2022新体制発表記者会見
1月10日(月・祝)、ヤマハスタジアム記者会見室で「2022新体制発表記者会見」を行いました。
- ※ドゥドゥ選手、リカルド グラッサ選手は、来日前のため会見を欠席しております。
代表取締役社長 小野勝
皆さん、あけましておめでとうございます。本日は、ジュビロ磐田の新体制発表記者会見にご参加いただきありがとうございます。昨年J2を優勝することができて、今年からJ1に復帰して一から新しいシーズンをスタートさせると。そういう形で今シーズンを戦ってまいります。
まず、今年のクラブスローガンを発表したいと思います。今年のスローガンは、『Go Beyond 突き進め!!』です。デザインを見ていただきますと分かりますように、ブルーの一つの輪が非常にアグレッシブに表現されているのですが、このブルーのドットの一つひとつがジュビロの選手であり、スタッフであり、サポーターの皆さんであり、スポンサー企業、ホームタウン、それぞれの力を結集して、この1年全てのことに対して突き進んでいきながら、超えて行くんだ今のジュビロを、というメッセージを込めています。期待を超え、想像を超え、限界を超え、そういう我々のメッセージをこのスローガンのデザインと言葉に込めています。
そういう形で、今年は待ち望んだJ1のステージに戻ります。ホーム開幕戦は、皆さんもお待ちになられているダービーです。非常に強い意識を持って我々は戦って参りますので、今年1年間、色々な形でのご支援、ご協力をよろしくお願いいたします。
鈴木秀人 トップチームマネジメント部長
こんにちは。トップチームマネジメント部長の鈴木です。よろしくお願いします。
伊藤彰 監督
皆さんこんにちは。今シーズン監督に就任しました伊藤彰です。どうぞよろしくお願いいたします。この就任にあたりまして、小野社長をはじめとする関係者の皆様方、本当にありがとうございます。そして、ファンサポーターの皆様、スポンサーの皆様に感謝したいと思います。本当にありがとうございます。
今シーズン、私に託された仕事としましては、いま小野社長が言いましたように、先シーズン圧倒的な力を誇った、このジュビロ磐田、そしてJ1昇格をしたジュビロ磐田を継続していくと。これはしっかりやっていかないといけないと思っています。そして、今シーズンはしっかりと残留するということはもちろん、数年でACL争い、そして強いジュビロ、タイトルを意識したジュビロ、というものをしっかり作り上げていきたいなと思っています。そのために、私の力、そして情熱をこのチームに注いでいきたいなと思っています。
今シーズンもコロナ禍の中で、感染症対策など大変な時期になると思います。しかし、このヤマハスタジアムにファンサポーターの方に多く足を運んでいただいて、そして我々スタッフ、そして選手、クラブと共に一緒に戦っていきたいなと思っております。今シーズンはより多くの勝ち、喜びを掴み取って、それを皆様と分かち合っていきたいなと思っています。どうぞよろしくお願いいたします。
FW/9 杉本健勇 選手
こんにちは。はじめまして。浦和レッズから移籍してきました杉本健勇です。まずジュビロ磐田でプレーする機会を与えていただいたことに感謝いたします。死ぬ気で頑張ります。よろしくお願いします。
FW/18 ジャーメイン良 選手
こんにちは。横浜FCから移籍してきましたジャーメイン良です。名門のジュビロ磐田がJ1でもう一度ジュビロの時代をつくる、その助けになれたら良いです。頑張ります。よろしくお願いします。
GK/24 梶川裕嗣 選手
こんにちは。はじめまして。横浜F・マリノスから移籍してきました梶川裕嗣です。タイトル獲得に向けて自分の力を全力で発揮してチームに貢献したいと思います、よろしくお願いします。
DF/26 袴田裕太郎 選手
こんにちは。横浜FCから移籍してきました、袴田裕太郎です。ジュビロ磐田に加入するという小さい頃からの夢を、一つ叶えることができて非常に嬉しく思います。自分の持っている力を最大限発揮していきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
MF/31 古川陽介 選手
こんにちは。静岡学園高校から加入しました古川陽介です。ジュビロ磐田という歴史のあるクラブに加入できたことを誇りに思います。一日でも早く、このチームの力になれるように頑張ります。よろしくお願いします。
MF/32 黒川淳史 選手
こんにちは。大宮アルディージャから移籍してきました黒川淳史です。まずはこのようなご縁でジュビロ磐田でプレーすることができ、嬉しく思います、僕の力を少しでも多くこのクラブに還元したいと思います。よろしくお願いします。
MF/38 藤原健介 選手
こんにちは。今季ジュビロ磐田U-18からトップ昇格することになりました藤原健介です。親しみのあるこのクラブで、プロキャリアをスタートできることを嬉しく思います。一日でも早く、チームの力となれるように頑張りたいと思います。よろしくお願いします。
質疑応答
――鈴木部長に質問です。昨年、新体制の場で補強の点数を伺ったところ、「120点」だとおっしゃっていました。結果J1昇格、J2優勝を果たしました。今年の補強に関して点数をつけるなら何点でしょうか?
