6/6 トップチームトレーニング
6月6日(水)10時よりヤマハ大久保グラウンドでトレーニングを行った。
この日の練習場は晴れ。
練習の始まりと同時に上空の雲は流れ、色鮮やかな青空へと変わった。
気温も急激に上昇。
今季一番と言っていいほどの暑さとなり、選手たちはこまめに給水しながらトレーニングを進めていった。
夏へ向けて気温が上がり始めるこの時期は特にタフさを要求されることになるが、強いフィジカル、メンタルで乗り越えるぞ!
この日も4対4など数種類の対人形式のトレーニングを行い、今週末のヤマザキナビスコカップ・川崎フロンターレ戦(アウェイ)へ向けて調整を進めていった。
4対4の練習はコーチングスタッフがコート脇でホイッスルを鳴らし、コート中央へボールを投げ入れたところで始まる。
両ゴール前にスタンバイした選手たちはホイッスルと同時に勢いよく前方へ飛び出し、ボールを狙う。
選手たちの“貪欲さ”がダイレクトに出るシーンであり、この瞬間の緊張感は特に張り詰めたものとなる。
ボールを正確にコントロールし、前線へフィードする菅沼駿哉。
後方でのコーチングでディフェンス面をリードすると共に的確なサイドチェンジなど配給面でも存在感を発揮。
代表でチョ ビョングクがチームを離れており、今週末のカップ戦は必然的にセンターバックに“空き”が生まれることになる。
背番号22のみならず複数の候補者がいるが、どの選手が等々力のピッチに立つことになるか!?
スルーパスに反応し、相手の背後へ走り込む菅沼 実。
ボールに積極的に絡み、常にシュートを意識したアグレッシブなプレーで相手ゴールへ迫る。
守備面でも手を抜かず、献身的なプレスも見せていた。
前線のポジション争いも依然として激しい。
タイプの異なるアタッカーがしのぎを削っている状況だが、森下仁志監督は今週末のカップ戦でどの組み合わせをチョイスするか!?
サイドでボールを持ち、中央へドリブルで切れ込む山本康裕。
配給力に優れた背番号23はスピードにも定評がある。
この日のミニゲームでも中盤でつなぎ役となりつつ自ら仕掛けるアグレッシブなプレーも見せた。
アウェイでのカップ戦へ向けた調整は2日目を終了。
しばらく公式戦から離れているサックスブルーだが、連日のハードな練習が“実戦感覚”を忘れさせていない。
残り2日間の調整で心身をベストな状態とし、勝利のためだけに敵地へ乗り込むぞっ!
この日の練習後、静岡県警察本部 刑事部組織犯罪対策局 組織犯罪対策課の松浦 靖さん(静岡県警部)にお越しいただき、クラブハウス内で2011年8月1日より施行されている『静岡県暴力団排除条例』に関する講習会を行いました。
Jリーグとしても20回目のリーグ開幕に先だち、Jクラブ全40クラブ、Jリーグ担当審判員、一般社団法人日本プロサッカー選手会と合同で暴力団等排除宣言を実施しています。
選手たちは誰もが安全にスポーツの観戦やプレーを楽しめる環境を守り、育むことを念頭に置きながら真剣に耳を傾けていました。