試合速報

  • 1 終了 0
  • 清水

2008年11月8日 vs 清水エスパルス

16:00 エコパ

試合テキスト速報

インターネットラジオ

フォトギャラリー

インタビュー他

ハンス オフト

監督

全体的な印象として、前半は非常にリアクションで全くプレーを作ることが出来なかった。それは自分たちの今の順位から、ナーバスになっていたのかもしれない。我々はバックラインで相手にまず相手に何も与えないということでやっていた。試合を通じて、バックライン(の選手)を称えないといけない。前半は守備のみ、後半になってやっとビルドアップができるようになってきた。前半は中盤でスペースを与えてしまったので、エスパルスがエスパルスらしいゲームをしていた。後半になってからはそれがなくなったので、エスパルスが悪く見え、ジュビロが良く見えるようになった。何より我々は「勝ち点3」に対する強い意欲を持っていた。みんなが喜べるようないい結果が出て私も幸せだ。でも競争はまだまだ続く。

Q. 前半エスパルスは村井と駒野の裏のスペースを突いてきたが、後半は戦い方を変えたが?

A. 理由は相手ではなくてこちらにある。試合の前から、市川らに対する守備は前から行けと言ってあった。前半はそれができなかったので相手が出てきたが、後半は我々が前に出て行ったので、相手が出てこられなくなった。

Q. 急造3バックのうち、岡田の起用については?

A. 岡田はストッパーとして相手を止められる。彼の得意なエリアはピッチの左サイド。今日は茶野を左から真ん中に持ってきたので、そういう特徴の選手が必要だった。守備は大丈夫、でもビルドアップはまだ修正が必要。

Q. 前田のゴールについては?

A. あれは70%はジウ(ジウシーニョ)のゴールだ。彼が2度もブロックして、前田がシュートするチャンスを与えた。ストライカー2人のいいコンビプレーができた。

Q. 監督としてJリーグ100勝目の気分は?

A. それが103になることを祈っている。とにかく勝ち点が必要だ。

前田 遼一

前田 遼一

選手

負けたら落ちる覚悟でやりました。

得点を決められてよかったです。DFが離れたので、思い切って打とうと思った。いいところに行ってよかった。

守備が安定してDF陣が頑張ってくれているので、それが続くことが大事。今日は後ろで時間を作ってくれて、やりやすかった。自分自身も前から行くことを続けて貢献していきたい。

勝ち点3は大きいけど、まだ最低限。これからが大事。一つ一つ戦って、全部勝つことしかない。

鈴木 秀人

鈴木 秀人

選手

監督が言っていたように、”ダービーというよりサバイバル”という意識でみんなやったので、90分間集中して良い戦いができた。

急造のDFラインでしたけど、逆に1人1人いい集中力を持ててやれたと思う。DF陣はFW陣が得点を取ってくれるまで押さえようという気持ちだったのでいい結果になった。

非常に難しい見えないプレッシャーがありますけど、そういう中でも自分のサッカーをやろうと、それをできれば選手として成長できると思うので、サポートできればと思う。

気持ちのこもった良い戦いができたので、残り3試合すべてそういう気持ちでやって、今日みたいな泥臭いゲームをやれたら良い結果がついてくると思う。自分たちを見失わず、泥臭くても勝っていけるように頑張りたい。 

ロドリゴ

ロドリゴ

選手

まず無失点に抑えることが目標で、その中で、勝つために最低1点をとるということを考えて、試合に臨みました。

今日は、相手にスペースを与えないということが課題だった。自分だけではなく、FWや中盤も含め、みんながディフェンスに加担して、すべての選手の力で守ったという印象です。

先制したあとは、とくにリスクを冒さないことを優先させてやっていました。

ここから3試合も、絶対に負けてはいけない。そのためにはゴールを与えないことです。そうすれば、決して負けることはない。そうしながら、点をとって勝つというゲーム運びが大事だと思います。

今日勝ったことは嬉しいけど、もう忘れて次に向けて頭を切り替えてやっていきます。

駒野 友一

駒野 友一

選手

前半は相手が3トップ気味だったけど、後半は、普段通りに4-4-2の形になったので、逆にスペースがあいて、サイドチェンジもできたし、いい形でやれたと思います。

守備の狙いとしては、僕たち両ウィングは、相手のSBにプレスをかけるという指示で、それもできたし、中盤の選手との関係もよかった。名古屋よりは、両サイドが上がって来なかったので、数的優位を作られることもなく、マツ(松浦選手)もしぼってしっかり下がってくれたので、スペースをしっかり埋めることができた。エスパルスにあまりチャンスを与えなかったし、いい形でプレッシャーもかけられたし、いい闘いができたと思います。

松浦 拓弥

松浦 拓弥

選手

今日は相手のボランチとサイドハーフにうまく付けるようにと、間を通させないことが重要だった。前からFWが追ってくれたし、プレスもかかって相手をあまり自由にさせなかった。精度の高いボ―ルを裏に通させていなかったのでよかったと思います。