鈴木部長:
昨年そういう質問を受けて120点と答えましたが、結果120点以上の補強だったと思っています。ただ、細かい数字を言うと色々と面倒くさいことになるので(笑)、今回は細かい数字は言いませんが、ここにいる選手はそれぞれ特徴があって、即戦力であったり将来的なものも含めて、非常に満足した、大満足の補強だと思います。
――伊藤監督にお伺いします。昨シーズンまで同じJ2のカテゴリーで戦っていましたが、ジュビロはどのように見えていましたか?
伊藤監督:
昨シーズンはヴァンフォーレ甲府で監督をさせていただいていたのですが、正直言いまして、ジュビロには勝てないなと。ここでお話しして良いのかは分かりませんが、本当に個の能力と組織力と、全てにおいて昨シーズンのヴァンフォーレ甲府よりも上回っていたと。そういうチームだなと思いますし、本当にこのチームで指揮をさせていただくこと、凄く喜びと感謝でいっぱいです。
――良い形でバトンを受取ることになったと思いますが、伊藤監督らしさはどのように出していきたいとお考えですか?
伊藤監督:
そうですね。細かなことを言い始めると色々なことがあると思いますが、昨シーズンはやはり、得点力というのは素晴らしいチームだったと思います。ただ、本当に優勝するにあたって失点数が多かったということ、ここは今シーズンJ1で戦う上で、もっともっと圧倒的に強いチームが来る中で、守備のところの構築と継続性というところ、ここはしっかりやっていかなくてはいけないかなと思っています。
――伊藤監督にお伺いします。監督が掲げるサッカーの中で、後ろからボールを繋いでいくサッカーというものがあると思います。そのサッカーをジュビロでも再現するのか、これから目指すサッカーを教えてください
伊藤監督:
昨シーズンもジュビロ磐田は、僕が考えているようなサッカーをしていたと思います。ポジショナルプレーというか、相手の立ち位置だったり、優位性でしたり、能力だったり、そういった力を駆使しながら昨シーズン戦ってきたチームだと思っています。ですので、それをしっかり継続しつつ、そこに僕の少しのエッセンスを加えて、攻撃的なチームを作っていきたいなと思っています。
――選手一人ひとりにお伺いします。自分の特徴と、どんなプレーを見せていきたいですか?
ジャーメイン:
自分の特徴はスピードと左足なので、そこをゲームで出していけたら良いかなと思っています。
梶川:
自分の特徴は足元だったりビルドアップに関わるところだと思っていますが、やはりGKなのでシュートストップのところを見て欲しいです。
杉本:
高さであったり、ポストプレー、何より求められているところはゴールだと思うので、そこを見せられるように頑張ります。
袴田:
自分の特徴は粘り強い守備と左足のキックです。左サイドからそういうプレーを発揮できれば良いなと思います。
古川:
自分の特徴はドリブルからのチャンスメイクでだったり、ゴールです。それをゲームで活かしていきたいと思います。
黒川:
自分の特徴は、ゴール、アシスト、そして走力です。
藤原:
自分の特徴は、キックの精度やゲームメイクの部分なので、そういうところを試合で出せればなと思います。
――ジュビロ加入を決めた理由と、今季の個人的な目標や数字的な目標をそれぞれ教えてください
ジャーメイン:
昨シーズンJ2で圧倒的な強さだったジュビロが、もう一度J1に戻ってきて、J1に定着して優勝争いをしていく、そういうチームになっていく、そのためにオファーをしてくれたと思うので、その期待に応えたいなという思いでオファーを受けました。目標としては、チームの勝利に貢献することが全てですが、その中でFWなので二桁得点を目標として、結果にこだわってやるのが一番チームに貢献できると思うので、そういう目標を持って頑張りたいと思います。
梶川:
やっぱり昨シーズン見ていて、攻撃的なサッカーをするチームだと思っていました。僕の特徴もそういうところでよりマッチングすると思うので、そこを出していきたいなと思いオファーを受けました。数字としてはもちろん全試合出場を目指して、無失点試合というのもGKなのでよりこだわっていきたいなと思います。
