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2008年3月15日 vs ガンバ大阪

15:04 エコパ

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内山 篤

監督

一試合通じて、選手が集中を切らさずにプレーし続けたということは非常に大きな勝因。細かな問題はたくさんあるが、特に立ち上がりの、自分たちの動き。問題が起きても、自分で判断して動き出そうとしないと、自分たちのサッカーはできない、というのが初戦での反省だったので、その部分では、立ち上がりから動きがあったと思う。後半、相手の布陣が少し変わってきたときに混乱があったが、最後までゴール前で、能活を中心に身体を張って、守備ができた。カウンターで攻める意思があって、あそこに太田を入れた。相手に混乱させて、少しペースを戻せた。そういう部分では、流れの中で選手がよく反応してやってくれた。

Q. 調子が良かった中山選手が点を入れましたが。

A. 最初から彼が寄せることによって、相手のクリアにミスが生じた。ちょっとしたボールをマイボールにしたり、何かやっぱりチームにもう一回チカラをもたらせる力を、相変わらず持っている。結果的に得点にもつながった。理屈でない部分がたくさんある。

Q. 中盤の守備は?

A. 全体的には、前半から相手の2トップに入るボールに数的優位を作り、プレスバックも意識的にやっていたし、相手が右サイドに出てこなかったので、上田が左サイドでかなり中でのプレーを意識してやっていた。その辺りの4人の関係は、悪くなかった。ただ後半相手がダイアモンドにしてきて、駒野の前のスペースを使われて、駒野が前半と同じように安田をケアしていたので、逆にその前が空いてしまった。そこが修正のポイント。後ろで加賀が受けて、駒野がスペースを埋めたらよかったかなと思う。選手がゲーム中に探し出せるといいんだけど、なかなか伝わらなくて。全体としては、落とさずによくやった。当然(相手は)力のあるチームで、ボールも入り込まれるけれど、最後のところは身体を張って、よくバックラインをサポートしたと思う。

Q. G大阪の試合を見た中で、バレーとルーカスをどう気をつけようと選手に指示したか?

A. 非常に力のある選手で、高さもあるし、彼らを起点にして攻めてくるのもわかっていたので、そこは1対1じゃなくて、なんとか数的優位を作ろうと。そこが大事なポイントだったと思う。

Q. 先発FWに起用された西選手が、積極的にプレーしていたが?

A. 西自身、アグレッシブに動くのが特徴で、初戦も動けていた。ガンバさんと対戦するときに、彼が動くことでスペースを探すのが得意で、そこに走りこめる。そこが逆に起点に、いいポジションになる。前半、両サイド高い位置でのサイドのスペースに起点を作って動けたのは、ゲームの前には両サイドはチャンスだよ、とインプットはしたものの、彼はやっぱり自分で探せる。前半から、相手のサイドバックの背後に真ん中から流れてきて、起点を作っていた。それが彼の特徴。そういうところを自然と探し出せる。もう一つ、今日は下がりすぎなかったことが良かった。前で起点になっていた。

田中 誠

田中 誠

選手

今日の試合に向けては危機感があった。

練習で、みんなで言い合って修正していくことが大事だったけど、今日はその気持ちが前面にて出た試合だと思います。

バレーの1発や、ルーカスのひとつ降りたところでのチャンスメイクも怖さがあったし、ヤット(遠藤保仁選手)のパスワークというか、敵の逆を突くパスがうまくて少し手こずりました。でも、バイタルエリアを空けずに、まずボールに規制をかけて、それにプラスしてどんどん連動してディフェンスをしていくことが、今の守備のコンセプトでやり続けていることですので、それが少しずつできていると感じました。

 DFラインも、クリアをしたら1メートルでも2メートルでも押し上げようと、声をかけていた。そうして僕らが上げて、ボランチもトップ下に近いところでサポートができる位置まで押し上げられたのは、練習の成果だと思う。ただ、失点してもおかしくないシーンもあったので、しっかり反省していきたいです。

