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ジュビロ磐田社長より、サポーターのみなさまへ

チーム

サポーターの皆さまへ

 まず始めに、成績不振により、3年連続でシーズン途中の監督交代となりましたことを深くお詫び申し上げます。 クラブではこの事態を厳粛に受け止め、慎重かつ幅広く新監督の人選を進めて参りました。その検討の中で、今回の監督交代の目的を単にチームの強化のみにとどめず、魅力あふれるクラブの再構築ができる人材を候補といたしました。
 J1リーグ残留を最低限の目標とせざるを得ない今、残された時間で勝点を積み上げられるチームづくりを進めるためには、このチームを深く理解する指導者でなくてはなりません。 新監督として迎えるハンス・オフト氏は、ご存知のとおり1994年から3年間ジュビロの指揮を執り、その後に迎える黄金時代の基礎を築いたのは皆様もご存知の通りです。監督を離れた後も、ジュビロに対して継続的に的確なアドバイスをくださるなど、常に私たちのクラブに深い関心と愛情を持ち続けて下さっていました。また、その指導力やネットワークもさることながら、この難局にあえて再び挑もうとするその精神力も、ジュビロが今必要としているものであると確信しています。
 Jリーグ昇格後、ジュビロの選手だけでなく、当時のスタッフや経験の浅い社員たちに、プロクラブとしてのあるべき振る舞いを植えつけたのはオフト氏でした。冒頭に申し上げたとおり、チームの強化はもちろん、魅力あふれるクラブの再興をめざすクラブにとって最もふさわしい人材であると考えています。
 しかしながら、監督の交代だけで、この状況を好転させられるとは決して考えてはおりません。選手やスタッフ、そしてファン・サポーター、さらにはホームタウンやスポンサーの皆様のお力添えなくしては、この局面を脱することは不可能です。
 オフト新監督とサポーターの皆さまと共に、心を一つにして残りの試合を戦っていきたいと存じます。 大変厳しい状況ではありますが、サポーターの皆様方にはご理解をお願い致しますと同時に、ジュビロ磐田にこれまで以上の熱いご声援を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。

                          (株)ヤマハフットボールクラブ
                           代表取締役社長 馬淵 喜勇