2024新体制発表記者会見
1月13日(土)、グランドホテル浜松で「2024新体制発表記者会見」を行いました。
- ※中村駿選手は体調不良のため欠席
代表取締役社長 浜浦幸光
株式会社ジュビロの浜浦でございます。
冒頭でございますが、1月1日に起きました能登半島地震において、お亡くなりになった方に哀悼の意を表するとともに、被災された方、そのご家族、ご関係者の皆様に心よりお見舞申し上げます。被災地の皆様、救助・復旧にご尽力頂いている皆様に、一日も早く平穏な日常が戻りますよう、切に願っております。
改めて、新年あけましておめでとうございます。昨年、ジュビロ磐田はJ2リーグを勝ち抜き、J1昇格を成し遂げました。選手、監督、コーチ、スタッフの尽力、また、選手の背中を押し続けてくれたファン・サポーターの皆様に改めて感謝申し上げます。また、ホームタウン広域化によって、各地域のサッカー巡回教室や7市1町のすべての緑茶を使った、遠州お茶パン(缶)など新しい取り組みが増え、地域との連携が強まったなというふうに感じております。
今シーズンに向かって、ここにいる藤田俊哉スポーツダイレクターが中心となって、J1リーグで戦う新しい体制が整いました。また、横内監督が2年目を迎え、新しいメンバーを加えて、これから開幕に向けて準備を進めてまいりたいと思います。また、地域との連携をより深め、ジュビロ磐田のすそ野を広げてまいりたいと思っております。今年は辰年でございます。「昇竜のごとく、躍動するようなジュビロ磐田」をお見せしたいなと思いますのでよろしくお願いいたします。結びになりますが、我々ジュビロ磐田は、より強く、より愛されるクラブを目指してまいりますので、皆様、ご声援の程よろしくお願い申し上げます。
トップチームマネジメント部 藤田俊哉 スポーツダイレクター
おはようございます。自分がスポーツダイレクターになって、初めてこのような場でこれだけのたくさんの選手を紹介することになりました。昨年は、後藤啓介1人だったので、その違いにすごく違和感がありますけれども、新しいシーズンを迎えるにあたって、このように皆さんの前で発表できることを喜んでおります。年始から様々な心が痛むような出来事が多くて、ただただその復興、穏やかな生活が戻ることを心から願っておりますが、その中でも自分たちがスポーツ、フットボールを通して何か力になれる、微力ではあるけれど、なにか皆さんの力になれるような活動ができたらなと思っております。
今日ここに集まったメンバーは、縁とタイミングが重なってジュビロ磐田に加わってくれました。その情熱を持った選手たちが、横内監督、コーチングスタッフのもとで躍動してくれて、昨年に続いてボールを大事にして、テンポの速いアグレッシブなサッカー、想像力豊かなサッカーを楽しんでもらう、フットボールを楽しんでもらえるような、そんなプレーをスタジアムのピッチで展開できるように力を合わせて頑張っていきたいなと思います。どうか、2024年新シーズンのジュビロ磐田を楽しみに、躍動する選手たちのそのプレーを楽しみにしてもらえたらなと思います。今シーズンもジュビロ磐田をよろしくお願いいたします。
横内昭展 監督
まず、浜浦社長の方からもありましたけれども、今回の能登半島地震で被災された皆様にお見舞い申し上げます。一日も早くまた普通の生活を取り戻せるよう、我々に何ができるかしっかり考えながら行動していきたいなと思っています。そして、一日も早く復興することを切に願っております。
本日は皆さん、お越しいただきありがとうございます。新年あけましておめでとうございます。今シーズンも私がこのジュビロ磐田の監督として指揮を執ることになりました。今シーズンはJ1という舞台が昨シーズンから変わって、より厳しい戦いが我々を待っていると思っております。ただ、今日この後ろにいる選手たちに新しく加入していただき、今シーズンしっかり戦える戦力、そして今後を見据えた未来のジュビロに繋がっていく選手の補強ができたと思っております。ぜひ皆さん、引き続きご声援、ご支援をよろしくお願いしたいと思います。期待して今シーズン見ていただきたいなと思っております。今シーズンもよろしくお願いいたします。
MF/41 石田雅俊 選手
はじめまして。石田雅俊と申します。Kリーグの大田ハナシチズンというチームからきました。Kリーグでは5年間プレーし、その前もJリーグの方で5年間プレーして、今年29歳の年になります。こんな年を食った選手を獲って頂いて感謝しています。1年間応援よろしくお願いいたします。
GK/1 川島永嗣 選手
