試合速報

  • 0 終了 1
  • 大宮

2008年12月6日 vs 大宮アルディージャ

14:34 ヤマハ

試合テキスト速報

インターネットラジオ

フォトギャラリー

インタビュー他

ハンス オフト

監督

今日は、(ゲームを)終わらせるチャンスがあったと思う。0-0の状況で、他会場の状況も把握した上で戦っていたが、大宮を倒すことが出来なかった。ナーバスになっていたと言う人もいるかもしれないが、今日のジュビロが良くなかったと、私は思っている。相手にチャンスを与えることはなかった。でも一つのつまらないプレーで失点してしまった。一方で、我々はチャンスを作ることができなかった。ロドリゴのヘディング、大井のヘディング、ジウ(ジウシーニョ)のシュートも、私は「ハーフチャンス」と呼びたい。チャンスではあったが、決定的ではなかった。

できるだけ早く選手をリカバリーさせたい。火曜日に移動して、水曜日にプレーしたら、帰ってくるのは木曜日になる。その後1日自由にしたら、土曜日に最後の試合が待っている。(ハードスケジュールも)自分たちのミスなので、文句は言えない。

Q. 今日は何が足りなかったか?

A. ビルドアップのところで落ち着いてパス回しをすることができなかった。あまりに早いタイミングで、ロングボールを蹴ってしまっていた。だから結局プレーすることが出来なかった。前に放り込んで跳ね返ってくるという、パチンコのようなゲームになってしまった。全くゲームをコントロールすることが出来なかった。こうなると十分なプレーを作ることができない。こうなると押し込まれる場面につながる。今日の大宮は、あまり攻撃的に来なかったが、彼らの状況なら当然だ。しかし、守るだけではなく片手にナイフを持ってチャンスをうかがっていた。そして今日の一番大きなミスは、我々のいつものパターンを作ることが出来なかったこと。

Q. 引き分けでもよかったが、攻撃的な選手を投入しなかった訳は?

A. 最終的には大井を前にあげて、パワープレーを行った。バックラインから人数を一人減らして、ハイボールのための選手を前線に増やした。チャンスはあったが、点をとることができなかった。でもいずれにしても、いいプレーが出来なかった。また作り直すだけだ。

Q. やはり加賀選手の交代によって、FWの選手を入れられなかったのか?

A. いや、加賀の負傷によって大井を入れたが、ゲーム前のプランから、パワープレーになれば大井を前に入れる案を持っていた。松浦、ジウがサイドにいて、そこにハイボールのクロスを入れるというプランだった。

Q. 千葉の試合のどの段階で、パワープレーをしようと決めたのか?

A. (千葉の試合が)3-2のときだ。

Q. それは引き分け狙いか?

A. そうだ。

Q. 入れ替え戦は想定していなかったと思うが、データ収集は大丈夫か?

A. 私は来日したときから、「最後の最後までもつれる」と言っていた。我々はそれほど良くない。メンタル的には強く、フィジカル的にも90分プレーできることはいいが、サッカー的にはまだまだ。このチームを作り上げるには、時間がかかる。もちろん、水曜日、土曜日は勝ちに行く。

駒野 友一

駒野 友一

選手

チャンスはつくっていたので、そこで得点できなかったことが、こういう結果になったと思います。

前半からロングボールが多くなって、時間が経つにつれて、中盤で相手に優位に進められてしまった。最後は健太郎(大井)が上がって攻めに出て、そこに合わせるようにやっていたんですが・・・。次に切り替えます。

ジウシーニョ

ジウシーニョ

選手

今日は、サポーターのみなさんをガッカリさせる結果となってしまいました。しかし、我々は決して弱腰ではなく、気持ちを持って闘いました。我々にはまだチャンスが残されている。今はそのことしか考えられない。まずアウェイが最初なので、むずかしいゲームになると思うが、大事なのは勝つという気持ち。魂をこめて闘うこと。必ず勝って、サポーターのみなさんに恩返ししたい。

山本 康裕

山本 康裕

選手

失点は、あの1発だけかなと思うので、本当に悔しいです。入れ替え戦になってしまったけど、でも、前向きにとらえたい。自分にとってはいい経験だし、いい経験にしたい。初戦が大事だと思うので、向こうで勝ち点をしっかりとって帰ってきたい。