成岡 翔

成岡 翔

選手

間で間でボールを受けて、リズムを作ってゴール前に入ってゴールを狙えたらと思っていましたけど、ほぼできなかったですね。もう少し中盤でボールを触らないとダメですね。

自分の上を越えていく感じで、相手のスペースにいたんですけど、ボールが入ってこなかったので、要求したり練習からミスをなくして信頼感を得ていかないといけないと思います。

後半からキツくなってきて、それでも前へ前へというのが変わらなかったので、そこで一回止まってボールを落ち着かせることもやらないといけない。

今日は守備がよかったですね。相手の中盤がボール回しがうまかったので、多少キツイところはありましたけど、1人1人頑張っていたと思います。

最後、中山さん得点は見ていてうれしかったですね。「素直に入れないところが中山さんぽい」とロッカールームでみんな沸きましたね。

萬代 宏樹

萬代 宏樹

選手

正直、開幕戦の直後は、次の試合を迎えることの不安の方が大きかったですけど、しっかり気持ちを切り替えて試合に臨めたので、いい結果になったと思います。

結果が出たことはうれしいですし、前回ああいう情けない試合をしてしまったのでホームで結果として勝てたので非常にうれしいですね。

なるべく自分が張って西くんと翔くんが周りを動いてくれればいいなと思っていましたけど、いい時間もあったし、攻められる時間もあったのでもう少し改善が必要だと思います。

個人的な内容に関してはミスも多く全然納得していなくて、ただベンチからは自分で強引に行ってもいいといわれたので、もう少し周りに頼るのではなく、自分で自分でという気持ちが持てれば今後もっとよくなるかなと思います。

(得点シーンは)いいボールだったので、触れば入ると思ったので触っただけでした。

もっとゴールを量産していかないと、ジュビロの一員にまだまだなれていないと思うので、もっともっと得点という結果で、サポーターの皆さんに認めてもらえるように、結果が信頼を生むと思うので、貪欲にゴールを狙っていきたいなと思います。

Q.中山選手のゴールについては?

1回詰まっていたので、ベンチのみんなで、笑いながら祝福をしていました。

加賀 健一

加賀 健一

選手

前半結構いい感じでセットプレーで得点が入って、すぐ2点目も取れて、後半の立ち上がりに4回くらい危ない決定的な場面がありましたが、あの時間に失点されずに凌げたことがよかった。

結果的には失点0ですけど、まだまだ課題もたくさんあるので、これから直していきたいと思います。

後半立ち上がりに失点していたら、今日の試合どうなったかわからないので、立ち上がりの入り方をチームみんなで集中してやっていければと思います。

数的優位の場面で、2対1でボールが取れた場面もあったので、ボランチと僕らの挟み込む場面で、ボールを相手から奪ったりと今までやってきたことがでた場面もあったので、これからもやっていければと思います。

駒野 友一

駒野 友一

選手

今日はしっかり前からプレスに行けたし、後ろとFWのバランスもよかった。

相手の嫌なところを突けたので、そこはよかったと思います。守備では、しっかり潰すところは潰して、そこから攻撃の起点を作らせないようにできたのがよかった。危ないシーンはあったと思うけど、全員でしっかり守れました。

Q.縦だけではなく、中へ入る動きも目立ちますが。

監督の指示もあるし、相手のフォーメーションを見ながら動いていたので、中に入っていくことが多くなりました。そういう動きをすることで、相手のマークをズラすことができることがあると思うので、そういう動きがこれからもっと沢山出ればと思います。

太田 吉彰

太田 吉彰

選手

前回は負けてしまって、今日は大事な試合で、絶対に勝とうという気持ちが最初から出ていた。

後半の最初押し込まれたけど、自分が入って流れを変えたかった。その後も押し込まれたけど、最後で結果を出したことは今後につながると思うのでよかったです。

Q.後半はカウンターが多くなるなかで、太田選手が生きたのでは?

