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第19期決算発表について

チーム

株式会社ヤマハフットボールクラブは、昨日6月23日、「第19期(平成22年4月1日から平成23年3月31日)定時株主総会」を行い、本日決算記者発表を行いましたので、その内容についてお知らせします。

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 2010年のサッカー界は、「2010FIFAワールドカップ南アフリカ大会」が開催され、日本代表は岡田監督の下、グループEでオランダ、デンマーク、カメルーンと対戦し全勝のオランダに次ぎ2勝1敗で決勝トーナメント進出を果たしました。大会前の国際親善試合で結果が出ていなかっただけに、日本国内での盛り上がりは最高潮となり、目標である4位を目指した決勝トーナメント初戦のパラグアイ戦は、互角に戦ったものの惜しくもPK戦で敗退しましたが、世界が認め讃えたベスト16でした。
 一方、国内のJ1リーグでは、名古屋グランパスが初優勝を果たし、しかも1ステージ制になって初めて最終節を待たずに2位のガンバ大阪に勝ち点10の差をつけた、72での優勝でした。
 次にジュビロ磐田のリーグ戦での戦績は、「原点回帰」をスローガンに3年計画でJ1リーグ優勝を目指す2年目として、「EVOLUTION(闘いの進化・真価)」をキャッチフレーズに挑戦を続けましたが、残念ながら11位の結果でした。しかし、ヤマザキナビスコカップ戦においては、サンフレッチェ広島との延長戦にわたる激闘を制し2003年度の天皇杯優勝から7年ぶりの優勝(ナビスコカップとしては12年ぶり2度目の栄冠)を果たすことができ、重ねてJ1リーグの得点王にリーグ史上初となる2年連続で前田選手が輝くという快挙を成し遂げました。なお、天皇杯は3年連続でベスト16の成績でした。
 次にジュビロファンを増やす目的で、育成・普及部門が取り組んだ項目について報告します。まず、ジュビロ直営の島田サッカースクールを4月に開校しました。また、幼稚園・保育園の巡回教室や小学校の訪問等を中心としたアカデミー普及活動は、西は豊橋から東は島田・御前崎まで153回で延べ11,232名、ホームタウン磐田市の活動は、59回で延べ20,570名となり、合計では212回で延べ31,802名と前年を上回る活動となりました。
 さて、当期の経営状況ですが、売上高はナビスコカップの優勝賞金があったもののスポンサー収入、入場料収入、移籍金収入等の減少により前期比7.9%減の31億51百万円となりました。一方、営業外収支・特別損益を含む総経費は、移籍金償却費の大幅な減少と若返りによる選手人件費の減少及び試合運営費等の販売管理費全体を見直した効果もあり、前期比13.9%減の29億42百万円となりました。この結果、前期からの大幅な利益改善となり2億9百万円の当期純利益を計上することができました。
 皆様におかれましては、今後とも相変わらぬご支援ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。

定時株主総会の様子