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2008年6月8日 vs 清水エスパルス

15:00 ヤマハ

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内山 篤

監督

2002年以来のヤマハスタジアムでのダービーを、結果として勝利で終われたことは、非常に選手がよくがんばってくれた。残念ながら、ヤマザキナビスコカップは決勝トーナメントにいけなくなったが、前半、苦しい状態の中でも、いい形で2点取れた。後半は、3点目を取りに行こうと選手にも話したが、ゆっくり時間を作ってゲームコントロールしながら、スピードアップをめざした。前線のカレンにしてもジウシーニョにしても、2対2なら動き出していけたので、その辺をしっかりフィニッシュまで持っていけるとよかった。相手が引いたところのミドルシュートを、犬塚あたりに期待していたが、そういうのも打てると相手を引き出せたと思う。でも、選手は動き続けてよくがんばった。

Q.決勝トーナメント進出できなかった反省は?

A.リーグ戦同様、チーム全体が不安定な状態が続いてしまって、そういう部分が勝ち点を積み上げられなかった原因。ここ2試合、先制して中押しして、という形が少しずつできてきた。1点を守りきるというために、ミスから不安になっていたが、少しずつではあるが、しっかり攻撃的な姿勢でいくことができるようになった。サッカーの場合、押し込まれる時間は当然あるが、チーム全体で耐えて、追加点を取りに行くということが、もっと徹底してできればよかった。

Q.リーグ戦への手応えはあったか?

A.逆転されることに対して、選手が非常に意識していたが、ここ2試合で、リーグ戦も含めて、点を取れていない試合は新潟戦だけ。攻撃のチャンスはないわけではないので、その辺に不安はなかったが、先制したあとの試合の展開自体には不安はあった。ここ2試合で、それは薄らいでくると思う。しかし、今日もマイボールの後、フリーなのにまた簡単に(相手に)渡してしまったことがあったので、周りのコーチングやサポートも含めて、もっとシンプルにプレーできて、全体が動いていけると、もっと良くなってくるし、守備の時間も減らしていける。これからもっともっと改善したい。

Q 船谷と成岡のダブルボランチの評価は?

A. 船谷に関しては、今日は少し下がりすぎ。盛んにコーチングはしたが、(サイドが)上田康太の場合は、もっと前に絡んであげないと、村井とはタイプ的に異なる。事前に言ってあったが、少し反応が悪かった。ただ、それまでの2試合は彼のチャンスメークというか、前に入っていったときのラストパスとか、いい部分はある。今日は少し下がりすぎていて、逆に翔が前に出ていた。それは悪くはないが、今日の試合に関しては、もう少し前にサポートに入っていくことが、彼の大きな課題だったと思う。

翔に関しては、3試合90分、とにかくプレーすることが大事だった。ビハインドザボールで入っていけば、ボールにプレーできるようになっているし、今日は特に後半スピードが上がってきているし、ボール際も強くなってきている。さらに前に行く強さを出して欲しいし、今日最後にセカンドラインからグッと前線に入り込んでいたが、あれ自体は悪くない。彼のスペースがあるときに、後半疲れているにも関わらず、前に出てきたことは、彼の成果。

カレン ロバート

カレン ロバート

選手

前半決していい内容ではなかったですけど、得点を取ったのもいい時間帯でしたし、後半の入り方さえよければ勝てると思っていました。

今日のゴールは相手GKのミスもあったかもしれないですけど、あの場所に入れたことが個人的には評価できると思う。みんないい位置からディフェンスできたことと、ボールの取り方もよかったし、前で取れてそれが得点に結びついたこともあったので、守備から入ったことはよかった。あとは攻撃面を立て直して攻撃の形を作っていきたい。数字的には3試合いいですど、内容的に満足のいく内容ではないのでもっとボールにからみたいし、ドリブルもしていきたいので、オフ明けからやっていきたい。

今日は勝つしかなかったので、予選突破はできなかったけど、次に繋がる勝利だと思います。

ジウシーニョ

ジウシーニョ

選手

気持ちの面で、この2試合勝てていると思います。

得点の場面は自分の好きな角度だったので、左サイドから入ってDFが前にいる状態で、左足のフェイントで相手を交わしてから右足でコースを見極めて打ったという形です。ディフェンスの面でも安定してきて、失点しなかったことが大きい。今日の2ゴールが両サイドから決められことも成長だと思う。ナビスコは残念ながらここで終わりですけど、リーグ戦に向けてしっかりしたゲーム作れたことが収穫。

