプレッシャーにいくという点を修正してよくなりました。でも、そこも行き過ぎて、相手の7番が起点になってかわされたというのもあったので、そこは修正点だと思います。前に行く選手が途中で入ってきて、常に前にいく意識がチームとして出たけど、個人的には、前を向いて自分から供給する場面をもっと増やさないといけないと思います。

中山 雅史

中山 雅史

選手

状況的に、1-1に追いつかれたことによって、相手の士気も非常に高まっていて、その状況を長時間続けると相手にペースになりかねないし、すぐに得点を返しておきたいという気持ちが自分の中で強かったので、追いつかれた後にすぐ取れたというのは、すごくいいタイミングだった思う。

ベンチを見たら、萬代が用意をしているのが見えたので「これはオレだな~」と思ったので、数分しかない中でチャンスが来ればなと考えていた。そこでカレンがうまくキープして落としてくれた。

シュートの時は、どちらかと言うとGKの逆をとれればいいなと思って打った。それがうまく枠に入ってよかった。

(先制点のアシストは)名波から来るのはわかっていました。名波は俺しか見ていないなと。名波からはいつでも出てくるだろうと思ってやっているし、あそこはうまくとれた。名波が絡んだ連動は、周りの選手も感じていないといけない。あてても、名波を孤立させれば潰されてしまう。まわりが感じていると、より前へのスピーディ感が増してくる。

今日も、スコアほど楽な試合ではなかったと思います。厳しい戦いが続いていますし、楽な試合はないと思っています。

その中で自分達の持ち味を出せるか、数少ないチャンスでもモノにできるか、相手の時間帯をどれだけ凌げるか、だと思う。集中していければと思う。楽な試合はないのはどこも同じですし、その中で気持ちで負けないことは当然で、それをしっかりとプレーに出していければと思う。

Jリーグとは違うメンバーでしたけど、これで戦うと言ったらこれがジュビロですし、負ける訳にはいかないし、ジュビロとしてしっかり責任を持って戦う義務を果たせたと思う。

西 紀寛

西 紀寛

選手

フレッシュな気持ちで、謙虚にやろうと思った。

前半相手のことがよくわからず、思った以上にやられた。

後半になり多少ルーズボールも拾えるようになったので楽になった。

自分自身については、まだミスが多い。

強いパスを出せば通るのに短くなってしまったり、細かい部分ですけど今チームは厳しい状況にいるので、そういうところをやっていかないといけない。

みんなの意思統一を確認しながら、勝ち点を取りにいく。絶対残留できるようにひとつになりたい。

名波 浩

名波 浩

選手

楽しくできたし、勝たないと次がないので勝ってよかった。

自信を持って、”今日もレギュラーもジュビロだぞ”というものを見せれた。

先制したことがチームに良い流れをもたらしてくれた。非常に流動的で、中にはミスもたくさんありましたけど、評価できる内容だった。今日出たメンバーは、リーグ戦ではバックアップメンバーかもしれないですけど、バックアップとして自信を持ってピッチに送り出せる形になると思う。

どんなゲームであっても勝ったゲームの後は、非常に雰囲気がいいし、気持ちが前向きになってくると思うので、メンタル的な向上を望めると思う。あとはベンチワークや選手のコンディションを突き詰めていけば良い結果が出ると思う。

ダービー云々より、残り1/4のひとつとして勝ち点3を取ってどんどん上の方に目標を設定したい。

安定したメンタルで、普段の練習通りにやるということを目標に、持てる最大限の力を発揮することで勝ち点3に繋がると思う。

栃木SC 柱谷 幸一 監督

内容は100%の出来だったが、次に進めないので結果は0%。非常に残念な結果。内容が良かっただけに、勝てなかったのが残念なゲームだった。サッカーというのは点差で勝ち負けが決まるので、両ゴール前の強さの差が、このゲームで出たのかなと感じている。

ただ選手たちはゲームプランどおりに、非常にいい動きでやってくれた。うちにとっては中2日の厳しい条件の中での試合だったし、特に2試合連続で出た選手たちにとっては非常に厳しかったとは思うが、よく走ってくれた。

これで天皇杯が終わったので、後は4試合のリーグ戦に向けて、しっかり戦っていきたいと思う。

Q.ゲームプランとは?

A.お互い3-5-2でスタートしたが、先発したメンバーもやり方も予想通りの形で相手が来た。うちも前からのチェイシングでうまく追えたし、ボールの運び方もちょうど間で間でボールを受けて、最終的に点を取ったように、1.5列から飛び出していくような形を狙っていた。そういうところはうちにとっては完全にいいゲームだったと思う。

守備に関しては、ディフェンスラインの3人がラインコントロールもしっかりやれて、中盤をコンパクトにして、入ったきたボールにプレッシャーをかけて、いい形で守備も攻撃も出来た。ただ後ろの3人が最後、足がきつかった。フレッシュな太田とか前線の選手が入ってきたので、そこはさすがに足がいけなかった。ただ、攻守共に狙った形はやれた。