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第20期決算発表について

チーム

株式会社ヤマハフットボールクラブは、昨日6月22日、「第20期(平成23年4月1日から平成24年3月31日)定時株主総会」を行い、同日決算記者発表を行いましたので、その内容についてお知らせします。

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 2011年の日本サッカー界は、ドイツで開催された“なでしこジャパン"の女子ワールドカップ優勝で大いに沸いた年でした。3月11日の東日本大震災で被災された方々だけでなく日本全体に勇気と希望を与えた優勝でした。男子の代表“SAMURAI BLUE"は、前年のワールドカップが終わるとすぐに「2014 FIFAワールドカップ・ブラジル大会」に向かって始動し、新たにイタリア出身のザッケローニ監督が就任し、シードのため9月2日の第3次予選から参戦しました。順位争いは、2012年2月29日の最終戦のウズベキスタン戦までもつれ、残念ながら敗戦したため1位通過は逃し、2位での通過となりました。現在、2012年6月3日から始まる最終予選を突破し本大会出場5回目を目指して、国内外の選手を問わず熾烈な代表争いとなっています。また、ロンドンオリンピックは、男子・女子ともに最終予選を1位通過し、7月下旬から開催される本大会出場を決めています。

 一方、国内のJ1リーグでは、柏レイソルがJ2リーグから昇格してその年に初優勝を果たすという快挙を成し遂げました。ジュビロ磐田は、ACL出場を目標としたシーズンでしたが、4年ぶりに一桁台の順位まで戻したものの8位の結果で、目標達成には至りませんでした。また、ヤマザキナビスコカップはベスト8、天皇杯は3回戦敗退という結果でした。

 さて、2009年~2011年の中期計画の「スタジアム満員化とホームタウン活性化」の中から、今期取り組んできた項目について報告します。まず、Jリーグ初の試みである『磐田市全23小学校5、6年生(3,500名)の一斉観戦』を、授業として2011年5月の試合で実施したことです。(2012年も継続して実施でき今後も継続予定。)この試みは、終了後に選手がお礼訪問という形で小学校に行き交流を深め、必ずや将来のジュビロファンの拡大につながるものと考えています。また、お客様満足度の向上とクラブライセンスの施設基準を充たすための大規模なスタジアム改修計画に取り組み、2011年12月には詳細な設計図が完成しました。工事は2012年のオフシーズンに取り掛かり2013年7月に完成予定です。

 当期の経営状況ですが、売上高は賞金(前期ナビスコカップ優勝)が減少したものの選手の移籍に伴う収入及び看板収入等の増加により前期とほぼ同額の31億50百万円となりました。営業外収支・特別損失を含む総経費は、東日本大震災による前期開催予定の試合が今期開催にズレ込んだ影響もあり試合運営費等が増加した他、クラブライセンス制度への対応でスタジアム修繕費が増加しましたが、それ以上に選手人件費の減少及び特別損失の減少等で、前期比1.4%減の28億99百万円となりました。この結果、税引前当期純利益は2億50百万円となり、税金を払った税引後の当期純利益は、1億86百万円を計上することができました。

 皆様におかれましては、今後とも相変わらぬご支援ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。