杉本:
ジュビロ磐田のスタイルが自分に合うと思いましたし、ほとんど直感で決めたという感じですね。数字はあまりいつも決めないので、特にないですけど、チームの目標に向かって頑張りたいと思います。
袴田:
僕は小さい頃からジュビロ磐田でプレーすることを夢見てサッカーをやってきていたこともあったので、このタイミングでオファーをいただけたことは僕自身凄く嬉しくて、即決でジュビロでプレーすることを決めました。今シーズンの目標としては、30試合以上出場できるように、そしてDFラインの選手として少しでも少ない失点で抑えられるように頑張りたいと思います。
古川:
僕は高校時代から静岡に来て静岡学園に入ったのですが、静岡で育ててもらって、その静岡のジュビロ磐田というチームからオファーをいただいたので、すぐに決めました。今年の目標は、まず身体作りからしっかり取り組んで、デビューすることが目標です。
黒川:
僕が決めた理由は、直感がほとんどですが、イメージして凄くワクワクしました。数字としては、J1で戦うのは自分自身ほとんど初めてですが、二桁得点を狙いたいと思います。
藤原:
自分は磐田市で生まれて磐田市で育ったので、小さい頃から夢はジュビロ磐田でプレーすることでした。トップチーム昇格を伝えてもらったときは、真っ先にお願いしますと伝えました。まずはリーグ戦に出場することを目標にやっていきたいと思います。
――伊藤監督にお伺いします。ジュビロで指揮を執るにあたって、今一番楽しみにしていることは?
伊藤監督:
本当に今、全てのことが凄く楽しみです。その中でも、J1という舞台で強いジュビロというものをアピールするために、攻撃力というところでしょうか。昨シーズンJ2で圧倒的な攻撃力で昇格をしたチームですから、そこを継続しつつ、魅力ある攻撃というものを今シーズンも見せることができればと思っているので、そこが一番ワクワクするところかなと思います。
――伊藤監督にお伺いします。ルキアン選手が抜けたところをどのように補っていきたいですか?
伊藤監督:
昨シーズンはルキアン選手に僕も本当に悩まされましたし、素晴らしい選手だと思います。ただやはり、鈴木秀人さんと色々話しながら、補強の部分でも素晴らしい選手たちを補強してくれましたし、僕自身が一人のストライカーに頼るというよりも、チーム全体でしっかり構築しながら点を取っていく、そういうチームにしていきたいと思っています。その中で一人のストライカーが15点、20点と取ってくれることが素晴らしいことだと思います。そういう意味では、ルキアン選手が抜けた穴というのは今いる選手たちがしっかりカバーしてくれるのかなと思っています。
――小野社長にお伺いします。伊藤監督を招聘した理由を教えてください
小野社長:
ご存知の通り、昨年のチームを作り上げてくれた鈴木政一さんがシーズン終盤に体調不良となり、チームとしてどうするのかというときに服部年宏さんがそこを引き継いでくれて、本当にチーム一丸となって戦ってきました。その後、強化部と議論しながら、J1に上がることが決まったときに、どういうステップで次の監督を考えるべきなのかと。もちろん色々なことをテーブルに上げて議論した中で、この1年半、政一さんがこのチームを作ってきてくれたジュビロの土台、これをまず大事にしようと。そしてジュビロがやっていくべきサッカーというのは、昨年の終盤戦あたりから非常に良い形ができつつあるねと。そのチームの形をどうやって次のJ1のステージに持ち上げていくのかというところで、強化部を中心に色々なことを検討してきました。そのときにキーポイントになったのが、そのDNAを引き継ぎながらもう一歩上手く上積みしてくれる監督というのは、どういう監督なのかということでした。その候補に、たった一人ですが完璧に上がったのが、伊藤監督でした。ですから、伊藤監督が一番このジュビロのサッカーを次に発展させていくのにふさわしい、という確信のもとでお願いに至ったというのが経緯です。