岩手の子供たちを招待
今年も被災地の子供たちを磐田市の協力のもと(共催:磐田市協力:ジュビロ磐田推進協議会)、ご招待させていただきました。
山田町、大槌町、野田村の小学生とその引率の方71名。
まずは大槌町、野田村のみんなが掛川駅に到着しました。
早朝に役場を出発し、途中新幹線が止まるトラブルで1時間ほど遅れての到着。
長い長い道のりでしたが、子供たちは元気です。
最初に寄ったヤマハ発動機コミュニケーションプラザでは、時間がなくて回れなかった工場のVTRを見た後バイクなどの展示を見学しました。
バイクや釣りなどの体験できるコーナーでは男の子たちが夢中になって遊んでいました。
夕食後は選手のサイン入りグッズがもらえるビンゴ大会や、花火大会などでまだまだ元気に夜を過ごしました。
山田町の子供たちは、こちらも新幹線が止まったり、降りる駅を間違える子がいたりと到着が真夜中となり大冒険で始まった初日でした。
2日目、「スポーツクラブたはら」で市内の小学生とサッカーで交流をしたあと、大久保練習場で選手たちとご対面しました。
最初に高比良社長より歓迎の挨拶の後、子供たちの代表から挨拶がありました。
大槌サッカークラブのキャプテン阿部大輝くんから「僕たちのチームの8割以上の仲間が仮設住宅で暮らしている。すべてのものを失い、さっきまで通っていた学校も失った。でもこうして大好きなサッカーを続けることができるのは世界中のサッカーファミリーのおかげ。」同じく大槌サッカークラブの久保美優さんは「私がサッカーを始めたきっかけの大好きな父は震災の日、消防活動をして二度と帰ってくることはなかった。それでもサッカーを続けてこれたのは家族を失っても帰る家がなくなっても明るく楽しいチームの仲間がいるから。お母さんを失い妹弟3人いるのに一生懸命プレーする私より小さな仲間もいる。いろんな人たちからの支援のおかげ。」そして「これから先も明るく楽しいサッカーを続けること」を約束して、選手たちに励ましのエールを送ってくれました。
その言葉に山田選手が「みんなにパワーをもらいました。最後まであきらめることなくがんばる姿をみんなにみせたい。これからも前向きに家族や仲間を大切にしてください。」と答えました。
その後は町ごとに選手たちと集合写真を撮り、ハイタッチをしてサイン色紙をプレゼントしました。
まだまだ照れている子や、元気に選手たちのところに駆け寄る子など、選手たちは暖かい眼差しで受け入れていました。
そして練習場が子供たちに解放されました。
恵まれた芝の上でサッカーをする環境ではない子供たちは、ふわふわの芝の感触を味わい、ミニゲームなどで選手たちとのわずかな時間を楽しんでいました。
スタジアムに着くとまずセレモニーの練習をしました。
ヤマハスタジアムの杮落としのセレモニーという大切な役割を担うとあって、みんな真剣です。
そしてセレモニーに参加するレジェンドたちと一緒に記念撮影をしました。
子供たちが産まれる前に活躍していたスキラッチですが、事前にビデオで見事なシュートシーンなどの活躍を見ていた子供たちは偉大なストライカーにサインや握手を求めていました。
少し休憩をとっていよいよセレモニー本番です。
みんな一緒だから緊張はしないって言っていましたが、リハーサルの時と違うたくさん観客の入ったスタジアムを見て驚いたようです。
セレモニー後はみんな楽しかったと笑顔で帰ってきました。
さあ、あとは試合観戦です。
試合後、子供たちからチームに届けられたTシャツです。
「あきらめない強さ」。
みんなから改めて教えてもらった気がします。
3日目。
あっという間に帰る時間になってしまいました。
みんな磐田市やジュビロなどからもらったお土産に加え、岩手に残る家族や友達に買ったおみやげを合わせ、大荷物で集合しました。
無事に乗換えができるか心配ですね。
また、長い長い道のりでの帰路になります。
暑い中、ハードなスケジュールで心配しましたが、みんな元気で過ごすことができました。
感想を聞くと「とっても楽しかった!」と、どの子も元気に答えてくれました。
みんなのパワーをもらいました。
磐田のみんなも、ジュビロのサポーターもみんなを応援しています。
この思い出を忘れないで、がんばってください。
この事業の費用に充てるため「東日本大震災復興支援チャリティーオークション2013」を9日12時まで開催しております。
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