相手が前がかりになっていたので、裏を狙えば絶対に行けるとベンチでも話していたし、監督もそう言っていて、その通りの仕事ができてよかったと思います。3-5-2のトップ下は正直初めてだったけど、動きまわって、チームのサポートをしたいと思っていました。動き自体は、4-4-2の時とそれほど変わりないので、戸惑いはなかったです。チャンスがあれば、ゴールに絡もうという気持ちでやっていたけど、今日は守備がすごく頑張ってくれていたと思います。

Q.中山選手ヘのアシストのシーンは?

自分で行って打とうかなと思ったんですけど、中山さんがフリーだったので、逆に僕がすごく焦ってしまって、パスがすごく強くなって、すごい危ないことになってしまったんですけど、中山さんがしっかり決めてくれて、本当に助かりました。かなりドキドキしました。

中山さんより絶対に僕の方がドキドキしました(笑)。

自分は試合に出たら、確実に得点に貢献しないといけない。勝利に貢献していきたいと思います。

中山 雅史

中山 雅史

選手

この試合の勝利は大きいですね。

連敗すると、自分たちのサッカーに不安感も抱きがちになるし。普通の1勝とは違う、大きな勝利だと思います。

試合前にスタンドからいろんな声援をくれたし、ゴールをすればみなさんに一番喜んでいただけるし、自分にとっても喜びだし、次への活力源になる。まだまだ働き足りないのかもしれませんから、頑張っていきたい。

ヨシと「裏狙っていくのチャンスだね」とずっとアップをしながら言っていたので、それができてよかったなと思います。

Q.太田選手がすごくドキドキしたと言っていましたが。

俺がドキドキしましたよ(笑)。

ヨシのボールが強くて、少しズレていたんですよ。転んだといわれるけど、よく止めたと思うよ(笑)。

最初のイメージは、そのまま左に来たら左で打つ、流れたら右のサイドキックでと。ただ、1点で待ちすぎたかもしれない。もう少し懐を深くして、どんなボールでも対応できるようにしたらよかったかもしれないけど、あんなチャンスないですからね。そりゃ、硬くもなりますよね(笑)。

でも、あれはフェイントですよ。転んだことによって相手を引き出して、相手がとれると思った瞬間に蹴るわけですよ。それで穴ができるんですよ(笑)。予想不能?そういうプレーが僕の持ち味ですから。まあ、入れば何とでも言えます。

試合後に、何とでも言えるコメントがこれから続けばいいなと思います(笑)。

得点を取ったことがクローズアップされがちですけど、身体を張って踏ん張ってくれたディフェンスの功績が今日の試合に関してはすごくいいことで、特に茶野はGKが交わされたところでスライディングに行っていますし、いいところでハードにマークしてくれていましたし、茶野に限らず健一(加賀選手)やマコ(田中選手)も身体張っていましたし、そういう気持ちが相手のミスを誘えたのかなと思います。

ミスをしても、そこをトライしないと成長はないし、動かなければ停滞するだけ。まず、動くこと、チャレンジすることで、いろんなことが見えてくるということは、それぞれが自覚していたし、それを気持ちとして表して試合ができたと思いますね。

ガンバ大阪 西野 朗 監督 

一戦目、二戦目と点が獲れていない。うちらしくないが、取れない時はこういうものかなと思う。後半に入ってテンポが上がって、あそこで取れていれば・・・。ポゼッションはどのゲームもできそうな感じがするが、なかなかゴールに直結しない。後半のような、スペースへ50/50のボールを供給していくとか、つぶれた次にセカンドアタックを仕掛けるとか、あまりにもショートボールを多用しすぎて、相手の厳しいプレスからカウンターという、、、。もう少し全体的にダイナミックにボールも動かなくてはいけないし、あまりにもショートボールが多いという気はする。

Q. 後半播戸選手が入ってかなり流れが良くなったが、交代の意図は?

A. 向こうの3バックの両サイドとか背中とか、スペースへの飛び出しで起点を作っていくとか、相手のラインを落としていく動きを、播戸とバレーで(やろうと思った)。バレーはボールに寄っていっていいことはないので、はっきりスペースへスペースへ(行け)と。播戸とそれ(バレーの動き)が連係していければなと。あと、前線にもう少し人をかけなくてはいけない。