ただ、攻撃面で、もっとワイドに展開してのサイド攻撃をもう少しできてたらよかった。できていたのが、後半とか、前半も少しだけだったので、増やしていきたい。

いまは結果がすべてなので、まずは失点をしなければ負けないというのはある。その中で、高い位置での守備という狙い通りの形から点をとれたのがよかったと思います。

今日、負けたら、あとの3試合がキツくなった。できたプレーもあったけど、まだまだ中盤でのつなぎのミスもあったので、ここから2週間あくので、もっとうまくなれるよう頑張りたい。

敵のシュートを顔面でクリアした場面は、敵を見ていなかったんですけど、クリアできてよかった。口から血が出たけど、大丈夫です。

岡田 隆

岡田 隆

選手

(初先発は)プレッシャーがありましたけど、自分の持っている力を全部出すしかないと思っていました。高い集中で、絶対に勝つという強い気持ちを持つということだけを考えて、やっていました。

個人的には判断ミスもあったし、パスミスもあったし、チームに迷惑をかけているところもあったけど、後ろの3人みんなで声を出してできたし、DFだけではなくチーム体でこうした方がいいという話しがよくできていたので、それがよかったと思います。全員で声を出して、集中してやれた。勝因は、それにつきると思います。

2トップを自由にさせないことや、裏を簡単にとられないとか前を向かせないとか、当たり前のことだけど、それをしっかりやることと、あと、村井さんに高い位置からプレスにいってもらって、ズレて相手にスペースを与えないということを意識しました。

相手の岡崎選手と1対1の勝負が多くなる状況になるのはわかっていたので、なるべく高い位置でプレーをさせないように、自分が抜かれないように、と思っていたけど、何回か深い位置まで入られてしまいました。でも、決定的なシュートは打たれなかったので、その点はよかったと思います。

後半は、相手のトップが引いたときについていけなかったことが2回くらいあって、ベンチからも注意をされたので、勝つにはそういう部分もきちんとやることが大事。また機会をもらえたら、90分集中してやりたいと思います。

川口 能活

川口 能活

選手

みんなが、やるべきことをしっかりやったと思う。ほとんどピンチはなかったし、僕のすることもほとんどなかった。それくらい、みんなすごいパフォーマンスをみせてくれたと思います。

内容に関しては、納得がいかない部分もあるかもしれないけど、ベースである、闘う気持ち、ハードワークは今日もできていた。僕らがいま、やるべきことは、まずはその2つ。後半はいい形でボールを回せていた。勝っていくと、そういう部分もだせるし、できていく。とにかくいまはどんなことをしても、というと言葉が悪いかもしれないけど、勝つため何をするかということをみんなが考えていかないといけない。

ハードワークや闘う気持ちは大事だけど、そればかりだと、見えるものも見えなくなってしまう。闘うことはみんなできているので、僕が、最後尾から冷静にゲーム状況を見るというのも、残り試合、大事になってくると思います。そういうときこそ、ゲームを冷静にみる目が大事ですから。

栃木戦のあと、チームは一体感のあるトレーニングをしてきた。全員で闘うという雰囲気がつくれているし、いい練習ができていると思います。

茶野 隆行

茶野 隆行

選手

ダービーを楽しくこなせました。今日失点0でおさえたということは、チームにプラスになったと思う。

3バックの中央として、ラインを高い位置で保つということを意識して、あとは、無理せずにセーフティにやろうと。相手の2トップが思い切りよく飛び出してくるんで、それに対してのボディコンタクトや競り合いは、タイトにいってくれということを、左右のDFに話しましたが、それがすごくうまくできていた。みんな集中してできたし、ヒデさん(鈴木選手)、隆(岡田選手)が頑張ってくれたと思います。

上のチームについていけば、何が起こるかわからないし、負けは許されないというプレッシャーの中でも、いま選手は自信をもってプレーしているので、それを続けることだと思います。

僕たちは勝つしかないので、思い切って、そして楽しく、やりたいと思います。

清水エスパルス 長谷川 健太 監督

非常にもったいないというか、ふがいない。ああいう致命的なミスをしてしまうと、こういう厳しいダービーのようなゲームでひっくり返すのは難しい。タイトなスケジュールの中で、相手を凌駕するような運動量を最後まで発揮することはできなかった。ジュビロは2週間、この1戦のために準備をしてきたと思う。そういうこともあって、なかなか自分たちの良さを最後まで出せなかった。そういう中でも、いろいろなアクションを起こして少しでも相手の組織を動かそうとする狙いを持って今日のゲームに入ったが、それが結果的にいい方に出なかったということ。

非常に残念な結果で終わってしまった。残り3試合、もう一度メンタルの部分とフィジカルの部分をしっかり準備して、少しでもひとつでも順位を上げて、またみんなで一緒に精進していきたい。