5/31 トップチームトレーニング

練習レポート

5月31日(木)10時より午前練習、15時30分より午後練習を行い、この日もタフな2部練習で汗を流した。 選手たちは室内トレーニングやジョギングなど1時間ほどで午前練習を終え、午後からは対人形式のトレーニングなどボールを使ったメニューを行った。 午後練習の冒頭に行ったのは昨日同様、グループでのパス練習。 ピッチ上には昨日に続きFK練習用の人形がいくつもセットされた。

選手たちはグループ間で呼吸を合わせながらコート内でパスをつないでいく。 森下仁志監督は“半歩”のポジショニングまで突き詰めることを選手たちに要求。 ボールが転がるたびにボールサイドの選手のみならずグループ間で一体となった動き出しが見られた。

パス練習で正確なインサイドキックを連発するロドリゴ ソウト。 先発した前節・大宮アルディージャ戦(5月26日)では持ち前のディフェンスで相手の攻撃を封じ、積極的な攻撃参加から前半の前田遼一のゴールを呼び込んでいる。 アピールを続ける背番号6、U-23日本代表のフランス遠征を終えすでにチームに合流している山本康裕らが繰り広げるボランチの定位置争いはこの中断期間の焦点の一つとなる。

パス練習の次に行ったのはスモールコートでの3対2。 4コートに分けて行い、インターバルを挟みながら短いセットを繰り返していく。 ボールがコート外へ出た場合はコーチングスタッフのボールからリスタート。 コーチングスタッフ、そして選手たちの声がピッチに響いた。

午後練習を締め括ったのはフルコートのゲーム(3本)。 赤チームの前線に並んだのは金園英学と山崎亮平と2トップ。 山崎亮平が“キックオフゴール”を狙うなど終始ゴールに貪欲な姿勢を見せた。 今季は共にシーズン前の負傷で序盤戦の欠場を余議なくされたが、復帰後ここまで順調にコンディションを上げてきている。 もちろんエース・前田遼一はチームに欠かせない存在ではあるが、重量感溢れるこの2トップも公式戦のピッチで見てみたい。

赤チームの前線にはペク ソンドンも入った。 スペースへのフィードに対して俊敏な反応を見せ、トップスピードのままハイジャンプ! 難易度の高いボールをマイボールにする全身のばねは圧巻の一言・・・。 ゴールこそなかったが、随所にきれのある動きを見せていた。

前線に強力なアタッカー陣が揃った赤チームだったが、この日の紅白戦で結果を残したのは青チームのこの男。 1本目の終了間際にロドリゴ ソウトのクロスをニアサイドで豪快に合わせると、3本目も終了間際にゴールネットを揺らし、この日の紅白戦の主役に。 前線の競争の激しさを物語るゲームとなった。

全体練習を終え、クールダウンに入る選手たち。 午後練習を終えたのは18時前。 2時間半を越えるハードなトレーニングを終え、さすがに疲労の色は隠せない。 ただし、この積み重ねがチームの自信につながっていることは間違いない。 5月最後のトレーニングも充実したものにすることができた。

全体練習が終わり、用具を片付けるスタッフ陣。 選手たちがクラブハウスへ戻り、静まり返ったグラウンドで黙々と作業を続けていた。 連日、ピッチ内外でトレーニングをサポートするスタッフ陣も一緒に戦っている! この先もチーム一丸となってタフなトレーニングを乗り越えていきたい!