成岡 翔

成岡 翔

選手

前半は圭祐(船谷選手)が少し下がり気味に入って左での流れがあまりよくなかったので、後半は監督の指示もあり、もう少し高めでプレーをさせることを少し意識しました。後半は2点リードで迎えたけど、ガンガン行って得点を取りにいく意識でした。でも、途中から足が止まった部分があります。後半は、奪ってからの動き出しが遅くて、囲まれて奪われることが多くなってしまったのは反省点です。

Q.裏をとるロングボールが出ていましたね。

ボランチの位置でフリーですごくよくもらえていたので、FWの選手には練習からフリーで持って前を向いたら絶対にFWの動きを見るから、それだけ意識しておいてと言っていました。ボビー(カレン選手)もジウ(ジウシーニョ選手)も動き出しはよかった。顔を上げた瞬間にいいタイミングで動いていたので、僕らは前を向いたらどんどん出して行こうと。ああいうボールが出ると、高い位置でボールが持てるので、グッと押し上げて前向きで攻撃できる。そこはよかったと思います。

でも、前半はチョイスとしてショートパスの方がいい時間帯があったので、その辺はハーフタイムにも試合中にも修正していこうと言っていました。サポート入って間にフリーで選手がいたので、どんどん短いパスを繋いでいこうとはしていたけど、少しバタバタしてしまいました。

茶野 隆行

茶野 隆行

選手

相手の2トップは裏に流れるタイプなので、それを3枚で受け渡ししながら、カバーも連動して動けたしうまくいった。前回のヴェルディ戦みたいに、連動してサイドに追い込んで打つボールもとれたし、2~3人でボールプレスにも行けていたし奪い方もよかった。あとは奪った後の次に受け渡すボールにミスが多かったので、そこでカウンター合戦になってしまったとこが課題です。

勝たないといけないという状況でこういう結果になったことはよかった。全員、気持ちが入っていたし、この前の借りを返せたというのもある。これが次に繋がれば一番いいし、そうしていきたい。

松井 謙弥

松井 謙弥

選手

相手にこぼれ球を拾われてしまっていた時間もあったけど、前半は決定的な場面はなかったし、うまく守れたと思います。

(後半35分のセーブは)1本目にきっちり処理すれば、次のピンチはなかったので、それが大事だと思います。

上田 康太

上田 康太

選手

清水には勝てていなかったのでよかった。今日は、自分としては動きを止めずにボールを受けたりできていたかなと思います。サイドでは、相手があまり前にプレスこなかったので、足下で受けて起点を作ろうと思いました。課題は、イージーミスもまだあるし、もう少し落ち着いてボールを動かしてもいい時間帯があったので、なるべくそういうのをなくして落ち着かせていくということです。

松浦 拓弥

松浦 拓弥

選手

アシストはパスです。ドリブルをした時にジウとカレンくんを見て、カレンくんが走るのが見えたので、その前DFとGKの間を狙って蹴りました。でも、妙にボールに落差があって自分もびっくりしました。カレンくんがよく決めてくれました。

意外にシュートを打つチャンスが多かったですけど、1本くらいは枠にいってほしかった。とらえないとダメですね。

上がった時には積極的に仕掛けろと言われていて、それを意識しましたけど、もっとセンタリングをしっかり上げていけたらと思います。割合前半からいい感じでいけているというのもあったけど、自分も含めて少しミスからカウンターを受けることが多かったのでそういうのを減らしていきたいです。

3試合に出て、まだできないこともたくさんあるので、頑張らないといけないということが、すごく見つかったと思います。

清水エスパルス 長谷川 健太 監督

今日一番大事なことは予選を突破することだった。前半ああいう形のミスから、2点ともGKとDFラインの連係と、中盤でああいう形でボールを取られた。自分たちのミスで2失点してしまうと、やはりアウェイで後半、他の状況を考えながら戦わざるをえなかった。ただ後半はよく集中してゲームをうまく進めた。ただ、選手には情報を入れていないので、試合の中でまず1点、そして同点を目指していたと思うが、ジュビロも前回アウェイで負けたのでタイトなマークで、最後まで厳しいディフェンスをしてきたので、チャンスがあっても生かしきることがなかなかできなかった。その中で、メンバー交代に関して言えば、同点に追いつくのであれば、もっと攻撃的なやり方もあったと思うが、先ほど言ったように、他の会場の様子を見ながら、どうやれば予選突破できるかを考えて、メンバーを選んだ。