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2008年7月5日 vs 鹿島アントラーズ

19:03 エコパ

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内山 篤

監督

選手は前半1点のビハインドを返そうと、最後まで攻撃の姿勢を見せて、よくがんばってくれた。残念ながら同点、逆転までいけなかったことが残念。立ち上がり、ラインが引いてしまった部分で失点してしまった。中盤の数的優位を作ることができてきて、サイドアタックもできて来た中での失点が、最終的に最後まで響いてしまった。

Q.前節マリノス戦に比べると両サイドが高い位置で相手を押し込めていたが、サイド攻撃の指示は?

A.相手の中盤がワイドに開いていたので、2ボランチのところで、うちのトップ下とボランチ、前線とで数的優位と時間ができるので、そこに数的優位を作って、サイドは高い位置で狙いにいくという意図が有効に使えた。高さがあるので、クロスに対しては何度かチャンスがあったし、中央の基点は回数多く時間を作れた。村井にしても駒野にしても高い位置にいけたのは、これから彼らの良さをもっと生かせる。

Q.前田選手が復帰して30分以上プレーしたが?

A.今週のはじめから、ほとんど全部トレーニングをしてきて、まだこのタイミングでは先発は厳しいのと、(試合中)疲れてきたタイミングだとか試合の流れの中で、彼の得点というか、攻撃的な姿勢というかが、チームの中でのメッセージになる。15分見て、ちょうど点をとったところで、前田を投入することで「追いつくぞ」という雰囲気を出したかった。少しカレンと同じ動きをしてしまったところがあったが、力のある選手なので、実際のゲームの中でのフィーリングはこれからどんどん

あげていくと思う。今後のプレーに期待したい。

カレン ロバート

カレン ロバート

選手

バン(萬代宏樹選手)と2人でスペースがあったので、良い形はできていたけど最後のフィニッシュのところで決めれなかった。相手の跳ね返しが強いので、セカンドボールをうまく拾えない時は大きなカウンターになってしまって2点目を決められた。1点目は前半早い時間に決められたけど、それでも行けそうな雰囲気はあった。

得点シーンは、ボールが見えないくらいスペースがなく、自分のところにボールはこないと思ったけどゴール前にいれば何かあるかと思ってファーが開いていたのでファーに入りました。リーグ戦で1点決めれてチームは負けてしまいましたけど、自分的にはホッとした部分があるので次はリラックスしていきたい。

ジウシーニョ

ジウシーニョ

選手

負けてしまったが、全員に闘う姿勢はあったと思う。前半いいシーンを作ったし、後半も追いつく勢いが出せたと思うが、残念ながら勝てなかった。切り替えて次に臨みたい。

鹿島とは初めての対戦でしたが、この試合については戦い方のうまさを感じた。相手はシュートもチャンスも少なかったが、それを確実にものにしたという印象がある。ジュビロは相手よりチャンスが多かったし、ポゼッションもよかったが、ゴールを決めなければやはり勝てない。

前田選手は、まだケガ上がりなので、本来の調子ではないかもしれないが、普段の練習で一緒にプレーしていて、非常に頭のいいプレーヤーだと感じている。どんどん調子を上げていって、お互いにいいプレーをしていきたい。

田中 誠

田中 誠

選手

後半はボールも奪ってジュビロの方がポゼッションも動きもよかったけど、そこを崩しきれなかったのが残念。前半早くに失点してしまったのは悪いところだけど、その後チャンスはあったし、2失点目を決められてしまったところが反省点。1点返した後に、また鹿島にうまく守られてしまったので、そこがジュビロの力不足でもあるし畳み掛ける攻撃が必要になってくる。

駒野 友一

駒野 友一

選手

もう少し合わす確立を高めていきたい。鹿島が連戦で後半バテてきていたのはわかったし、前半の2点が大きかった。前半はフリーの状態が多くボールを持つ時間ができて、クロスを上げられたけどそこで得点に繋がられのが痛かった。

成岡 翔

成岡 翔

選手

簡単に失点してしまったのが、痛かった。

自分たちがボールを持てていたし、途中からはサイドだけではなく、中からというのを織り混ぜてパスをまわして、多少崩せた部分もあるけど、最後のシュートとラストパスの精度の一番大事なところが欠けていた。もっと上げていかないといけない。

相手の中盤に対しては、マークの受け渡しがはっきり出来ていたので、そんなにやられるという印象はなかったけど、ロングボールだけは怖かったです。

ボランチは慣れてきたけど、運動量や細かいポジションの修正にまだ課題はあります。それと、チームの真ん中でボールを受けたとき、ボランチも含めてどこで縦パスを入れるかというのがすごく大事になる。横パスは回せていたというか、回させられていたのかもしれないけど、そういう中で縦パスをどのタイミングでいれるか。前の選手の受ける意識や呼吸もあるけど、いいタイミングを逃さずに、1本の縦パスを入れないといけない。そこが入ればだいぶ変わるので、もっと積極的に怖がらずに入れていけたらいい。FWにも要求していきたい。

萬代 宏樹

萬代 宏樹

選手

立ち上がりの、流れがまだどっちでもないという時間帯で失点してしまったので、やはりそれが大きかった。

なかなか相手陣内にスペースはなかったけど、カレンとジウシーニョと3人で常に動きながらスペースを見つけていこうとしていたし、サイドからクロスが上がる時は2トップで動いてスペースを探そうと意識しました。それができた時間もあったし、できなかった時もあったので、できる時間を増やしていきたい。

負けてしまったし課題もあるけど、内容はマリノス戦に比べたらよくなったと感じています。マリノス戦は簡単に後ろから蹴って、それを頑張るという形しかなかったですけど、今日は前線でいい感じでタメをつくれていたし、うまく中盤の選手も絡んできていてパスコースもたくさんあった。

ただ、勝つにはもっともっと前にという気持ちを出していかないといけないと思います。

村井 慎二

村井 慎二

選手

(アシストのクロスは)相手を抜ききらないでひとつ外してというのを考えていて、相手が揃わないタイミングで上げたのはよかったと思います。

失点については、先制されたのは前半の入り方もよくなくて、待っているだけのディフェンスになってしまっていたし、集中も足りなかったと思います。2点目も、ぽっかり中盤があいてしまっていた。相手のカウンターは速いのはわかっていたし、それなのにやられてしまったのは反省点です。

攻めも前半はよくなかった。後半も攻める時間は多かったけど、攻めのアイデアが少し足りなかった。

意外性がないので、相手に待たれて守備を固められているという感じだったので、もうすこし工夫をして、相手がつかめないような攻めを出していきたいと思います。相手は真ん中は強いので、サイドにもうちょっと人数をかけて、もっと攻めれたのではないか思います。

鹿島アントラーズ オズワルド オリヴェイラ監督 

Q.試合序盤から3分に先制しいい試合ができたのではないか?

A.確かに3分で得点をとったという部分では、良かったが、ただ忘れてはいけないのが、その後気が緩んで軽率なプレーがでてしまった、あるいは狙いとしている部分を守れなかった選手が数名いて、その時間帯相手にリズムを渡してしまったことは反省しなくてはならない。

しかし総合的に見ていい形の試合ができたと思うし、後半の終盤は相手にプレッシャーをかけられた時間帯もあったが、ピッチにいる11人がチームのため献身的に働き動きプレーをするという意識が高く、いい試合の運び方ができたし、90分を総合的に考えたときに、「献身」という部分を全員が表現してくれた。