1/29 『2012 ジュビロサポーターズコレクション』(後)
会場に児童のみなさんの美声が響き渡りました。
指揮者は山田大記選手が務めました。
静岡県出身のアーティスト・スズキコージさんが青い球体に豪快なペイントを施していきます。
アシスタントは櫻内 渚選手と木下高彰選手が務めました。
選手が観客席に散らばり、ドラムのリズムを共有することでステージ上の球体にパワーを送ります!
新指揮官に順天堂大の同級生・名波アドバイザーが迫りました!
名波:よろしくお願いします!僕と森下監督は今年40歳の同級生ということで、中学生からの付き合いですし、順天堂大学で共に学び、ジュビロ磐田で一緒にプレーしたということで縁の深い男ですが、まずは、監督のオファーを受けた時はどんな気持ちでしたか?
森下:自分でいいのかと言うか。ただ、選手・指導者として8年間お世話になり、やはりそうやって言っていただけることに“男気”を感じましたし、やらせていただきますと。
名波:2005年に現役引退して、6年間ユースやトップチームのコーチを務めたわけですが、何が難しかったですか?
森下:指導者になって一番難しかったのは1時間から2時間、ずっと立っているというところで(笑)
名波:特にこの時期はね(笑)
森下:自分は動いてなんぼ、という選手だったし、止まって立っているのが逆に一番しんどいですね(笑)。あと最初、育成をやらせてもらったので、夜寒い中、こんなに大変なのかなって(苦笑)
名波:その中で影響を受けた指導者は?
森下:ジュビロに来させてもらったのが31歳ということで、選手としてはもちろんですが、ジュビロのサッカーを学びたいという気持ちもありましたし、育成から始まり去年の柳下さんまで関わった全ての指導者の先輩方に影響を受けました。
名波:みなさんも気になると思いますが、今シーズンの戦い方は?どんなサッカーを見せてくれますか?
森下:やはりどういう相手でも自分達が主導権を握れるようにボールを支配して、ゲームをコントロールできるようにと。やはり、ボールを動かしながらもゴールを忘れずに全員が動いていけるようなサッカーをできればと。
名波:昨日(1/28)の練習試合ではいろいろなシステムを試していたと思いますが、軸として考えている部分は?
森下:昨日の練習試合はトレーニングの一環と言うか、ひらめきと言うか(苦笑)。選手がどうやって動いてくれるかと。
名波:個人的に気になるのですが、コーチの時と監督になってからではトレーニング外ではどんな違いがありますか?例えばコーチだったら映像分析するとか、監督だったら全体のメンバーを動かしていくとか、違いはありますか?
森下:やはり一番違うのは、自分が選手のその時の状態を見て次に何のトレーニングをすればいいのかという部分です。もうそればかりで。家に帰ってもそんなことばかり考えていて、家庭内の会話が減ったことが悩みかなと(苦笑)
名波:子ども3人いるしね(苦笑)。それから、これもみなさんが気になっていた点だと思いますが、前田と駒野が残留ということで、(会場から)拍手も出ていますが、監督としてこのビッグニュースをどう受け止めていますか?
森下:監督の立場とすれば、本人達を前にして言うのはあれですが、こんなにありがたい話はないです。ただ、あの年齢になってあの二人がヨーロッパから注目されるという部分で、二人とも18歳でプロに入り、野球のフリーエージェントではないですけど、ここまで頑張った結果だと。それは素晴らしいことだと思います。ジュビロにとっては本当にありがたい話ですし、一緒に戦えることは嬉しいですね。
名波:それを含めてクラブの“力”ということですよね。
森下:そうですね。やはり選手あってのチームだというスタンスを忘れずにやっていきたいです。
名波:時間がおしているので最後の質問になってしまいますが、今シーズンの抱負をお願いします。
森下:(イベントの)冒頭、ACL出場と出ていましたが、やはりACL自体を目指していたらそこまで行かないと思うので、やはり目の前の試合を全部勝つということ。それから選手が充実した一年になるように、そして、サポーターのみなさんがそういった選手達を見て充実してもらえるようなシーズンにできればと思います。
名波:みなさん、練習場へ来ていただければわかると思いますが、昨シーズンとは打って変わり、運動量がとてつもなく多くなって、選手達は非常にハードな日々を過ごしていますよね。
森下:選手の運動量は増えていますが、僕の声が持つかなと(笑)。昨日も試合を黙って見てようかなと思ったんだけど、3分くらいでしたね(笑)。
名波:わかりました(笑)。それでは今シーズン、森下監督率いるジュビロ磐田に期待してください!よろしくお願いします!
森下:よろしくお願いします!
プーマのアパレルウェアを着た山田大記選手が登場!
2012シーズンソング「必死マン」を含めた3曲をエネルギッシュに歌ってくれました!