皆さんこんにちは。川島永嗣です。僕はもうちょっと年を食ってるんですけど(笑)、今回こういう形でジュビロ磐田のユニフォームを着れることを誇りに思いますし、楽しみにしています。昨年J2で戦っていたことは、本当に厳しい戦いだったと思いますし、それを乗り越えてきたクラブ、スタッフ、選手たちの力があってこその今年のJ1だと思うので、J1での戦いというのを、新加入選手とともに新しい風を吹かせられるように、一丸となって、一つの駒となってやっていけたらいいなと思っています。よろしくお願いいたします。
MF/16 レオ ゴメス 選手
僕はレオ ゴメスです。まず、この場にいることが本当に幸せです。ここにいる新加入の選手はもちろん、既存の選手たちと一緒に良いチームを作って、良いシーズンを作れたらと思います。皆さんの応援が力になると思っています。よろしくお願いいたします。
FW/99 マテウス ペイショット 選手
僕はペイショットです。よろしくお願いします。まず、僕も本当にこの場にいることが幸せです。日本という国でプレーすることを常に夢に見ていました。僕も含めて家族もその夢を実現できたことを嬉しく感じております。今年のチームの目標に対して、全員でその目標を達成するためにも皆さんの応援をお待ちしております。今年もよろしくお願いします。ありがとうございます。
DF/18 高畑奎汰 選手
こんにちは。大分トリニータから加入しました、高畑奎汰です。この素晴らしいチームの一員として戦えることを本当に嬉しく思います。個人的には、今年年男なので、それに相応しい活躍ができるように頑張ります。よろしくお願いします。
MF/37 平川怜 選手
はじめまして。ロアッソ熊本から加入しました平川怜です。昨シーズンは対戦相手としてプレーしましたが、今シーズンはジュビロ磐田のために責任を持ってプレーしたいと思います。よろしくお願いします。
GK/20 坪井湧也 選手
はじめまして。ヴィッセル神戸から来ました、坪井湧也と申します。この歴史と伝統あるジュビロ磐田のエンブレムを背負って戦えることを本当に嬉しく思います。一年間応援よろしくお願いします。
DF/2 川﨑一輝 選手
はじめまして。J3のカマタマーレ讃岐から加入しました、川﨑一輝です。このチームで数多くのタイトルを獲れるように、僕にできることを精一杯頑張ります。よろしくお願いいたします。
MF/19 ブルーノ ジョゼ 選手
おはようございます。僕はブルーノです。よろしくお願いいたします。ジュビロ磐田のユニフォームを着る機会を与えてもらったことをすごく嬉しく思っております。仲間たち全員で良いシーズンをプレーして目標を達成したいと思っています。ありがとうございます。
FW/17 ウェベルトン 選手
おはようございます。皆さん元気ですか?僕はウェベルトンです。本当にここにいることを嬉しく思っています。ここに来られたことを神様にも感謝していますし、今年は良いシーズンになると自信を持っています。自分を連れてきてくれたトップチームマネジメント部にも感謝していますし、今シーズンは勝利がいっぱいのシーズンになると信じています。自分はピッチ内、ピッチ外で全力を尽くします。自分たちの目標を達成し、タイトルを掴んでいきたいと思います。ありがとうございます。
DF/26 西久保駿介 選手
こんにちは。ジェフユナイテッド市原・千葉からきました、西久保駿介です。一年を通して全力で怪我なく戦い続けるので、一年間よろしくお願いします。
MF/50 植村洋斗 選手
早稲田大学から加入しました、植村洋斗です。まず、ジュビロ磐田という素晴らしいクラブに加入することができて嬉しく思います。自分の全力のパフォーマンスを出して、チームの中心となれるように頑張っていきたいと思います。よろしくお願いいたします。
GK/24 杉本光希 選手
こんにちは。立正大学から加入しました、杉本光希です。再びジュビロ磐田という素晴らしいクラブに戻り、プロサッカー選手というキャリアを始められることを大変嬉しく思います。新人選手として、フレッシュさを活かしてチームの目標を達成するために貢献していきたいと思います。よろしくお願いいたします。
DF・MF/35 朴勢己 選手
こんにちは。東邦高校から来ました朴勢己です。このジュビロ磐田というクラブでキャリアをスタートできることを嬉しく思います。まだまだ未熟者ですが、よろしくお願いします。
質疑応答
――今シーズンJ1でどんなサッカーを目指して、どんなサッカーを体現していきたいですか?
横内監督:
まずは我々がどんなサッカーをするかというところは昨年に引き続き、劇的に変えるということは僕自身思っていません。しっかり自分たちでボールを大事にしながら決してボールを受けることを放棄しない、全員がボールに関わっていく、そういう攻撃を目指していきたいです。守備も、全員が関わって、前線の選手からキーパーも含めて全員がボールを奪いに行くところから、ボールを奪って全員で攻撃していくという、全員攻撃、全員サッカーというのは引き続きやっていきたいなと思っています。
――目標はありますか?