岡田 隆

岡田 隆

選手

試合前のミーティングで、藤本選手につけと言われました。相手が中盤にいったら、自分が出る分スペースがあくので、そこはしっかりウチのボランチや左サイドの選手にケアしてもらうよう試合前に話してきた。相手FWを自由にやらせないということは、ある程度できたけど、失点が悔やまれる。失点したということは、守備ができていないということになる。チャンスに決めないといけないし、1回でもチャンスを与えてしまったら、こういうことになると、本当に思う。相手に1回もチャンスを与えない、そういう守備かできるよう準備してやっていきたい。

終わった瞬間は、他のチームの結果はわからなかった。勝てば(残留が)決まると思っていたし、それだけを目指してやっていた。負けてしまってダメかと思ったけど、入れ替え戦があるとわかって、とりあえず首の皮一枚つながったという思いでした。残り2試合、本当に死ぬ気でやって、絶対に勝って、J1に残りたい。

前田 遼一

前田 遼一

選手

力不足を実感しました。

勝てば残留というのはわかっていたので、みんなやるべきことはわかっていたと思う。

他会場の結果は聞いていなかったです。

今日悪かったところは修正して、サポーターの方々も大きな声で応援してくれているし、次は期待に応えたい。

勝って残留できるように頑張りたい。

川口 能活

川口 能活

選手

勝ちにいくゲームだったが、なかなか攻撃的にいけなかった。

相手のワンチャンスにやられた、非常に悔しいゲーム。残り2試合のチャンスをもらったので、そこで勝てるようにしたい。

球際も激しくいき闘っていたが、最終的に得点をとることができなかった。

非常に熱心に応援してくれましたけど、結果が出せずに申し訳ない。あと2試合しっかり勝ってサポーターの皆さんを安心させたい。

(入れ替え戦に向けて)

点をとらないと勝てないので、よりアグレッシブにチーム全体でやっていきたい。

名波 浩

名波 浩

選手

本当は「充実した気持ちで終われる」と簡潔に言いたかったですけど、まだ1週間残ったので、気持ちを切り替えてやっていきたい。

サポーターの方々には、非常に良い思いをさせていただいて僕らは後押しを受けてプレーしただけなので、感謝の気持ちしかない。今日はたくさんのサポーターの方々が残ってくれて、大宮のサポーターも遠くから来ているのにたくさんの方々が残ってくれて感謝の言葉しかない。

試合結果が負けてしまったので、涙なんか出ないよな~と言ってピッチに出ていったが、中山さんが近づいてくるにつれて、足がブルブル震えて、一気にドバーっと出ました。中山さんからは大きく言えば、「今までありがとう」と言われ、号泣している時に「まだ終わりじゃないんだぞ」と強く言っていただいた。

もちろん、妻と子供たちにはいろんなパワーを貰っていますし、これからもそうなると思う。

ここまでやれると思っていなかったので、生んでくれた両親に感謝の気持ち以上に”名波”という珍しいインパクトのある名字で生んでくれたことに本当に深く感謝したい。

天国のおふくろから「アンタもう1週間頑張りな」という暗示だと思うので、死にものぐるいで頑張りたい。

大宮アルディージャ 樋口 靖洋 監督

まずこの場をお借りして、最後まで応援してくれたサポーター、クラブ関係者の皆さまに厚くお礼申し上げます。

今シーズンも最後まで残留争いという形になってしまったが、今日自力で決めることができたのは、我々大宮を支えてくれる人たちのおかげ。この場をお借りして、御礼申し上げます。

ゲームのほうは、まず勝つことだけを考えて、アグレッシブにいこうと送り出したが、どうしてもこういう難しいゲームは負けたくないという意識が働くのか、特にうちは立ち上がりリスクを恐れて、なかなかボールをつなげなかったりして、リズムがつかめなかった。ただその難しい15分をしっかりしのいでから、ボールを動かせるようになって、ボールを自分たちでしっかりキープしてイニシアチブをとるという本来の戦い方ができた。特に後半は、ある程度コントロールすることが出来た。

今シーズン一番良かった試合かというとそうとは言い切れないが、ただシーズン当初に掲げた「アグレッシブに行こう」ということ、「チーム一丸となって戦う姿勢を見せてくれ」と言ったことに関しては、選手はきっちり表現してくれた。自力で決められたこと、選手が一丸となって戦ってくれた、そのゲームをうれしく思う。

最後に、ハードワークしてくれたスタッフ、今年僕が就任して「こういうサッカーをやろう」と掲げたコンセプトに対し、非常に積極的にやってくれた選手に感謝している。