みなさん、こんにちは。今日は本当に多くのサポーターのみなさんが集結され、2012年のジュビロ磐田の出陣式が盛大に開催されることを嬉しく思います。昨年の8位というのはどう考えても物足りないな、というのがみなさん共通の思いだと思います。今年は森下新監督を迎え、新たに11人の選手のみなさんが加わり、新生・ジュビロとしてぜひ優勝を果たしていただきたいですし、私たちも応援していきたいと思います。 先日、恒例の秋葉山へのご祈願をされたということですが、今日はそれをさらにバージョンアップさせるためにこんなものを持って参りました。これ(写真)は「出世城パワーカード」と言いますが、これを後ほど監督にお渡ししたいと思います。今、これが爆発的に売れ始めているということですが、みなさん、浜松城が“出世城”と言われていることはご存じですか?浜松城は家康公が17年間若い頃にこころ拠点にして、天下取りの礎を築きました。信長公と一緒にここで連係して天下を取りに行ったということで、大変縁起のいい場所です。江戸時代は浜松城の城主をすると江戸に帰ってみんな出世をしました。ですから、浜松城は大変縁起のいいお城ということで“出世城”と言われています。これから浜松城を出世のパワースポットとしてアピールしていければと思っています。浜松城へ来れば出世が望める、ということで浜松城を浜松市として大いにアピールしていければと思っていますし、サラリーマンの聖地は浜松城だと大いにアピールしていければと思っています。その一環として、今これ(写真)は浜松城の指定管理をやっていただいている遠鉄さんが作ったのですが、発売と同時に爆発的な売り上げだそうです。これを持っていれば今年度は優勝間違いなし、天下を取れるということで、これをぜひ監督にお渡しし、家康公と共に浜松市も大いにジュビロを応援したいと思います。どうぞ、優勝を目指して頑張ってください! 続いて飯田正人 磐田市教育長が挨拶しました。
※渡部 修 磐田市長はインフルエンザのため欠席となりました。
こんにちは。磐田市教育長の飯田でございます。本日は渡部 修 磐田市長がジュビロ磐田・出陣式の出席を本当に楽しみにしておりましたが、残念なことにインフルエンザにかかり・・・(会場内どよめく)、出席できなくなってしまいましたので・・・(苦笑)。申し訳ありませんが、代わりまして出陣式のお祝いの言葉を述べさせていただきます。また、市長は皆様にくれぐれもよろしくお伝えくださいと申しておりました。 ジュビロ磐田の選手のみなさん、全ての関係者のみなさん、昨年Jリーグで私たちを大いに熱く燃えさせていただきましたことに心から感謝申し上げます。また、磐田市主催、あるは団体のイベントに積極的に参加してくださり、大いに盛り上げてくださいましたことを重ねてお礼申し上げます。さらにはアジアカップ、オリンピック予選で活躍されていますことを大変お喜び申し上げます。とりわけ磐田市ではジュビロ磐田の選手会の皆様による小学校へのサプライズ訪問があり、子どもたちに『私たちの学校へ来て元気を与えてくれるジュビロ磐田の選手のみなさん』という気持ちが沸いてきています。また、うちの学校へ来てくれる選手のみなさんを応援したいという気持ちで昨年の5月に実施いたしました小学5、6年生のスタジアムでの一斉観戦ですが、この大イベントにつきましては株式会社ヤマハフットボールクラブさんの全面的なご協力と、Jリーグさんのご理解、そして関係者のご努力によるものと、磐田市としまして、また教育委員会としまして心からお礼申し上げる次第です。今年も一斉観戦を続けたいと磐田市としても考えているところでございます。どうぞ宜しくお願い申し上げます。 さて、今季へ向けた選手のみなさんの布陣も固まったとお聞きしています。3月の開幕に向け、鹿児島のキャンプからいいスタートが切れますよう祈念申し上げます。子どもが学校にあるジュビロ磐田の勝敗表を気にしております。そして、磐田市民が皆ジュビロ磐田を応援し、熱いプレーに惜しみない拍手をお送りいたします。結びになりますが、森下仁志監督の下、ジュビロ磐田の大いなるご活躍と力強く出陣されますことを祈念申し上げ、お祝いの言葉とさせていただきます。 出陣式を締め括ったのは森下仁志新監督!
ランウェイに並んだ選手一人一人と握手し、マイクがセットされたサブステージへ向かいます。
挨拶する森下仁志新監督。
今日はこのようなたくさんの方に来ていただき、ありがとうございます。また、このような熱いステージを作ってくれたスタッフのみなさん、ありがとうございました。
昨日まで2週間監督という立場でやらせていただき、昨日は練習試合が終わってクラブハウスから家へ帰る車の中でふと思ったことがありました。この2週間、選手は試合じゃないか、というぐらいの高い集中力でハードなトレーニングをしてくれました。また、スタッフも多くの犠牲を払いながら、チーム・選手のために夜12時を越えるぐらいまでみんなのために働いてくれていました。やはり、そのみんなの思いが昨日の試合で出たのではないかと思うことができました。まだ全員揃っていませんがこの素晴らしい選手達、そして素晴らしいスタッフとここまでの2週間の思いを一年間持ち、また、みなさんに対して常に感謝の気持ちを持って一年間前進していきたいと思います。ぜひ熱いサポートを宜しくお願いします。本日はありがとうございました。
この日は2300人ものサポーターの皆様にご来場いただきました。
ご来場、誠にありがとうございました!
2012年シーズンも共に戦っていきましょう!