横内監督:
今シーズン我々はJ1リーグにトライします。まずは勝点40。ここをまず目標に我々は戦っていきたいと思います。もちろんこの場でJ1リーグ優勝を目指しますという言葉にして話すことは簡単にできますけど、我々はまず勝点40を目標に、それがどの時点で40取れるかはわかりませんが取れた時点でより上の順位を目指していきたいと思います。
――新加入選手の皆さんの、武器やストロングポイントを教えてください
石田雅俊:
Jリーグにいたときはドリブルがストロングポイントだったんですけど、Kリーグに行ってからはあんまり…ストロングポイントってなんだっけなと。全部平均的に平均以上を目指して守備も攻撃もドリブルもパスもすべて求めてきた結果が、平均より上くらいのアベレージのある選手になったので、ポジションはMFですけど、ある程度右も左も真ん中もできるというところが特徴で、そこがストロングになると思います。
川島永嗣:
僕もあまりプレーの中で自分のストロングポイントを今まで考えたことがないのですが、ほかの選手よりは色々なことを経験させていただいていますし、13年間ヨーロッパでもプレーさせてもらっていますし、そういうところでの経験というのは自分自身の中でもそうですしチームにも還元できると思いますので、そういうところを上手くプラスにできればと思います。
レオ ゴメス:
自分の特徴はマークの部分です。チームが失点しないためにどれだけそこの部分で貢献できるかだと思っていて、ポゼッションのときにボールをしっかり繋いでチームが上手く前の方に攻撃できるように助けることができると思います。そして、もちろんですが常に全力でプレーをしてチームに貢献したいと思っています。
マテウス ペイショット:
僕の特徴に関してはレオと正反対になってしまいますが、ゴールを決めることです。自分の中ではフィジカルが強い選手だと思っていて、空中戦にもかなり自信を持っています。先ほど横内監督からもありましたが、全員攻撃全員守備というところで自分のフィジカルを活かして前からしっかりプレスを掛けることができると思っています。今申し上げた特徴をしっかり発揮してチームに貢献していきたいと思っています。
高畑奎汰:
後ろからの攻撃参加だったり、左足のクロスだったりセットプレーの質という部分が武器だと思います。
平川怜:
足元の技術に自信があるので、それをゴールに繋げられるようなプレーをしていきたいです。
坪井湧也:
1対1のシュートストップとビルドアップが武器だと思っています。
川﨑一輝:
僕は、ハードワークと攻撃と守備の対人が自信あります。
ブルーノ ジョゼ:
自分の一番の武器はスピードです。チームの攻撃面でゴールを決めたりアシストをすることが得意です。それにプラスしてハードワークできる選手なので、攻撃だけでなく守備の面でのチームの力になれると思っています。
ウェベルトン:
自分のストロングポイントはゴールを決めることです。特に空中戦とスペースへの動き出しが強みです。それにプラスしてフィジカル面や走れる選手でもあるので守備の部分でもチームの力になれますし、そうした特徴をすべて活かしてチームの力になりたいと思っています。
西久保駿介:
自分の武器としては、空中戦であったり、前への推進力だったり、そういうところで攻守において貢献できるのではないかなと思います。
植村洋斗:
ボールを持ったときの足元の技術だったり、中盤の位置からボールを運ぶことのできる推進力が武器だと思います。
杉本光希:
至近距離からのシュートストップに自信を持っていて、ゴールキーパーの一番の仕事であるシュートストップでチームを救って、目標に貢献できるようにしたいです。
朴勢己:
空中戦と配球が武器です。
――一緒に成長できるチームの監督であることが理想とおっしゃっていましたが、その通り未来に繋がる補強というところで、成長の部分と今まで戦ってきた選手との融合が大切だと思いますが、どのあたりをポイントにスタートしていきたいですか?
横内監督:
今回新たに横にいるメンバーが加わって、昨年戦い抜いた選手との融合というのは、色んな意味で化学反応を期待しています。先ほども言いましたけども、我々が目指すサッカーというのは変わりありませんが、選手が入れ替わってその中で色んな化学反応を起こして、それがチームのプラスになっていくことを期待しています。
――今回15名という補強ですが、一番ポイントに置いたところはどこですか?
藤田スポーツダイレクター:
まず昨年のチームよりさらにスケールアップして、J1での厳しい戦いの中で1シーズン戦い抜いて結果を出せる選手というのをポイントにおいて補強しました。もちろんすべてパーフェクトな補強っていうのはなかなかできることではないと思うんですけど、その中でも横内監督が目指すフットボールにできるだけ近い選手をセレクトして、先ほど選手が答えてくれたストロングポイントを遺憾なく発揮してもらったら、きっと良いフットボールが作れるんじゃないかなと思います。それぞれのストロングを見ていただいて楽しんでもらえるようなチームをきっと作ってくれる、そういった観点で補強したつもりです。
――石田選手に質問です。ジュビロはJ1に上がって1年目ですが、将来的にACLを目指すと思います。韓国のチームにおいても目指していたと思いますが、ACLの存在価値はどのように考えていますか?
石田雅俊:
自分はACLに出場したことはないのですが、確かに韓国だとACLは重要視していて、もしかしたら韓国のチームの方がACLに対する想いが強かったりするかもしれません。ジュビロの歴史を考えたときに、日本だけではなくアジアと言うところで名を轟かせていくクラブで、本来あるべきチームだと思うんですよね。というところで、横内さんがおっしゃった勝点40はおそらく残留ラインだと思いますし、今年は基盤づくりという位置づけになるかもしれないですが、ゆくゆくはACLを目指していけるようなクラブになっていきたい、僕もそこの力になりたいなと思います。
――平川選手に質問です。昨年横内監督は熊本と対戦した際に平川選手は非常に危険な選手だとおっしゃっていました。ジュビロというアグレッシブなスタイルのチームの中でどう貢献していきたいか、そして背番号を37にした意図を教えてください
平川怜:
ジュビロのサッカーは熊本とは違いますけど、近いものはあると思うので自分が熊本でプレーして成長したところをここでも出していきたいです。サッカーのスタイルは自分にフィットすると思います。37番と言うのは僕が熊本に来たときの番号で、改めてそのときの思いなどを、自分の中で忘れないようにと言う意味もこもっています。
――大森晃太郎選手の契約がまだ出ていませんが、そこについて教えてください
藤田スポーツダイレクター:
今交渉中で間もなく今後について発表できると思うんですけど、今は交渉中ということです。
――ドゥドゥ選手や鈴木雄斗選手など昨シーズンの主力が抜けたという部分もありますが、どんな競争を促していきたいですか?
横内監督:
まずその2名、昨年本当にチームの核となった選手が抜けて今シーズンスタートしますが、そのポジションはもちろん、プラス昨年プレーした選手もいますけど、もう一回本当に0からのスタートだと思っています。もちろん既存の選手、新しく加入した選手それぞれがピッチで自分のストロングだったりそういうものを見せてくれて、それがチームにどうフィットしていくか、そういうのをしっかり見極めながらメンバーが固まっていくと思います。そういった競争の中でやっていくことでチーム力が上がっていくと思いますので、そこは大いに私自身期待しています。
――川島選手は13年間ヨーロッパでやられてきて、日本での復帰にジュビロを選ばれたわけですが、改めてもう一度日本でプレーをする想いはいかがですか?
川島永嗣:
13年間ヨーロッパでプレーしていた中で、今回日本でプレーするというより、自分の中では磐田でプレーするという感覚が大きくて、日本に戻って来るという感覚ではなくて、もう一度日本で挑戦するという気持ちの方が強いです。もちろん自分が築き上げてきたキャリアというのはほかの選手にはないものだと思いますし、ただサッカーを通して、終わりというのはないですし自分自身学んでいかないといけないので、この新しい挑戦をするにあたって自分の中では楽しみしかないです。このクラブでその挑戦を共にできるというのは、本当にワクワクしています。
――磐田の印象と、自分が入ることでどういうクラブにしていきたいかを教えてください
川島永嗣:
よく皆さん言われていますが、ジュビロというクラブは素晴らしいクラブで魅力のあるクラブだったということが一番大きいですし、その中で横内監督、藤田俊哉スポーツダイレクター、そしてGKコーチの川口能活さん。今まで自分がやってきたことを共有できる方たちと共にやれるというのは、自分の中で大きかったかなと思いますし、そういう視点があるからこそこのクラブはまだまだ成長できると思うので、ACLの話も出ましたが、まず今年の戦いは地に足を付けながらやっていかなければいけないと思います。クラブとしてその先がある中で戦っていくことは間違いないと思いますし、その中で自分の経験というのをクラブに貢献できればいいかなと思います。
――横内監督は代表時代も含めて川島選手と仕事を共にしていると思いますが、川島選手にもたらしてほしいものは?
横内監督:
(川島)永嗣の経験値というのは日本人サッカープレーヤーでも稀な存在だと僕は思っています。しかもゴールキーパーとして、13年ヨーロッパでプレーし続ける難しさというのも当時僕もJFAで仕事をしていたときに感じ、本当に理解しています。そういう意味ではそのすべてをこのジュビロ磐田というクラブに還元してほしいと思っています。もちろんプレーの面もありますしメンタルの面もありますし、サッカーに取り組む姿勢だったりそういうものすべてを還元してほしいなと思っています。やはり、若い選手も増えてきましたので、そういうところを一つでも多く盗んで自分のものにしてほしいと思います。